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そもそも「優しさ」ってどういう意味?
「優しさ」とは、一体どのようなことを表す言葉なのか改めて確認してみましょう。
「優しさ」とは
辞書的な意味としてまず一番に浮かぶのは「他人に対しての思いやりがあり、情がこまやかであること」「性質が素直でしとやか、温厚なこと」ではないでしょうか。主に人の性格を表現する時に用いられます。
また「姿や様子が優美で上品なこと」や「刺激が少ないこと」なども「優しい」という言葉で表現することができます。たとえば「地球に優しい○○」や「肌に優しい化粧品」などの文言を耳にしたことがあるでしょう。
【優しい】
(1)姿・ようすなどが優美である。上品で美しい。「―・い顔かたち」「声が―・い」(2)他人に対して思いやりがあり、情がこまやかである。「―・く慰める」「―・い言葉をかける」
(3)性質がすなおでしとやかである。穏和で、好ましい感じである。「気だての―・い子」
(4)悪い影響を与えない。刺激が少ない。「地球に―・い自動車」「肌に―・い化粧水」
(5)身がやせ細るような思いである。ひけめを感じる。恥ずかしい。「なにをして身のいたづらに老いぬらむ年のおもはむ事ぞ―・しき」〈古今・雑体〉
(6)控え目に振る舞い、つつましやかである。「繁樹は百八十に及びてこそさぶらふらめど、―・しく申すなり」〈大鏡・序〉
(7)殊勝である。けなげである。りっぱである。「あな―・し、いかなる人にてましませば、味方の御勢は皆落ち候ふに」〈平家・七〉
(小学館 デジタル大辞泉より)
【質問】あなたの周りに「本当に優しい人」はいますか?
みなさんの周囲に「本当に優しい」と思う人はいますか。女性100人にリサーチしてみました。

・いる…42.5%
・いない…57.5%
※アンケートは30〜45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
周囲に本当に優しい人が「いる」と答えた人は42.5%でした。その人のことを、”本当に優しい”と思えたのはどんな理由からでしょうか。体験談をご紹介します。
その人を「本当に優しい人だな」だと思った理由は?
・夫。私の失敗やミスも大丈夫、大したことないよと受けとめてくれる。絶対に私を責めない。感謝しかない(30代・京都府)
・相手の立場に立って考えてくれる(子どもが熱を出して休むときなど)ので、急な休みのときもこちらが気を遣わないような対応をしてくれる(30代・愛知県)
・ときには厳しく、ときには甘やかしてくれて、自分を成長させてもらえる人(30代・島根県)
・人のことは悪く言わない、特定の人に限らず全員に優しい謙虚(30代・愛知県)
「本当に優しい人」って、どんな人?
「優しさ」をもつ人の特徴を見ていきましょう。自分に足りない部分を補うことで「本当に優しい人」に近づくことができるかもしれません。
相手の気持ちを考えられる
自分のことだけではなく、常に相手の立場を想像して物事を考えられる人。自分以外の人がどのように思うかを考えられる余裕が「優しい人」のもつ第一の特徴でしょう。自分本位で相手が嫌がることや不快に思うことは、決してしません。人の心の動きや表情を見逃さず、さりげなく気遣ってくれたり、助け舟を出してくれることもあります。
話をしっかり聞く
自分が話すことよりも、聞き上手の人が多いようです。話しを途中で遮ったり批判をせず、相槌を打ちながら共感してくれるので、「この人に話して良かった」と思わせる安心感があります。ただ聞くだけ、肯定するだけのイエスマンではなく、相手にとって必要だと思う時には、的確な意見を言ってくれるクレバーさもあるのです。
人の幸せを喜ぶ余裕がある
日常や人生の節目の嬉しい出来事を、自分のことのように喜んでくれる共感力があります。相手の気持ちになりお祝いしてくれる素敵な人が多いでしょう。喜ばしいことだけでなく、困っている人に自然と手を差し伸べたり、悲しみに寄り添う距離感も魅力です。
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気分や相手によって態度を変えない
誰にでも感情に任せて怒ったり、不機嫌になったりしない安定感があります。物腰が柔らかく、いつも穏やか。乱暴な言葉を使わず、温厚な言葉選びをします。二面性がなく、不平不満や人の悪口を陰で言いません。意見があればダイレクトに伝えてくれます。
思いやりのアドバイスができる
肯定することだけでなく、必要だと思う場合には意見を言える軸があります。感情に任せず、否定的ではないアドバイスが上手なので人望があるでしょう。見てみぬふりをせず、良くないことは良くない、危険なことは危険と真実を伝えられる強さを持ち合わせています。
見返りをもとめない
自分自身への利益や見返りを求めないのが何より「本当の優しさ」からくる行動。自分自身も精神的に安定しているからこそ、他者を気遣える余裕を持っています。
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恋愛における「本当に優しい人」の特徴は?
恋愛シーンで「本当に優しい人」はモテるのでしょうか?特徴的な行動をチェックしてみましょう。
相手の気持ちを汲み取った愛情表現
パートナーのして欲しいこと、聞きたい言葉を察して、さりげなく言動にうつせる人。照れくさい愛情表現も、相手が求めていることを察して伝えたり、喜ばせるためのサプライズやプレゼントなどで表現してくれます。一人よがりであったり、自分本位でないのがポイントです。
きめ細やかな気遣い
自分のことばかりを話すのではなく、相手が聞いて欲しい時にはしっかり話を聞く姿勢。また相手が一人になりたいという時には不必要に干渉せず、傷ついたり心細い時にはそっと寄りそうなど、いつでも相手を慮った気遣いができます。
安心感で満たしてくれる
精神的に安定しているので、一緒にいることで穏やかな気持ちになれます。相手を攻撃したり、批判的なことを言わないので、有意義で平和な時間を楽しめるでしょう。お互いに成長することができて、ポジティブな関係を築くことができます。
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「本当に優しい人」になるための名言をご紹介
優しさに関する名言や格言には「本当に優しい人」になるためのヒントが含まれていそうです。いくつかご紹介します。
何よりも明らかなのは、自分のことを大事にすれば、ほかの人にだって「敬意」と「やさしさ」、そして「寛大さ」をもって接することができるようになる、ということだ。
心理学者であるナサニエル・ブランデンによる名言。上記でご紹介した特徴から分かるように、「優しい人」は精神的な余裕をもっています。人への「優しさ」を持つためには、まず自分を大切にすることが重要だという心理学者の言葉には説得力があります。
見返りなんか期待せず、周りの人にやさしさを無作為に与えましょう。大丈夫、いつか誰かがあなたに同じことをしてくれるから。
故・ダイアナ妃の言葉です。どのような状況であれ、見返りを求めずに人に奉仕することで、結果的に自分自身へ良い報いが巡ってくるとこと。「情けは人のためならず」に通じる格言です。
気をつかい合うってのも優しさだけれど、時には傷つけるのを覚悟で、ホントのことを言ってしまうことも優しさなんだよね。
放送作家や随筆家、タレントとして活躍された永六輔さんの金言の一つです。厳しくても本当のことを伝えられる「優しさ」。人生の先輩からの言葉には重みがあります。

心穏やかに、相手を思いやる気持ちを忘れずに
「本当に優しい人」というのは他者の評価であり、自分がそうだと言い切ることはなかなか難しいもの。一口で「優しい」といっても、どのように感じるかは受け止める人によって異なる場合もあります。とはいえ、どのような場面でも自分の心を穏やかに保ち、相手の気持ちを考えられる「優しさ」を忘れずに人と向き合っていきたいものです。



