今こそ、自分の「呼吸」と「姿勢」を見直すチャンス!
突然ですが、皆さんは次のようなことに思い当たりませんか?
□坂道を歩いたり、信号を渡ろうと少し急いだだけで息が乱れる
□階段を上るのがおっくうで、エスカレータやエレベータを使う回数が以前より増えた
□自分の呼吸音が聞こえる
□ストレスや不安を感じるようなシーンで、ドキドキするだけでなく息が苦しくなる
□気づくと口呼吸になっている口を開けて寝ている(らしいも含む)
いかがでしょうか?
1つでも当てはまれば「呼吸機能低下」の兆候です。
――そう警鐘を鳴らすのは、多数のメディアにも出演している、呼吸器外科医 医学博士 山王病院 副院長/呼吸器センター長・奥仲哲弥先生。
「呼吸機能の低下」と言うと、肺や気管支に病気があって、息をするのも苦しいような人を思い浮かべるかもしれません。
ところが奥仲先生によると、肺という臓器はとてもがまん強く、多少弱っても体に影響が出にくいという特徴があるそう。
逆に言うと、今は呼吸苦などの症状がなくても、実はじわりじわりと弱っている可能性が。特に、現代人はさまざまなストレスや不規則な生活から、自律神経のバランスを崩し、常時「浅く速い呼吸」になっていると言われます。
この浅く速い呼吸や間違った深呼吸、ため息のし過ぎ、口呼吸などは、本来の呼吸力を低下させるばかりか悪影響さえあり、さまざまな不調のもとになってしまうのです。
そこで奥仲先生の著書『不調の9割は「呼吸」と「姿勢」でよくなる!――専門医が教える自律神経が整う「呼吸筋トレ」』より、呼吸と姿勢の改善法などをご紹介。数回にわたってプチ連載形式でお届けします。
肺はどのくらい疲れている?
まずは、あなたの肺のお疲れ度をチェックしてみましょう。
1. 普段の生活で、息苦しさを感じるシーンにチェックを入れてください
□少し急ぎ足で歩いているとき
□急いで着替えをしているとき
□シャンプーをしているとき
□大きな声でしゃべっているとき
□怒ったり、泣いたりしているとき
2. 以下で当てはまる項目にもチェックを入れてください
□気づくと口で呼吸している
□スマホやパソコン作業で前かがみの姿勢が長い
□ため息が多い
\結果とお疲れ度/
※チェックのついた数… 【お疲れ度】→【評価】の順で記載
0… 他のテストで問題がなければまずは大丈夫→合格!
1.のうち1つ以上… ややお疲れモード。チェックのついた数が多いほど深刻です→不安!
2.のうち1つ以上… 呼吸力が低下しやすい状態です→不安!
1.2のそれぞれで1つ以上… すでに肺が疲れていて、さらに低下しやすい状態です→危険!
* * *
書籍では、この他にも「肺年齢テスト」や「酸素保持力テスト」など、現在のあなたの「呼吸力」を知るための簡単なチェック&テストが掲載されています。
ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!
TOP画像/(c)Adobe Stock
『不調の9割は「呼吸」と「姿勢」でよくなる!――専門医が教える自律神経が整う「呼吸筋トレ」』(著者:奥仲哲弥 /あさ出版)
「呼吸」と「姿勢」――このたった2つのことをちょっと変えれば、不調は改善される!
多くの人がかなりの誤解をしている、「呼吸」と「姿勢」。
肺という臓器はとても我慢強く、4割の機能が失われても、痛みや苦しみを訴えません。その代わり、動いたときの呼吸のちょっとした乱れなどの形でSOSを発してきます。
つまりは、特に「これといった」症状がなくても、じわりじわりと弱っている可能性があるわけです。
特に、現代人はさまざまなストレスや生活環境、ここ数年はマスクをつけ続ける生活から、常時「浅く早い呼吸」になっているといわれます。この浅く早い呼吸や間違った深呼吸、ため息のしすぎなどは、本来の呼吸力を低下させるばかりか悪影響さえあり、「慢性疲労」「睡眠障害」「肩こり」「頭痛」「冷え性」「消化不良」「肥満」など、思ってもみないような、さまざまな不調のもとになってしまうのです。
本書は、呼吸器の権威である奥仲医師が、「最も効果的で」「最も簡単な」呼吸と姿勢の改善法をわかりやすく解説。入会金・会費不要! お金もかからず、場所も取りません。特別な道具もいりません。
たいした覚悟がなくても、すぐにお気楽に始められて、その結果は――
疲れにくくなる/持久力がつく/心身の不調が解消する/お腹周りが引き締まる/
など、効果バツグン!!
今こそ自分の呼吸と姿勢について見直すタイミングです!本書のエクササイズを試せば、きっとあなたの体にも〈嬉しい変化〉があらわれるはずです!