僕の武器は“無難”で終わらせないこと
1978年の発売以来、愛され続ける国民的おかし「たべっ子どうぶつ」がまさかの映像化!と話題沸騰中の映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』。おなじみの食べっ子どうぶつたちが、フル3DCGアニメーションとなって初めて命が吹き込まれ、個性豊かでモフモフなどうぶつたちがスクリーンで大暴れする笑いあり感動ありの癒し系エンタメ超大作。ぞうくんを演じた、俳優・水上恒司さんに独占インタビューしました。
“たべっ子どうぶつ”とは?
1978年の発売開始より長らく愛され続ける国民的おかし「たべっ子どうぶつ」。さまざまな動物をかたどったビスケットにその動物の英語名がアルファベットで記され、「おいしく、楽しく、食べて学ぶ」をテーマに、日本はもとより世界20カ国以上で販売されるギンビス社のロングセラー商品。

――誰もが一度は食べたことのあるお菓子「たべっ子どうぶつ」が映画になると聞いたとき、どう感じましたか?
「“たべっ子どうぶつ”が映画化かー!」とまずは驚きでしたね。そして、どういったストーリーになるんだろうというのはやはり気になる部分でした。情報解禁されてからは、周りからも「どんな映画なの?」とよく聞かれます。有名なお菓子だからこそ、多くの方々がどんな映画になるのかという疑問を抱きますよね。そういった方々に、今回僕がOggiでお話をして「映画を観てみようかな」と思ってもらえるようなインタビューにしたいと思っています(笑)。
――インタビューの意気込みまでありがとうございます(笑)。冒頭から結構意外性のあるシーンが!という印象でしたが、台本を初めて読んだときの感想は?
たべっ子どうぶつたちがどういったところで生きてきたか、アイドルとしての人生をどう歩んできたかはやはり気になりました。キャラクターたちはみんな個性豊かでよくできているんですよ。数年かけてキャラクターたちを絵づくりして、「彼らはこういうものなんです!」と制作の方々がつくりあげた。そうやってみんなで共有できる世界観をつくるってアニメの良さであり、実写の映画ではなかなかできないことだと思います。

――「たべっ子どうぶつ」たちが世界滅亡のピンチを救おうと奮闘するストーリーですが、水上さんの最大のピンチは?
最大のピンチですか…!? なんだろう、でもそういうときに思い浮かぶのってお手洗い事情なんです(笑)。小学生のころ、通学路が長くて3キロ弱あったんですよ。30分弱かけて歩いて帰る途中、公園はあるのですが家までのラストスパートの1キロ近くはトイレも何もない区間があって…(苦笑)。あの学校から家までの帰り道で見た景色はいまだに忘れられないです。家に着いてからトイレに入るまで、いかにロスなくいけるかをずっと考えていて、家の鍵を鍵穴に引っかかりなく通して、ズボンのチャックを下ろしながら家に入るというのをやっていました(笑)。そのときの僕は、1分でも1秒でも早く野球の練習に行きたかったから、学校でトイレも行かずダッシュで帰っていたんです。その結果、途中でピンチが訪れるっていう…。でもこれはいまだにありますね(笑)。必ず家に帰って鍵を開ける瞬間にはもよおしている。これはピンチですね…!