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「キスフレ」ってどんな関係?「セフレ」との違いは?
「キスフレ」とは、キスだけをする友だちでエッチはしない関係のことです。一方、「セフレ」とはエッチをする友達関係で、一般的に恋愛感情はない関係を指します。
キスフレとセフレの違いは、キスフレはキスによって愛情や癒やしを得ることを目的としていて、セフレはセックスによって快楽や満足感を得ることを目的としているという点が異なります。
ただし「恋愛感情を伴わない」という点では、キスフレもセフレも似ているといえます。
キスフレをつくる理由5つ
キスフレをつくる理由はさまざまです。キスフレをつくる人にありがちな理由を5つご紹介します。
1:恋愛相手がいないけれどキスがしたい
恋人がいないときにキスによって恋愛感情や恋愛経験を得たい場合には、「キスフレ」をつくれば恋愛の相手が見つからなくてもキスができる環境が魅力的に映ります。
キスフレとキスをすることで、恋愛に対する不安や焦りを和らげる作用もあるでしょう。
2:SNSなどにキス写真を載せたい
SNSなどにキス写真を載せて自分の恋愛力や人気っぷりをアピールしたいと思う人ほど、恋人がいない時期にはキスフレとのキス写真を使うよう。キスフレの存在は、SNSにキス写真を載せるためのパートナーとして便利なのでしょう。
この場合は、キスフレとのキス写真をSNSに載せることで、自分の自信や満足感を高める人もいるよう。
3:キスでストレス発散したい
キスには、心身のリラックス効果やストレスを解消する効果があるとされていることから、キスフレは、ストレスが溜まった時に気軽にキスできる相手としてキープしているのでしょう。
キスフレとキスすることで、その瞬間はストレスや悩みを忘れて、リフレッシュできるのがメリットと言えます。
4:キスで自分磨きをしたい
恋人がいない時期が長くなると「このまま枯れてしまうのでは」と不安にかられる人もいます。また、キスは唇や口腔周りの筋肉を動かすことで美容や健康にもメリットが考えられることから、自分磨きのために定期的にキスできるキスフレを求める人もいます。
そういった人たちにとってキスフレは、自分の魅力や健康を高めるパートナーとして理想的なのです。
5:キスのスキルを上げたい
恋人ができたときのためだったり付き合っている人とのキスのレベルを高めたいという理由から、キスフレとのキスを通じてキスの練習をしたいという場合もあります。
定期的にキスができるキスフレは、キスのテクニックやスキルを上げるための練習相手として最適なのかもしれません。
キスフレの特徴3つ
キスフレは、恋人の有無に関係なく「キス」だけをする友だち。よってキスフレには特徴的な共通点もあります。
1:恋人の有無に関係なく「キス」だけをする
キスフレはお互いに恋人がいてもいなくても、キスをすることで相手との距離感を楽しむ関係です。この場合のキスは愛情や欲望の表現という意味合いよりも、コミュニケーションや癒やしの手段という要素が大きいよう。
キスを通じてお互いに心地よい気持ちになって、ストレスや寂しさを解消するための友情関係なのです。
2:キスだけでそれ以上の関係には進まない
キス以外の性的な行為には興味がない、またはタブーとして、キスだけで満足をするのがキスフレの関係です。それ以上の関係になると友情が壊れると考えている例が多く、キスフレだからこそ、文字通りキスをすることでお互いに信頼や尊重を感じています。
比較的軽い気持ちで、純粋にキスを楽しみたいだけなので、シリアスな感情を持ち込みたがりません。
3:キスを通じてお互いが疑似恋愛を楽しんでいる
キスフレは、恋人ではないけれども恋人のような気分にはなれる関係です。
つまりキスをすることで、お互いに愛情や優しさを感じることができ、これが疑似恋愛のような感情を生み出します。恋人ではないからこそ、束縛や嫉妬や喧嘩などのネガティブな感情を抱きにくく、お互いが自由に他の人と付き合うこともできます。
キスフレのメリット3つ
キスフレをもつことで得られるメリットとは? 代表的なものを3つご紹介します。
1:恋人がいなくても癒やしを得られる
恋人がいなくても、キスをすることで一定レベルで相手との心のつながりを感じることができます。
キスは人間にとって本能的な欲求ですので、定期的にキスできるだけの信頼関係があるキスフレの存在は、キスフレとの信頼関係が構築されるほど心身の健康への良い影響も期待できます。
2:キスの高揚感が得られる
恋人ではなかったとしても、キスをするたびにドキドキしたりワクワクしたりといった恋愛のような高揚感が得られます。
高揚感によって気分を高める効果も期待でき、キスフレとのキスを通じて恋愛感情や性的興奮を味わうことができるのです。
3:キスが上達する
相手が恋人ではないからこそ、臆することなくさまざまなキスのテクニックやパターンを試しやすく「こんなキスをしたい」と要望を伝えやすい関係です。
キスは相手の反応や好みに合わせて変化させるものなので、キスフレとのキスを通じて、自分のキスにまつわるスキルを高められます。
キスフレのデメリット3つ
キスフレをもつことにはデメリットもあります。代表的なものを3つまとめます。
1:一度キスフレになると友達に戻りにくい
キスフレは、友達以上恋人未満の微妙な関係です。またキスをしたことで、相手に友情以上の感情を持つことも考えられます。
しかし、キスフレは恋人ではないので、友達以上の感情を抱いたとしても自身の感情の取り扱いが複雑になります。さらにはキスフレをやめて友達に戻ろうとしても、すでにキスをしてきた関係だけに気まずくなったり距離ができたりしやすいでしょう。
2:キスをすることで愛情が芽生えることがある
何度もキスをすることで、最初は感じなかった愛情や優しさをだんだんと感じることがあります。キスは、人間にとって愛情や欲望の表現なので、理屈では「キスフレ」だと思っていても、キスをすることで理屈抜きの部分で恋心や依存心を抱くこともあります。
相手も同じ気持ちであれば問題ありませんが、そうでなければ失恋をすることになります。
3:キスフレなのに恋人やセフレと誤解される
キスフレは恋人でもセフレでもないものの、周囲からはそう見られることもあります。「キスフレ」と説明をしても、周囲からはキスだけではなく体の関係もあると誤解されやすい面も否めません。
また、キスフレ以外に恋人がいる人に対しては、周囲からは浮気や不倫をしていると非難されやすいでしょう。
流行っているけれど「キスフレ」づくりは慎重に!
キスフレは「キスだけの関係」といっても、キスは立派な愛情表現の行為だけに、安易にキスをしたことによって感情が乱れたり予想外の展開を迎えたりといったことも考えられます。
周囲から理解されない関係性であるリスクも低くありませんし、流行っているからというだけで安易にキスフレをつくらないほうが無難です。キスフレづくりは、くれぐれも慎重に考えたほうが安心です。
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。