目次Contents
「先だって」の意味をチェック! 読み方の正解は?
♦︎「先だって」の意味は?
まずは「先だって」の辞書に書かれている意味を見ておきましょう。
先達て(読み)サキダッテ
(出典:デジタル大辞泉/小学館)
さきごろ。先日。
他よりさきに出かけて。前もって。
つまり「この前」「少し前に」「先日」といったニュアンスがある、ややかしこまった表現です。
過去の出来事に対して触れるときに使われます。
♦︎「さきだって」と「せんだって」は、どちらが正しい読み方?
「先だって」は、「さきだって」と「せんだって」の2つの読み方があります。
つまり、どちらの読み方も間違いではありません。
ただし、実務上では「会議に先だって(さきだって)資料を作る」や「先だって(せんだって)ご指導いただいた内容に修正をしました」など、文脈によって使い分ける人が多い実態にあります。
♦︎「先だって」は敬語ではない
「先だって」は、丁寧に見えますが敬語ではありません。
ただし、「先だってはありがとうございました」などと敬語とセットで使われやすいので、丁寧な文脈で使われることの多い言葉です。
アラサーが「先だって」をビジネスで使うときの注意点

「先だって」はビジネスシーンで見聞きする言葉のひとつ。
正しく使えるよう、注意点を解説しましょう。
♦︎注意点1:硬すぎて浮く可能性に気をつける
「先だって」はOggi世代が口にすると、やや古風な印象を強める表現でもあります。
そのため社内のチャットやカジュアルなメール、同期など同世代でのやり取りで用いると違和感が出る場合も。
関係性やシチュエーションの温度感に気をつけながら、適切に使っていきましょう。
♦︎注意点2:多用しない
「先だって」は、何度も使うとよそよそしい印象が強まるだけでなく、形式的すぎる印象を醸します。
そのため、むやみには用いないほうが無難なフレーズです。
「先だって」の言い換え表現を3つのシーン別にマスター

「先だって」の言い換え表現は、複数あります。
関係性や場面によって、適切な言い回しを選んでいきましょう。
♦︎カジュアルな関係や社内でのやり取りなら… 親しみのある表現に
カジュアルな関係性や社内でのラフなやり取りならば「この前」や「前に話した件」などの口語を用いたほうが自然です。
親しみやすさを優先して言葉を選んでいきましょう。
♦︎一般的なビジネスメールなら… 自然な言い回しに
取引先などの外部とのやり取りのほか、先輩や上司との連絡など一般的なビジネスメールならば「先日」や「先ほど」「以前ご連絡を差し上げた件」などと、自然な言い回しが好まれます。
♦︎フォーマルな場面なら…「先般」が一般的
フォーマルな表現を強く意識したいシーンで「先だって」を使っても問題ありません。
もし同格な言葉での言い換えをするならば、公の文章やスピーチなどでは「先般(せんぱん)」を用いると、フォーマル感が強まります。
モヤモヤに回答!「先だって」に関するよくある疑問にアンサー

「先だって」にまつわる、ありがちなモヤモヤに専門家が回答します。
実務で迷ったときの参考にしてみてくださいね。
♦︎Q1.「先日」との違いは?
A1. 意味はほぼ同じです。
「先だって」も「先日」も、意味はほぼ同じ。
あえて違いを挙げるならば「先だって」のほうがやや古風で硬い印象を与えやすいのに対し、「先日」は現代的な響きです。
♦︎Q2. 目上の人に「先だって」と使っても平気?
A2. 使えますが、無理に使わないほうが自然です。
目上の相手にも「先だって」を使って問題はありませんが、実務シーンでは「先日」のほうが自然に聞こえやすいのも確か。
無理に使って違和感を生じさせるよりも、言いやすい言葉を用いたほうが◎。
♦︎Q3. 20代後半が「先だって」と言うと違和感ある?
A3. 場面次第です。
たとえば、チャットやカジュアルな会話で「先だって」と言えば浮いてしまうかもしれませんが、フォーマルな場で使うのならば自然です。
年齢よりも、シチュエーションで判断しましょう。
「先だって」は使う場面を選ぶ言葉
「先だって」は、丁寧でフォーマル感の強い言葉。
でも、きちんとした印象を与えやすい一方で古風すぎる雰囲気や、硬い印象から浮いてしまうなどの側面もあります。
Oggi世代の言葉選びでは、場面に合う表現を選びたいところ。
「先だって」は使う場面を選ぶ言葉と心得つつ、適切なシーンで用いていきましょう。
TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。
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