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LIFESTYLE

2025.06.13

【田中 圭さんインタビュー|前編】太宰に翻弄され汗ダラダラ…。田中 圭の喜怒哀楽が全部楽しめる100分ワンシーン・ワンカットドラマが完成

田中 圭さんといえば、ドラマや映画で発する喜怒哀楽が、、人間くさくていつも魅力的。最新主演ドラマ『おい、太宰』では、太宰 治に翻弄され(!?)、 過去と現在の人間模様が交錯。喜んだり悲しんだり、ちょっと腹を立てたり…いろんな田中 圭さんをご堪能あれ!

ハプニングも込みで「楽しかった!」怒涛の本番6日間

どんな役でも、どこか愛らしさと人間くささをまとっているのが、田中 圭さんの魅力。それを堪能できるのが、WOWOW・ドラマW 三谷幸喜『おい、太宰』。田中さん自身は、このドラマの魅力をどう感じているのでしょうか。

約100分をワンシーンで!? しかもタイムスリップ? いったいどうやって撮るんだろう

――きっかけは、田中さんが三谷幸喜監督の「完全ワンシーンワンカット」ドラマシリーズが好きだったということですが、満を持して主役に抜擢(このシリーズは12年ぶり)。監督はどんなところに期待されてのオファーだったのでしょう。

田中:ひとつのドラマを、カメラを止めずに1カットで撮る。それが面白くて、三谷さんとお会いしたときに、「次に機会があったら、声かけてくださいね」とお話ししていました。それがいざ主演でお話をいただいたと聞いたときはときは、「おお、マジか」と。まさか実現すると思っていませんでした。

期待は…されてたのかな? 思い出すのは、三谷さんと一緒に舞台で共演したときのことで、僕のことを「すごく頼りになった」と言ってくださって。三谷さんはそのとき俳優の代役として出演したので、そう思ってもらえたみたいです。田中なら(ワンカットドラマシリーズでも)引っ張ってくれるんじゃないか、と言ってくれました。

で、それはうれしいけど、いったいタイムスリップもののドラマを、約100分1カットでどうやって撮るんだろう? そんな疑問をもちつつ、始まりました。

上を向く田中圭さん

風呂に入って気を取り直し、また翌日の本番を頑張る

――いざ、始まってみると、ふだんとは違うことに苦労されたのではないでしょうか。

田中:台本をもらって1か月。とにかく膨大なセリフを覚えるのが大変でした。こればかりは特別なやり方はなく、ただひたすら繰り返すだけ。セリフを間違えてNGを出したら、通常のドラマなら撮り直しができるし、舞台なら間違えてもそのまま突き進めます。でも、これは約100分間カメラを止められないし、間違えたらそのまま形に残ってしまいます。

僕だけじゃなく、出演者みんながセリフも動きも完璧に頭に入れて、それをカメラマンと呼吸を合わせて撮っていく。これは信頼関係がないとできないし、出来上がったものはカメラマン山本(英夫)さんの作品といってもいいくらい。いや、本当にお疲れ様でした。

椅子に座る田中圭さん

――そのほか、予想外の出来事やハプニングはありましたか?

田中:セリフや動きは、ほぼ覚えたとおりで、間違えたりすることもありませんでした。ただ、撮影本番で使われた海岸は、日によって潮位も天候も変わります。昨日は浜辺があって歩けた場所に、今日は(浜辺が)ない?! とか。雨天で中止になったこともあったし、晴れていい天気だと思ったら、暑すぎて僕が滝汗をかくし…。僕らの力ではどうにもできない自然の出来事は予想外でした。

本番撮影は1日1回。5回目の本番が終わってから、なんとマイクにトラブルがあったことに最後のプレビューで気づく、というハプニングもありました。でも仕方がない。お風呂に入って気を取り直して、また翌日の本番を頑張るしかありません。そして翌日。6回目の本番収録でやっと終了。すべてひっくるめて、楽しかったです。

こうして出来上がった『おい、太宰』。田中さんは、約100分間出ずっぱり、しゃべりっぱなし、困りっぱなし。やっぱり、「困った」役をやらせたら右に出るものはいない! と田中さんの魅力を再確認できる仕上がりになっています。

後編(6月20日公開予定)では、田中 圭さんによる『おい、太宰』の見どころ解説、さらに30代Oggi読者に向けてのメッセージをお届けします!

WOWOW・ドラマW 三谷幸喜『おい、太宰』

おい太宰場面写真

三谷幸喜が監督・脚本を務める「完全ワンシーン・ワンカットドラマ」の第三弾。構想10年、昨年秋に全シーン伊豆・下田で撮影された。ストーリーの中心にいるのは、小室健作<田中圭>・美代子<宮澤エマ>の夫婦。健作は、太宰治を敬愛する平凡な会社員。妻の美代子と一緒に出席した結婚披露宴の帰りに、迷い込んだ海岸は、太宰が心中未遂を起こした場所らしい。太宰ゆかりの地に興奮した健作が、暗い洞窟を進んでいくと…。その先にいたのは、太宰治にそっくりな男(松山ケンイチ)!
登場人物たちが海岸を舞台に繰り広げるノンストップ・タイムスリップコメディに乞うご期待!
出演:田中圭、宮澤エマ、梶原善、松山ケンイチほか
脚本と監督:三谷幸喜
撮影:山本英夫
WOWOWにて2025年6月29日午後10 時より放送・配信。
https://www.wowow.co.jp/drama/original/oidazai/

俳優 田中 圭
たなか・けい 1984年、東京都生まれ。2000年にCMで俳優デビュー。2003年のテレビドラマ『ウォーターボーイズ』で注目される。近年の主な出演作に舞台『もしも命が描けたら』『夏の砂の上』『Medicine メディスン』『陽気な幽霊』、映画『あの人が消えた』『劇場版ドクターX』『私にふさわしいホテル』、ドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』『ブルーモーメント』『わたしの宝物』『アンサンブル』などがある。

ジャケット ¥101,200(TOMORROWLAND〈CARUSO〉)、シャツ¥52,800 (OVERCOAT)、パンツ¥57,200(TREMEZZO〈TAGLIATORE〉)  ※その他スタイリスト私物

トゥモローランド TEL:0120-983-522
OVERCOAT TEL:03-6455-4116
TREMEZZO TEL:03-5464-1158

撮影/高木亜麗 スタイリスト/荒木大輔 ヘアメイク/岩根あやの 文/南 ゆかり

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