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LIFESTYLE

2026.01.14

優越感とマウントの関係。本質と特徴を知って比較疲れを卒業!

「あの人より上に立ちたい」「勝っていると感じたい」といった“優越感”は、誰にでもふと芽生える自然な感情。ただ、30代に入ると仕事・恋愛・ライフスタイルの差が広がる時期。気づかないうちにマウントしたり誰かと比べて落ち込んだりと、自分の中で優越感の“扱い方”を難しく感じる瞬間も増えてきます。優越感の本質や特徴、マウントにつながる理由や厄介な感情を上手に扱う方法を解説しましょう。

並木まき

「優越感」はネガティブなもの?

「優越感」はネガティブに扱われがちですが、本来は“自分を守るための心理反応”でもあります。
「自分は他人より優れている」と感じたときに生まれる満足感は、承認欲求や自己肯定感とも深くつながっています。
なお誰もが一度は持ったことのある感情でもありますので、特別なものではありません。

適度な優越感はやる気につながり「もっと頑張ろう!」と思える“成長の原動力”にも。
ただし問題は、その優越感を表面に出してしまうときです。
マウントや見栄は、優越感を表に出したい衝動と関わりが深いのです。

優越感がマウント行動につながる理由

(c)Adobe Stock

Oggi世代はキャリアも収入もライフステージも個人による“差”が見え始めるので、優越感はマウントとも深い関わりをもちます。
優越感がマウント行動につながりやすい背景を解説しましょう。

♦︎理由1:自信のなさへの裏返しだから

優越感の多くは、実は“自信のなさ”の裏返しでもあります。
心のどこかに不安があると、どこか一箇所でも他人より自分が優れている部分にフォーカスしたくなり、一時的にでも他人を下に見て安心しようとする心理も働きがちです。
これがマウント行動として現れてしまうのです。

♦︎理由2:SNS時代は誰かと自分を比較しやすいから

SNSを見ると、成功や美容、恋愛や結婚生活が常に可視化されているような錯覚に陥りやすいもの。
誰かの投稿を見るたびに優越感と劣等感がセットで刺激されてしまって、少しの差が気になりやすい状態にも陥りやすいのです。
SNS時代には自分が周りよりも優位なポイントを見つけると、それをアピールすることが正しいとも錯覚しやすく、マウント行動を加速させている背景も…。

♦︎理由3:明確な「差」が目に見えやすいから

Oggi世代は、結婚の有無や昇進・転職・資産形成などにおいて、人生のスピードにも個人差が現れやすいタイミング。
差が目に見えやすいので、周りと自分を比較して優越感や劣等感を感じやすい環境でもあります。
そこで「自分は周りよりも優れている」と錯覚してしまうと優越感に浸ってしまい、周りにマウントをしてしまうケースも多いのです。

【エグい!】優越感が強い人の主な特徴

(c)Adobe Stock

優越感が強めな人は、普段の会話や態度にも“特徴的なクセ”が出やすいもの。
その中には、かなり「エグい」ともいえる言動もあります。
代表的な傾向を解説します。

♦︎特徴:自慢が多い

こちらが聞いたわけでもないのに、年収や恋人、仕事の成果、購入品などをアピールしがち。
マウント慣れしている人ほど本人は自慢だと自覚していないケースもあり、聞きたくもない話を聞かされている周りがどんどん疲弊していることにも気づきません。

♦︎特徴:相手をランク付けする

誰かの話を聞くたびに、心の中で相手の状況を点数化。
本人が知らないうちに友人の働き方やライフスタイル、持ち物などから勝手に点数をつけ、友人をランク付けする一面もあります。

♦︎特徴:アドバイスは上から目線

「私のときはこうだったよ?」「もっと上を目指さなきゃダメだよ〜」など、アドバイスはいつも上から目線。
一見すると親切そうでも、実は自分が優位に立ち続けるために他人にはダメ出しスタイルを貫く人も多いのです。

♦︎特徴:人の成功を喜ばない

身近な誰かが幸せになっても、素直に喜べず嫉妬や焦りが強まりがち。
「いいなぁ。… でも私はもっと頑張らないと!」など、素直に祝福できず、なぜかすぐに勝ち負けや競争心が強調されやすいのです。

【実例】「優越感」で他人を傷つけてしまったアラサーたち

落ち込む友人を励ます女性の写真
(c)Adobe Stock

優越感が厄介なのは、本人が無意識なのに態度に出てしまうケース。
筆者がこれまでに見聞きした事例から、人間関係がギクシャクする引き金になってしまったアラサー世代のケースを紹介しましょう。

♦︎アドバイスのはずがマウントだと受け取られていた

30代半ばのAさんは、後輩からの相談に親身にアドバイスをしていたはずが、後輩にはマウントだと受け取られ社内でちょっとした問題になってしまったそう。

「後輩が『転職を考えている』と伝えてきたときに私自身に転職成功組の自負があったから、その経験をメインに親身にアドバイスをしました。
当時の私は3社から内定をもらっていたことや転職に有利になる実績のアピール法など、かなり細かく助言をしたつもりだったのですが…。
後日、共通の先輩から呼び出され『後輩にマウントをしないでください』と厳しく注意を受けたんです。
悩んでいた本人は私の話を聞いて、能力を比べられているみたいでしんどかったと先輩に愚痴ったらしく…。
確かに少し、転職について優越感があったかもと反省。言葉や口調に優越感が出ていたかもしれないです」

♦︎友人の結婚に余計な言葉を添えてしまった

友人の結婚報告を受けて失敗をしてしまったのは、30代半ばのBさん。

「まあまあ親しい友人が、熱心な婚活の末に結婚をしたんです。だけど失礼とは思いつつ、夫になった男性は友人よりも“格下”にしか見えず…。
妥協をしてまで結婚をする意味ってあるのかな?と感じたので、友人に会ったときについそのホンネが出てしまって。
“あんな男性と結婚をするなら独身のほうがまだいい”というおかしな優越感から『妥協してまで結婚をして、えらいね!』って友人に同情するような言葉をかけてしまったんです。
その言葉を聞いた友人は激怒。あとから振り返れば勝手に決めつけて変なことを言ってしまい、大失敗だったと反省しました」

自分の中にある「優越感」をうまく扱うには?

(c)Adobe Stock

優越感を、無理になくそうと頑張る必要はありません。
でも大人の女性らしく上手にコントロールをして、態度には出さないよう心がけたいもの。
自分の中にある優越感をうまく扱うために、意識しておきたいことを解説しましょう。

♦︎比較するなら他人ではなく「過去の自分」と

他人と自分を比較すると、優越感のせいでマウントなどのおかしな作用も出がちです。
そのため、比較をするなら常に“自分”を基準にするクセをつけてみて。
数年前の自分、1週間前の自分、昨日の自分… など、自分が過去と比較して“どれだけ成長したのか”に意識を向けると、不必要な他人への優越感を抱きにくくなります。

♦︎相手を褒めるクセをつける

他人を素直に認められるようになると、優越感にも振り回されにくくなります。
「すごいね」「素敵だね」などと実際に口に出していくうちに自分の心も柔らかくなり、他人への競争心が薄れる働きも◎。

♦︎消えない優越感はノートに書き出して

どうしても消えず、いつか誰かに態度で出てしまいそうな厄介な優越感は、ノートに書き出して気持ちを整理しましょう。
溜まっていた感情は文字にして吐き出すと嘘のようにスーッと落ち着きやすく、書いたあとにはその厄介な感情に振り回されにくくなります。

優越感は強まりすぎるとトラブルのもと

優越感は、自己防衛や承認欲求とも密接に関わる自然な心理反応。
ただし強くなりすぎると、マウント行動や人間関係の摩擦につながることもあります。
他者との比較を減らしながら自分の成長に視点を戻して自分軸を意識できると、安定した心を取り戻しやすいですよ♡

TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき

ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。

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