アナウンサーのバレンタイン事情
今回は間もなくやってくる、バレンタインについてお話します!
ちなみに、中高女子校出身なので、昔から2月14日は友人同士、美味しいチョコレートを交換しあう楽しいイベントというイメージでした。
みんなで毎年甘い香りの立ち込めるデパートのチョコレート売り場をめぐって試食をしていたくらいで、甘酸っぱい思い出はありません…。
さて、アナウンサーのバレンタイン事情、といっても、会社により、番組により、さまざまです。
私が入社1年目に就いたとある番組では、前任の先輩がとてもきめ細かでマメな方でした。バレンタインも毎年共演しているタレントの皆さんにとてもおしゃれなお菓子を贈られていたと聞き、自分もそれを引き継がなくては! と思ったものの、美味しいものを知り尽くしているであろう方々に贈るもの、というのが想像もつかず…。
感謝を形にしてお渡しでき、それをきっかけに話も弾む貴重な機会ではあるものの、年明けあたりから「今年はどうしよう…」と頭を抱える、というのが会社員人生初期のバレンタインでした。
ただある年、共演者のおひとりが「今年からうちの番組ではバレンタインは無しにしよう!」とおっしゃったのです。
スタッフさんから伝え聞いたので真意は定かではないのですが、たくさんの番組に出演されている方だったので、バレンタインにもらうチョコの量も食べきれないほど膨大で、そして何よりホワイトデーのお返しが大変だったのかもしれません
ホワイトデーの思い出
かつていただいたホワイトデーのお返しで印象に残っているのは、マニキュアです。
番組の女性陣数人でまとめてお渡ししたのにも関わらず、ひとりずつ、1本1本包装されたマニキュアを用意してくださいました。
くじ引き感覚でひとつ包みを選ぶと、自分では手を出すのに少し勇気がいる、カーキのような“くすみグリーン”のマニキュアでした。これが実はさっと塗るだけでおしゃれで、主張はしすぎず、意外にどんな色の服を着ていても合わせやすかったので、休みの日のお気に入りの一本となりました。
「妻に選んでもらったんだ」と話すその方の素敵な笑顔とともに、忘れられない思い出です。
バレンタインに自分へのご褒美を
最近はコロナ禍を経て、バレンタインに大規模なやり取り、というのは少なくなってきたように感じています。
でも、いざまったくなくなってしまうと寂しいもので、自分用のちょっとリッチなチョコレートを選びつつ、バレンタイン近辺に会う友人やお世話になった方に、プチギフトとして何かお渡しするようになりました。
自分と同じ名前のショコラティエのチョコレートや、夫が石川出身なので石川のお菓子など、小ネタになるものを選ぶようにしています(石川は“きんつば”などあんこを使った和菓子はもちろん、スイートポテトやカステラなど手土産にもぴったりなスイーツが盛りだくさんです!)。
また去年、オーブンレンジを新調したので、お菓子作りもしてみたいのですが…スケールや泡だて器など、揃えないといけないものが多いから、という言い訳で重い腰は上がりそうにありません。
こちらは先日試しに挑戦した、混ぜて焼くだけのガトーショコラです。焼くまでは良かったのですが、切る際にどうにも雑な私の性格が災いをして、断面がガタガタに…。
とりあえず、今年も自分なりのバレンタインを楽しみたいと思います…!
日本テレビアナウンサー 徳島えりか
1988年9月生まれ、東京都出身。O型。慶応義塾大学 法学部政治学科卒業後の2011年4月、日本テレビに入社。現在は、『シューイチ』『news every.』を担当。
Instagram → @tokushima_erika
Twitter → @tokushima_erika
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