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「さしすせそ言葉」があれば会話の質が底上げできる♡
会話上手になるには、相手が話しやすくなる言葉を選ぶのもポイント。
その代表例が「さしすせそ言葉」です。
会話の“質”には内容よりも心地よさが評価されやすく、気の利いた返しや論理的な意見を出さずとも、話しやすさや会話のテンポが良ければ人間関係は円滑に進みます。
つまりビジネスシーンでの商談や雑談でも、さりげなく「さしすせそ言葉」が使えれば、コミュニケーションは今よりも底上げが狙えるというわけです♡
さっそく、具体的な「さしすせそ言葉」をチェックしていきましょう。
会話の「さしすせそ」を効果的に使うには?

せっかく「さしすせそ言葉」を使うなら、効果的に使っていきたいところです。
アラサーが心得ておきたいポイントとともに解説しましょう。
♦︎「さ」… さすがですね
「さすがですね」や「さすがだなと思いました」は、相手の努力や判断、物事の結果を肯定できる万能なフレーズ。
相手の承認欲も満たされ、人間関係の距離も縮まります。
アラサーが嫌味なく使うには「さすがですね」だけで使うよりも、背景や理由を添える言い方がおすすめ。
「その判断、さすがだと思いました!」など、ぜひ具体的な内容とセットで使ってみて。
♦︎「し」… 知らなかったです
「知らなかったです」は、話している相手を気持ちよくさせる聞き役の基本的なフレーズでもあります。
アラサー世代が使うとマウントにならず否定にもならないバランスがよく、会話が自然に続きやすいといったメリットがあります。
年上や物事に詳しい相手、語りたそうにしている人への効果は絶大。「知らなかった」は無知を表す言葉ではなく、むしろ相手への敬意を表す表現として用いてみて。
♦︎「す」… すごいですね
「すごいですね」は、相手の感情に寄り添う言葉です。
成果が大きい出来事に対してではなくても、本人が誇らしそうにしている、あるいは認めてほしそうな様子があるようならば、どんどん使っていきたいフレーズでもあります。
ただし連発をすると感情がこもっていないようにも聞こえやすいので、アラサー世代が使うならば“どこがすごいのか”について、ひと言でも添えると自然です。
♦︎「せ」… センスいいですね
「センスいいですね」は、相手の選択眼や価値観、美意識を肯定する言葉です。
服装や持ち物だけでなく、言葉選びや企画、発想についても使えます。
その人らしさを認める表現でもあるので、アラサーが口にしても嫌味になりにくいのもポイント。
「頑張ったんですね」「いいですね」などと言えば“上から目線”に聞こえそうなシーンでも、相手の“感覚”を素直に褒める言葉として使いやすいですよ。
♦︎「そ」… そうなんですね
「そうなんですね」には相手の話を一度そのまま受け取るニュアンスがあり、否定も同意もしないクッション言葉としても万能です。
意見が違っても使えて、なおかつ会話を止めない役割があるので、反論やアドバイスの前に挟むだけでも衝突を防ぎやすくなります。
アラサーが使うときには、投げやりに聞こえないよう丁寧な口調で伝えると◎。
会話の「さしすせそ」が逆効果になる瞬間もある

ところで「さしすせそ言葉」は万能ではあるものの、雑に使ってしまうと逆効果になるケースも散見されます。
筆者が実際に見聞きした事例を参照しながら、注意したいパターンを整理しておきましょう。
♦︎注意!:メリハリがなく連発
「すごいですね」 「そうなんですね」をメリハリなく連発してしまうと、言われた相手は雑な相づちに感じがちです。
声量や抑揚、タイミングによっては感情がこもっていないと思われる場合もあるでしょう。
筆者が見た事例だと、年長者が話をしているときに「すごいですね〜」「さすがですね!」「知りませんでした」を頻繁に口にしている30代の男性がいましたが、話をしていた年長者は、後から本人に対して「ああいう相づちは、聞き苦しいぞ」と苦言を呈していました。
♦︎注意!:理由や具体性がない
褒め言葉は、相手の心に届いてこそ効果を発揮するもの。
「すごいですね」や「さすがですね」は、“とりあえず言っています”の雰囲気を醸した瞬間に、心象が悪くなりやすいフレーズでもあります。
筆者が見た事例では、話をちゃんと聞いていないのがバレバレなのに「すごいです〜!」を連発して先輩の機嫌を取ろうとしていた20代女性がいましたが、その先輩から「ん? 何がどうすごい?」とツッコミを入れられて気まずそうにしていました。
♦︎注意!:明らかに興味がなさそうな態度
さしすせそ言葉が潤滑油として効果を発揮するのは、言葉にふさわしい態度があってこそ。
つまり、言葉と態度にギャップがあると逆効果です。
目を合わせない、スマホを見ながら相づちをしている… といった雑な態度では、さしすせそ言葉の効果はゼロといっても間違いではありません。
筆者が見た事例では、会話を早く終わらせたかったのかスマホをチラチラ見ながら「すごいです!」「知りませんでした!」を連発していた20代男性がいましたが、話し手の男性が「ちゃんと聞いてるのか?」と冷静に指摘をしていたのが印象に残っています。
アラサーが「さしすせそ言葉」を上手に使うポイント

アラサー世代が「さしすせそ言葉」を上手に使うにあたっては、違和感を出さないよう心がけると◎。
意識したいポイントを整理します。
♦︎会話のトーンを意識する
会話のトーンとは、声色や“間(ま)”、抑揚やテンポのこと。
心を通わせる会話では「何を言うか」も大切ながら「相手にどう響くのか」も忘れてはいけないポイントです。
平坦な声色では感情がこもっていないと思われたり、反応の“間”が悪ければ話をきちんと聞いていないように受け取られたりしますから、トーンは思っている以上に会話の潤滑油。
「さしすせそ言葉」を使うときにも、話の内容とトーンを合わせるよう心がけてみて◎。
♦︎なぜそう思ったのか「理由」を添える気遣いを
「さしすせそ言葉」はフレーズ単体でも意味は通じますが、それだけだと空虚な反応にも聞こえがち。
そこで、アラサー世代が「さしすせそ言葉」を用いる際には、理由を添える気遣いをすると好印象です。
“何に対して、そう思ったのか”の理由を添えると、相手は「私の話を聞いてくれている」と認識しやすく、会話のキャッチボールも進みやすいのです◎。
♦︎興味をもつ
相手の話に「興味があるフリ」をするのではなく、本当に“興味をもって聞く姿勢”も大切です。
よくある会話のテクニックとして、“相手にたくさん質問をすれば興味があるように見える”といったものもありますが、どんなに“フリ”をしても相手にはいずれバレますし、自分もつまらないですよね。
「興味をもって聞く姿勢」を意識すると、本音で会話を進めやすくなり自然とコミュニケーションが深まります。「さしすせそ言葉」も自分が興味のあるテーマで使うようにすると、わざとらしくない相づちに◎。
会話の「さしすせそ」は誠実に使ってこそ効果的
会話の「さしすせそ」は便利なフレーズですが、雑に使ってしまうと、むしろ相手との心の距離が生まれます。
会話で大切なことは、うまく返事をすることでも賢そうに見せることでもありません。
テクニック的な用法に走りすぎてしまうと、空虚な会話を生むリスクも高まります。
相手の話していることに誠実に耳を傾け、会話のテンポを邪魔しない程度の相づちとして、上手に「さしすせそ言葉」を使ってみてくださいね♡
TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。



