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オレガノの特徴と使える料理

欧風料理に活用されている「オレガノ」とは、どのようなハーブなのでしょうか? まずはハーブの特徴と、活用できる料理を紹介します。代用品を見つける前に、オレガノの特徴を把握しておくことが大切です。
ヨーロッパで生まれたシソ科の多年草
オレガノは、地中海沿岸を原産地とするシソ科のハーブです。古代ギリシャやローマでも使われており、古くからヨーロッパ諸国で愛されてきました。基本的には葉の部分を乾燥させて使用されますが、花の部分を使うケースもあります。
ほろ苦さや爽やかさを感じる刺激的な香りがハッカに似ていることから、「花薄荷(はなはっか)」とも呼ばれています。また、マジョラムと見た目や性質に共通点を持ち、ワイルドマジョラムとも呼ばれるハーブです。
オレガノが活用できる主な料理
オレガノは、イタリア料理によく使われるハーブです。特にトマトやチーズと相性がよく、ピザやトマト風味の料理と組み合わせるのがおすすめです。
たとえば、トマトソースのスパゲッティや煮込み料理、サラダのドレッシングなど幅広く活用ができます。肉・魚どちらにも合うので、使いやすいでしょう。
ただし、オレガノは香りや味わいが強いため、単体で大量に使うよりほかのハーブと組み合わせて複雑な味わいを表現したいときや、隠し味のような使い方が適しています。
オレガノの代用として使えるハーブ

オレガノの代用として使えるハーブやスパイスは多数あります。オレガノに似た香りを持つハーブや、似たような料理に使われているハーブを紹介しましょう。
似た香りを持つ「バジル」
バジルは、オレガノと同じシソ科のハーブです。トマトやチーズによく合い、イタリア料理の定番ハーブとしても知られているため、オレガノと似た用途で使えます。
ハーブとしてはスイートバジルが主に流通しており、甘さの中に刺激のある香りが特徴です。オレガノとは香りの種類が異なりますが、ピザやトマト料理をはじめとしたイタリアンに使うハーブを探しているのであれば、バジルで代用できるでしょう。
バジルソースをパスタにあえたジェノベーゼや、トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼに活用するなど、バジルを使った定番料理は豊富です。
爽やかで甘い香りの「マジョラム」
マジョラムは、オレガノと同じく地中海沿岸を原産地とするシソ科のハーブです。オレガノと比べると香りが繊細で、スパイシーさの中に甘さも感じられます。
オレガノは「ワイルドマジョラム」とも呼ばれ、マジョラムとは近縁種として知られています。野性味のある香りを持つオレガノを「ワイルドマジョラム」、甘さのある香りを持つマジョラムを「スイートマジョラム」と呼び分けることもあります。
トマト料理によく合い、肉とも相性がよいため、ミネストローネやポークソテー、トマト風味のパスタなど幅広い用途で代用できるでしょう。オレガノの風味の強さが気になる場合にはマジョラムを代用として使うことで、よりイタリア料理を楽しみやすくなるかもしれません。
魚料理と相性が良い「タイム」
タイムは、シソ科のハーブです。清涼感のある香りは、オレガノとも通じる部分があります。
タイムは魚料理に合うハーブとして知られており、ムニエルやアクアパッツァ、ブイヤベース、シチューなどに活用するのがおすすめです。魚の生臭みを消して、爽やかな香りをプラスできます。肉料理やスープの香り付けとしてもよく使われるため、代用できるレシピは多いでしょう。
乾燥ハーブだけでなく生のハーブも流通しており、手に入れやすいことも魅力です。
入手しやすくクセが少ない「パセリ」
パセリは、料理の付け合わせとしてもよく使われるセリ科のハーブです。オレガノとは風味や香りが異なりますが、トマトやチーズを使った料理とよく合うため、代用にはおすすめです。
ピザやパスタに振りかけるだけで彩りが良くなり、パセリ特有の爽やかな香りも感じられます。ほろ苦い味わいもあり、アクセントとして使いたいときにぴったりです。
乾燥ハーブだけでなく生のパセリも広く流通しており、比較的手ごろな価格で販売されています。入手のしやすさや使い勝手の良さから、代用として適したハーブです。
肉料理の臭み消しとして使える「ローズマリー」
ローズマリーは、地中海沿岸を原産地とするシソ科のハーブです。若草のような爽やかさと清涼感のあるすっきりとした香りが楽しめます。
主に肉または青魚の臭み消しとして使われますが、じゃがいも・パン・ハーブティーの香り付けにも活用されています。ローズマリーのすっきりとした香りを楽しみたい人におすすめです。
オレガノの代用として使う場合は肉の臭み消しや、トマトソース煮の香り付けなどに活用するとよいでしょう。
ハーブを組み合わせた「クレイジーソルト」
クレイジーソルトは、複数のハーブや香辛料を組み合わせた調味料です。岩塩・オニオン・ブラックペッパー・ガーリックのほか、セロリシード・タイム・オレガノが含まれています。
ハーブ以外の材料が含まれているため、香り付けのみの目的では使えませんが、手軽にオレガノの風味を楽しめる調味料です。肉・炒め物・ポトフ・パスタなど、さまざまな料理の味付けに使えます。
クレイジーソルトにはいくつか類似の商品があり、バジルが多く含まれている「クレイジーバジル」もあります。オレガノも含まれているため、ハーブの風味を楽しみたいときにはクレイジーバジルを検討するのもよいでしょう。
ハンバーグの香り付けに適した「ナツメグ」
ナツメグはニクズク科の常緑樹で、種子の部分がスパイスとして使われます。主にひき肉料理と相性が良く、主にハンバーグの香り付けにおすすめです。
ハンバーグに練り込むスパイスを代用したい場合は、ナツメグを検討しましょう。甘くスパイシーな強い香りで、肉の臭みを消してくれます。
ハンバーグを作るときにナツメグのパウダーを適量練り込むだけで、肉のうまみやコクが引き立つでしょう。ひき肉や乳製品と相性が良いことから、ミートソーススパゲッティやグラタンなど、多様なレシピに使えます。
3種のハーブの香りを持つ「オールスパイス」
オールスパイスはフトモモ科の常緑樹で、スパイスとしては果実の部分が使われます。まるで複数のスパイスをブレンドしたような名前ですが、シナモン・クローブ・ナツメグを組み合わせたような香りであることから名付けられました。
オレガノは主に肉料理やトマト系の料理で使われるものの、オールスパイスと香りの系統がやや異なるため、代用する際には注意が必要です。シナモンの甘さやクローブのスパイシーさ、ナツメグの甘く刺激的な香りを楽しみたいときに活用しましょう。
オレガノを含む「イタリアンハーブミックス」
イタリアンハーブミックスは、イタリア料理向けのハーブがミックスされた商品です。販売元によってハーブの組み合わせや量は異なりますが、オレガノが含まれているものが多くなっています。
オレガノの代用として使われるバジル・タイム・パセリなどをミックスした商品が多いため、ほとんど同じ使い方ができるでしょう。複数のハーブを組み合わせていることから、クセが強くなりすぎることもなく、1つの商品でオールマイティに活用できます。
ピザやトマト料理などをよく作る場合は、幅広いイタリア料理に活用できるイタリアンハーブミックスを常備しておくのもおすすめです。
まとめ
オレガノは、爽やかでスパイシーな香りを持つハーブです。ほかのハーブで代用をする場合、似た香りを持つバジル・マジョラム・タイムなどが適しているでしょう。
そのほか、香りにこだわらない場合はさまざまなハーブが代用品として使用できます。作りたい料理に合わせて、相性の良いハーブを選んで臭み消しや香り付けをしてみてください。
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Oggi編集部
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