大学生が遠距離恋愛をするのが難しい理由とは
まずは、大学生の遠距離恋愛について、難しいと思われてしまう点を教えてもらいました。
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
【1】出会いが多い
大学生になると、ひとつの講義を多くの学生が受講するので、学内での交友関係がぐっと広がりますよね。またサークルなどに入ると他大学の人との接点ができたりすることも。高校時代とは違って格段に出会いが増えます。そうなると他の異性の方が長く過ごすことも増えるので、どうしても彼氏との間にすれ違いが起こりがち。
「いろいろな出会いや刺激が周りに多いから」(30代・静岡県)
「近くにいる異性の方が一緒にいる時間が長いから」(30代・大阪府)
「大学生は学校やサークル、バイト先と出会いの多い環境下で過ごすため、彼氏彼女ともに心変わりしやすいから」(30代・埼玉県)
「バイトや大学の友人等と遊んだりリアルが充実しているので、遠距離となると難しい」(30代・北海道)
【2】お金がかかる
遠距離なので、どんなに会いたいと思っても交通費はしっかり考えないといけないポイントですよね。アルバイトをしても、学業やサークルの合間になってしまうので、交通費プラスデート代を稼ぐのは簡単ではないもの。デートのために思うように行き来するのは大変なことのようです。
「交通費を払うのが金銭的に難しいから」(20代・宮城県)
「学生だから、お金もなくて頻繁にお互い会いに行けない」(30代・長野県)
「移動にお金がかかるだろうし、頻繁に会うには金銭的な余裕がないと思うから」(20代・茨城県)
【3】時間がない・合わせにくい
本業の勉強以外にも、サークルやアルバイトと忙しいのが大学生。お互いにデートの日を合わせるのも一筋縄ではいかないので会うための時間がなくなりがち。さらに就職活動などが入ってくると、時間も読めなくなってしまい気軽に予定を立てにくいのも遠距離恋愛が難しくなる一因ですよね。
「お互いに会うための時間を合わせるのが大変だと思う」(30代・埼玉県)
「忙しい日々ですれ違いそう」(20代・徳島県)
「就職活動などが忙しくなる」(30代・愛知県)
「気軽に会えないから」(30代・大阪府)
【4】不安や寂しさ
デートができず長く恋人に会えないでいると不安や寂しさが募ってしまうのは遠距離恋愛では仕方のないこと。でも、その気持ちを上手にコントロールできないとさまざまな誘惑に負けてしまうこともあるよう。心が離れてしまうことにもつながりかねません。
「不安や、誘惑が多いため」(30代・東京都)
「物理的に会えないのはやっぱりつらいと思う」(30代・神奈川県)
「寂しさをコントロールできないから」(30代・大阪府)
大学生が遠距離恋愛をするメリットはある?
大学生の恋遠距離恋愛の大変さがわかりましたが、それでも頑張って続けることの良さもたくさんあるはずですよね。そこで、メリットになるところを教えてもらいました。
【1】デートが楽しい
なかなか会うことができないぶん、デートが楽しく気持ちも盛り上がるという声は多いよう。濃密な時間を過ごすことができ、1回1回のデートを大事にできそうですよね。お互いの住むところでデートをすると、ちょっとした小旅行のように楽しめるという人もいました。
「会えたときの喜びが大きそう」(20代・愛知県)
「会えないぶん、気持ちが上がるから」(20代・埼玉県)
「新鮮味がある」(30代・東京都)
「お互いの住む場所に旅行感覚で行けて楽しい」(20代・宮城県)
【2】程よい距離感
いつでも会えるような近さだと、心のままにべったりとした関係にもなりがち。その点、遠距離恋愛は自分のための時間が作れたり、相手を必要以上に干渉してしまうなんてことは減りますよね。お互いを俯瞰して見ることができるので自立した関係が築けるはず。
「自分の時間が作れる。会いたくても会えないから、勉強に集中出来そう」(20代・神奈川県)
「好きなことができるかも」(20代・神奈川県)
「自分の時間を大切にできる」(30代・愛媛県)
「干渉されない」(20代・埼玉県)
「自分達のことを客観的に見るため」(30代・埼玉県)
【3】真剣なお付き合いができる
遠距離恋愛は簡単に会うことができないからこそ、お互いが相手をしっかりと思い合えるようになるのがいいところ。さまざまな誘惑を乗り越えることで強い信頼関係が築けたり、寂しいと思う気持ちに耐えることで深い絆でつながれるような恋愛になりますよね。
「乗り越えたら自信になる」(20代・長野県)
「若いうちからパートナーと困難なことに一緒に努力できること」(30代・愛媛県)
「多感な時期の遠距離恋愛を乗り越えたら、忍耐力が身につきそう」(30代・埼玉県)
「乗り越えたとき、結婚などに結びつきやすそう」(20代・北海道)
「一緒にいられる時間の大切さや、繋がりの深さなど、人生においても貴重な経験」(20代・東京都)
やっておけばよかった! 大学生が遠距離恋愛を続ける方法
大学生の遠距離恋愛について難しいという声も挙がったなか、それでも好きな人とは遠距離でも恋愛を続けたいと思うものですよね。そこで心がけておくと良い点も聞いてみました。
【1】こまめな連絡
こまめに連絡を取り合いコミュニケーションを円滑にしておくことは、不安感をなくすために必須。連絡を取る頻度をある程度決めておくのも、お互いが満足できるポイントですね。また、声だけでなくビデオ通話で顔を見て話したり同じことをするのは一緒に過ごせない寂しさを埋めることにもなるのでよさそう。
「1日1回は連絡をとる」(30代・大阪府)
「お互いが負担にならない程度に連絡を取り合う」(20代・北海道)
「毎日LINEでビデオ通話」(30代・北海道)
「ビデオ通話で映画を一緒に観たりふたりの時間を大事にする。我慢はしないことなど」(30代・愛媛県)
【2】思い合う気持ち
それぞれが相手の気持ちを推しはかりながら、自分の気持ちも伝えるように努力し続けることは大切。お互いを思いやりながら過ごすことで信頼関係が生まれるので強い絆になっていきますよね。また遠距離だからこそ、察してほ欲しいと思うのではなく言葉に出すことが必要。
「お互いが相手の気持ちをしっかり知ってること」(20代・神奈川県)
「しっかり言葉と行動で伝える」(20代・千葉県)
「お互いの強い意志 (30代・兵庫県)
「お互いに思いやりをもって行動していれば、どこにいても上手くいくと思う」(30代・茨城県)
「お互いを信頼する」(30代・大阪府)
【3】会う頻度
遠距離恋愛の難しいところは、根本的になかなか会えないというところでしたよね。その不安や不満をなくすためには、やはりなるべく会えるようにすること。次に予定が合ったときになんてざっくりしていると会えない原因になってしまうのでペースを決めておくのも得策。ふたりで会うためのバランスを取るように意識することが必要ですね。
「こまめに会う」(30代・岐阜県)
「数ヶ月に1度は会うようにする」(30代・神奈川県)
「会えるペースを決めておくこと」(30代・埼玉県)
「アルバイトと勉強のバランスを取って、こまめに会えるようにする」(20代・神奈川県)
【4】恋人以外の時間の過ごし方
ふたりで過ごすことができないのを嘆くばかりでは、前に進むことができないですよね。彼氏がいなくても生活を充実させられれば、寂しい気持ちもある程度は払拭できるもの。趣味を作ってひとりの時間に集中したり、友人と過ごす時間を楽しむことがお互いに自立した関係を作ることにもつながります。
「ひとり時間を上手く楽しく過ごす方法や趣味を見つけること」(30代・埼玉県)
「恋愛以外の趣味や友達と過ごす時間を多く作る」(30代・東京都)
「勉強や資格取得などに打ち込む」(30代・埼玉県)
「自立すること。大人になる」(30代・大分県)
「恋人のみに依存せずに毎日を充実させる」(30代・神奈川県)
最後に
大学生の遠距離恋愛は、社会人とはまた違った大変さがあることがわかりましたね。でも、多感な時期に、ふたりがしっかりと同じテンポでお互いのことを見ることができたら、その絆は誰よりも強くなるはず。当時ああしておけばよかった、という後悔がもしあれば、ぜひ今の恋愛に活かしてみてください。
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