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人気店「SPICY CURRY 魯珈」の勢いが止まらない!
令和の日本のカレー界を代表すると言っても過言ではない大久保の大人気店「SPICY CURRY 魯珈(ろか)」。
今年の6月に隣のビルの地下に移転してからもますます勢いを増していて、特に8月はとんでもない企業コラボの数となっています。
ざっとまとめてみると、こんな感じ。
・セブンイレブン(全国のカレーフェスで監修商品発売)
・シェイクシャック(9月なかばまで監修カレーバーガーとカレーポテト販売)
・ラーメン花月嵐(8月いっぱいまで監修カレーラーメン販売)
・パスコ(監修カレーパン販売)
・ヤマヨシ(監修ポテトチップス販売)
※それぞれ前倒しで終了の可能性有り
様々な形で魯珈のカレーやカレーテイストの食べ物が食べることができる今年の夏。ここまで多数を同時にコラボ展開したカレー店は過去にも無かったのではないでしょうか。
今回はその魯珈店主、齋藤絵理さんにお話をうかがってきました。
SPICY CURRY 魯珈に聞く、コラボの裏側
カレーおじさん\(^o^)/(以下、「カ」と表記):この夏の魯珈、とんでもないコラボ数ですけどどのようにしてこうなったんですか?
魯珈店主齋藤さん(以下、「魯」と表記):偶然が重なって全部同じ時期にまとまっちゃったんですが、元々それを予定して進めていたわけではなく、例えばシェイクシャックさんは春の予定だったのがズレてこの時期になったり、花月嵐さんも年末から開発スタートしてたんですが、色々こだわっているうちに時間がかかってこの時期になったりと、結果的に重なりまくったことに自分でも驚いているんです。
カ:開発も大変だったんじゃないですか?
魯:セブンイレブンさんとパスコさんは以前にもコラボさせていただき、それを元にもっとブラッシュアップさせた形だったのでそこまでではなかったんですが、シェイクシャックさんと花月嵐さんは時間がかかりました。ヤマヨシさんは初だったんですがスピーディーに攻めたものが作れたと思ってます。たまたまが重なって、店舗の移転準備も同じ時期だったので6月は目が回る思いでした。
カ:でしょうね。特に今回初で時間もかかったというシェイクシャックと花月嵐について、こだわった点を教えてください。
魯:シェイクシャックさんはパティとバンズの美味しさを活かすために強過ぎないカレーをということでブラックペッパーなどメインに唐辛子じゃない辛さで、老若男女誰でも食べられるものを目指しました。ポテトに関してはアメリカ本社のアドバイスで日本らしいものをということからネギのトッピングが生まれたんです。
カ:あのネギがどこかインネパ感あって面白かったです。おつまみにもなりそうで。
魯:はい。ビールが合うんですよ!
カ:確かに合いそう! 続いて、ラーメン花月嵐についてはどうでしょう?
魯:私はラーメンも大好きで、ラヲタのカレー店主という自負もありマニアックで振り切ったものにしました。他店のスパイスラーメンと似ていないものをということでベースを煮干しスープにし、それに合わせたスパイス使いにして、夏らしく振り切った辛さとスッキリ感、ろかプレートらしく魯肉、高菜、卵のトッピングもこだわりました。
カ:実際かなり魯珈らしかったです。麺も美味しかったんですがあれは特注ですか?
魯:はい。私はラーメン二郎も好きなので、二郎の麺に使われているオーションという小麦粉を使用した特注の麺になってます。
カ:それであの粉の感じと歯応えだったんですね! 今後もまたコラボは続いていく予定ですか?
魯:はい! 今後もコラボは積極的にやっていきたいです。私はもっと多くの方にカレーの美味しさを広めたいと思っているので、カレーに馴染みがない方にアプローチするのに最高の機会だと思っています。タイミング次第で難しいこともありますができるだけ積極的にコラボ展開はしつつ、それでもやはりカレー屋の店主なんだということは忘れずに、お店もできるだけ休まず開いて味をしっかりと守っていきたいとも思っています!
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魯珈と言えば大人気で長時間の行列を緩和する為に現在は記帳制となっており、なかなか食べるハードルが高いお店なのですが、その魯珈の雰囲気を感じるにはコラボ商品が良いきっかけになると思います。
魯珈ファンはもちろん、そうでなくとも魯珈が気になっている方は食べやすいお店、商品からチャレンジすると良いでしょう。
そして美味しいと思ったら、高いハードルを超えてでもお店で食べる事をおすすめします。
移転して地下の店舗になったことにより、並びも直射日光を浴びずに済むようになりました。
まだまだこれからも令和のカレー界を引っ張っていくであろう存在であるSPICY CURRY 魯珈。目が離せません!
AKINO LEE カレーおじさん\(^o^)/
ヴォーカリスト、パフォーマーとして自身の活動の他、様々なアイドルの作詞作曲振付プロデュースを担当。ヴォイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。
音楽ライターとしても各種雑誌、ムック本などで執筆を担当。また、カレーおじさん\(^o^)/としても知られ、年間平均1000食以上のカレーを食べてきた経験と知識を活かしてTVや雑誌など各種メディアにおいてカレーについて語っている。