【AMAM DACOTAN cafe&bake】表参道で見つけた「焼き菓子の新境地」
「AMAM DACOTAN（アマムダコタン）」の新ブランドは、クッキーと「生ベイク」に注目♡ 福岡発の人気ベーカリー「アマムダコタン」から、焼き菓子に特化した新ブランド「AMAM DACOTAN cafe&bake」が表参道にオープン。
パンの世界で確かな存在感を築いてきた「アマムダコタン」が、東京で初めて「焼き菓子にフォーカスした」カフェを構えたと聞けば、自然と期待が高まります！
表参道駅B2出口から、徒歩1分ほど。入り口の扉を開けてまず感じるのは、焼き立ての甘く奥行きのある香り。「石の町にある小さなパン屋さん」をイメージしたという店内は、石素材の静けさと木のぬくもりが溶け合う心地よい空間が広がります。木工職人が手作業で仕上げたテーブルやスツールの座面からは、丁寧な手仕事の温度が伝わってきます。
店内に並ぶ焼き菓子はすべて当日焼き上げ店内で仕上げており、約50種類の商品が並んでいます。ズラリと並ぶ商品は形も色も香りもそれぞれ違い、選ぶ時間さえも楽しみにしてくれます。
マフィンやフィナンシェ、ケーキ、スコーン…。シンプルだからこそ、素材の良さや組み合わせ、焼きの技術、香りの設計がダイレクトに伝わってきます。「アマムダコタン」が積み重ねてきた〝丁寧なおいしさ〟がぎゅっと詰まっています。
◆特に注目の「クッキー」
焼き菓子の中でもまず目を向けたいのが「クッキー」。クッキーはとてもシンプルなお菓子。だからこそ、素材や組み合わせ、その店の考え方が素直に伝わってきます。「AMAM DACOTAN cafe&bake」では、クッキーは常時7種類ほどをラインアップ。
チョコレートを使った定番タイプから、いちじくやブルーチーズ、生ハムといった少し意外性のある素材を組み合わせたもの、シナモンや塩キャラメルを効かせたフレーバーまで、甘さ一辺倒ではない構成が印象的です！
今回試食させていただいたのは、こちらの3品の焼き菓子。
〈写真：前〉オリジナルグラノーラクッキー（518円）
ザクザク食感のオリジナルグラノーラがたっぷり使われ、香ばしい味わいで食べ応えがあります。コーヒー、紅茶どちらとも合う甘さ控えめのクッキーです。
〈写真：右〉リッチピスタチオケーキ（495円）
生地にもクリームにもピスタチオを贅沢に使用した、ピスタチオ好きにはたまらない焼き菓子。ケーキでありながら、クッキーのような香ばしさとナッツの力強い風味が共存する、満足感の高い一品です。「甘いものをしっかり味わいたい日」そんな気分のときにおすすめです。
〈写真：左〉栗とあんこのマフィン（518円）
栗とあんこのマフィンの味わいは、和菓子と焼き菓子の「いいとこ取り！」をしたような、ほっとするのに満足感の高い味わいが特徴です。あんこの粒の食感と、やさしい甘さとコク。丸みのある甘みが生地全体に溶け込み、栗の風味と生地が自然に調和します。しっかりボリュームがあるマフィンでありながら、後味はどこか和菓子寄りで食べた後の重たさが残りません。
◆もうひとつ注目は「生ベイク」
そして、このお店を訪れるなら、もうひとつ注目したいのが「生ベイク」です。焼き菓子の香ばしさと、生菓子のなめらかさを掛け合わせたような「アマムダコタン」ならではの提案です。冷蔵ケースに並ぶ生ベイクは、見た目が印象的なものも多く「今日は少し特別なものを選びたい」そんな気分の日に自然と視線が向きそうです。
〈写真：中央〉生ガトーショコラ（605円）
焼き菓子でありながら、なめらかさも意識した一品。仕事帰りや、一日の終わりにご褒美的にちょうどいい存在♡
〈写真：上〉シュークルーラーカスタード（506円）
エアリーなシュー生地とフレンチクルーラーの食感を掛け合わせたオリジナル生地に、自家製カスタードをたっぷり詰めた一品。シュークリームとドーナツの良いとこどりが今っぽい♡
〈写真：右〉プリンアラモード（792円）
ヴィクトリアケーキをベースに、小さなプリンを組み合わせたデザート。どこか懐かしく、つい写真に収めたくなる見た目は「次はこれにしよう」とリピートの楽しみを想像させてくれます。
〈写真：左〉バナナのチョコレート生フィナンシェ（847円）
バナナの形をモチーフにした、遊び心のある一品。話題性もあり、誰かと一緒に選ぶ時間も楽しみになりそう！
◆年明けからはモーニング＆ランチプレートも！
そして、年明け2026年1月以降、モーニングやランチタイムに合わせて、プレートメニューの提供も予定されているそう。「焼き菓子を少しずつ楽しめる」内容になるとのことで、次に訪れる理由がまたひとつ増えそうです！
表参道駅から徒歩1分という立地も嬉しいポイント。ショッピングの合間や仕事帰り、休日の散歩途中に立ち寄りたくなる距離感です。「今日はちょっと甘いものを味わいたい」 そんな気持ちが浮かんだ日に、自然と思い出したくなる一軒です。
【概要】
AMAM DACOTAN cafe&bake 表参道
住所：東京都港区北青山3-6-23
営業時間：11:00～19:00（L.O. 18:00）
定休日：不定休
Instagram
大雄寺幹子
女性誌の制作に15年以上携わり、常に情報のシャワーを浴び続けるデザイナー。
職業柄見た目も重要だけど、味が一番大切。「手土産はコミュニケーション」を信条としている。学生時代にデパート地下のお菓子売り場でアルバイトをしたのをきっかけにデパ地下の魅力に取りつかれる。
以来、20年以上最低でも週に3回以上（多いときは週5日）はデパ地下に通うマニア。今までに手土産、お土産、自分へのご褒美に費やした総額は高級外車が買えるほど。（現在も金額は日々更新中！）
365日手土産、お土産、お取り寄せ、自分へのご褒美情報を仕入れ、デザイナーとしての仕事の他、手土産の相談を受ける日々。手土産は貰うのもあげるのも大好きで365日、何かしら甘いものを食べるスイーツマニアでもある。
もちろん美味しいものに目がなく、スイーツ以外に肉マニアとしても寄稿。
