“many a time”ってどんな意味?
こんにちは。英語講師のmachiです!
本日もちょっと解釈が難しい英語の表現をお届け。
“many a time”
とはどのような意味でしょうか?
前回の記事はこちら>>「He will make her a good husband.」の意味は? 彼は彼女を良い夫にする!? 【連載 大人の英語塾】
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正解は?
そもそも文法的に正しいの? と思った方もいるかもしれません。
“many”(多くの)と“a”(1つの)が一緒に使われていたり、“time”は時間を表して数えられない名詞のはずなのに“many”や“a”が使われていたり……。
ですが、この表現は正しいのです。
ここでは、“many a(an)”が(後に単数形の名詞を伴って単数扱いで)「数々の」「多数の」という意味に。
またここでの“time”は時間ではなく、「回」「度」を表しています。“three times a week”(1週間に3回)という使い方をしますよね。
ということで、“many a time”は「何度も」と解釈できます。意味合いとしては“often”と同義です。
“many a(an)”の実際の使い方を見ていきましょう!
ex. 「Many a man has some stress today.」(現代は何らかのストレスを抱えている人が多い。)
ex. 「It hasn’t rained for many a long day.」(何日もずっと雨が降っていない。)
いかがでしょうか?
単数扱いになるところがポイントですね!
最後に、“many”を使ったことわざをご紹介。
「So many men, so many minds.」
これは「人の数と同じだけ心がある」つまり「十人十色」という意味。
最初の“so many”は「そんなにたくさんの」、次の“so many”は「それと同数の、それだけの数の」という意味合いで使われています。
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。