この記事のサマリー
・「食わず嫌い」は、未経験の食べ物や物事を先入観だけで嫌うことを表す言葉です。
・「食べず嫌い」はほぼ同義です。
・食べ物以外にも、仕事や趣味、サービスを試さずに避ける場合に使われる表現です。
苦手だと思っていたものに、意外な魅力が隠れていた…。そんな経験をしたことはありませんか? 「食わず嫌い」は、食べ物について使うだけの言葉ではありません。仕事や趣味、新しいサービスなど、日常のさまざまな場面にも登場します。
似た表現との違い、自然な使い方、英語で伝える際の考え方まで知ると、この身近な言葉の印象が少し変わるかもしれません。何げなく使っている言葉だからこそ、改めて意味や使い方を確かめてみましょう。
「食わず嫌い」とは?
まずは「食わず嫌い」現の意味から確認していきます。

意味
「食わず嫌い」は、「くわずぎらい」と読みます。食べた経験がなく、味がわからない段階で嫌いだと決め込むことや、そのような人を指す言葉です。
辞書では次のように説明されていますよ。
くわず‐ぎらい〔くはずぎらひ〕【食わず嫌い】
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
1 食べたことがなく、味もわからないのに嫌いだと決め込むこと。また、その人。
2 ある物事の真価を理解しないで、わけもなく嫌うこと。
また、食べ物以外にも使われます。商品やサービス、趣味、仕事の方法などについて、内容や真価を確かめないまま嫌う場合に、「食わず嫌い」と比喩的に表現できます。
「食べず嫌い」との違い
「食べず嫌い」も、「食わず嫌い」とほぼ同じ意味で使われます。どちらも、食べる前から嫌いだと決め込むことを表し、実情を確かめないまま物事を嫌うという比喩的な使い方もできますよ。「食わず嫌い」のほうが、慣用的に広く使われている表現です。
「食わず嫌い」を克服するためのヒント
食べ物に対する食わず嫌いを見直したい場合は、食物アレルギーや体調上の問題がないことを確認した上で、無理のない量から試してみましょう。調理法や味付けを変えることで、印象が変わることがあります。
物事に対する食わず嫌いの場合は、最初から好きになろうとする必要はありません。まずは特徴や利点、注意点を調べ、ちょっとだけ試してから、自分に合うかどうかを判断するのもいいでしょう。

英語表現は?
英語表現としては “dislike without trying”が考えられます。以下に例文を紹介しましょう。
例文:“He dislikes sushi without even trying it.”(寿司を食わず嫌いしている。)
参考:『プログレッシブ和英中辞典』(小学館)
「食わず嫌い王決定戦」が描いた人間模様
「食わず嫌い王決定戦」は、フジテレビ系列のバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』内の人気コーナーで、ゲスト同士が互いの「食わず嫌いな食べ物」を当て合う形式で親しまれていました。
この企画は、単なる食事の好みを超えて、人間関係や心理的駆け引きをユーモラスに描き出し、多くの視聴者の共感を得ましたよ。

「食わず嫌い王」のルールと魅力
このコーナーでは、ゲストが複数の料理を挙げ、その中に含まれる「嫌いな食べ物」を推理するという独特のルールが設定されていました。ゲストは自分の嫌いな食べ物を隠すために演技やトークを駆使し、相手の嫌いな食べ物を見破るための心理戦を展開。
こうした駆け引きや予想外の展開が視聴者の興味を引き、多くの話題を生みました。
「食わず嫌い」に関するFAQ
ここでは、「食わず嫌い」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1.「食わず嫌い」とは、どのような意味ですか?
A. 食べた経験がなく、味もわからないのに嫌いだと決め込むことです。物事の内容や真価を確かめないまま、先入観から嫌うという比喩的な意味でも使われます。
Q2.「食わず嫌い」と「食べず嫌い」に違いはありますか?
A. 二つの表現に大きな意味の違いはありません。どちらも、食べたり試したりする前から嫌うことを表します。
Q3.「食わず嫌い」と「偏食」は同じ意味ですか?
A. 同じ意味ではありません。「食わず嫌い」は、食べた経験がないまま嫌うことです。「偏食」は、食べ物の好き嫌いが多く、食べ方が偏っている状態を指します。
最後に
「食わず嫌い」は、知らないまま遠ざけていたものに気づくきっかけをくれる言葉かもしれませんね。食べ物にも物事にも、それぞれ避ける理由があるでしょう。
それでも、心に余裕があるときに試してみると、思いがけない一面に出会えることがあるかもしれません。
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