「I’ll see to it.」ってどんな意味?
英語で“see”といえば、「見る」という意味でお馴染みの単語ですよね。
何気なく使うことも多いと思いますが、今回はそんな“see”という単語にフォーカスして、その意味や使い方について確認していきたいと思います!
まずはタイトルの英文から。
「I’ll see to it.」
とはどのような意味かわかりますか?
前回の記事はこちら>>「She lives high.」の意味は? 彼女は高層マンション住み… ってこと!? 【連載 大人の英語塾】
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正解は?
注目したいのは“see to ~”という熟語。
実はこの“see to ~”には、主に「~に気を付ける」「~の世話をする」「~を引き受ける」という意味があるのです。
“take care of ~”(~の世話をする)、“take on ~”(~を引き受ける)、“undertake ~”(~を引き受ける)などがほぼ同義といえますね!
どのように訳すかは文脈に応じて少し変わってきますが、「I’ll see to it.」で「それは私が引き受けましょう」と解釈できます。
さて、前述の通り“see”は「見る」と訳すのが一般的ですが、「見る」に該当する単語は他にも“look (at)”や“watch”がありますよね!
ではこの3つの単語の区別についてわかりますか?
基本的に、意識的に見ているか無意識的に見えているのか、はたまた、見ることに集中しているかどうかなどによって使い分けます。
それを踏まえて、ここでは簡単にそれぞれのニュアンスの違いを確認していきましょう!
・“see”… 「無意識に見る」
“see”は、特に意識していなくても自然に目に入るというニュアンス。「~を見る」というより「~が見える」です。
ex. 「I saw her.」(彼女が見えた)
・“look (at)”… 「意識的に見る」
“look (at)”は、意識的に見るというイメージ。静止している対象を(ふつう短い間)見るときに使います。
ex. 「Look at me.」(私を見て)
・“watch”… 「動いている物を集中して見る」
“watch”は、動いている対象を(ふつうある程度時間をかけて)意識的に見るというときに使うのが一般的。
ex. 「I watched her cooking in the kitchen.」(私は彼女が料理しているのを見ていた)
ちなみに、テレビを観るというときには基本的に“watch”を使うというのは中学英語で習ったことがあるかと思います。
では、映画を見るというときはどうでしょうか?
映画館で見る場合は、映像が自然と目に入ってくるものなので、seeを使うのが一般的。
一方で、家でテレビなどで映画を見るというときは、自分の意志で見ることがほとんどなので、通常、“watch”を使います。
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machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。