“仕事”も“結婚”も両立させたい!
一時期は“キャリアウーマン”と聞くと恋愛や結婚をせずに仕事のキャリアを積む女性のイメージがありましたが、今ではそう感じることはありませんよね。結婚や子育てをするキャリアウーマンもたくさんいるからこそ、女性が活躍できる場所がますます広がっています。ただ両立していくにはまだまだハードルが高いのが現実です。
今回はそんなキャリアウーマンの皆さんのリアルを調査。未婚・既婚に分けて“両立”を目指すアラサー女性たちの心の内を聞いてきました。
悩める“未婚”アラサー女子の心中
「専業主婦を強要されて結婚に迷います」(未婚・M由さん・31歳)
「今年に入って彼からプロポーズされました。私は当然のように仕事を続ける気でYESと答えたのですが、最近になってどんどん彼との話が噛み合わなくなってきたんです。『結婚後は料理も洗濯も掃除も1人で大変だろうけど頑張れ!』そう彼から言われた時に確信しました。私を専業主婦にする気なのだと。彼の母親がそうだったように、それが当然という口ぶりに腹が立ち、このままこの人と結婚してもいいのか? と疑問が。物価もますます高騰している今、彼の稼ぎだけでは将来だって不安だらけ。頼れるのはお金だし『今まで通り“2人で稼いで2人で家事もする”でもいいでしょ!』と話しても、彼の“妻のあるべき姿”に対する考えは変わりそうにありません」
「両親の理解が得られずに将来が不安です」(未婚・A音さん・28歳)
「私のネックは“両親”です。彼は結婚後の仕事に賛成してくれているのでとりあえずは安心したけれど… お互いの両親が『甘い!』と言うんです。働くこと自体に反対しているのではなく、家庭との両立は至難の業だとコンコンと説教されました。両立しているキャリア女性もいると話をしても『他の人ができているからと言ってあなたには無理だ!』と一喝。確かに向き不向きがあるのはわかるけれど、両親サイドももっと柔軟に考えてほしいのが最近の悩みです」
悩める“既婚”アラサー女子の心中
「妊娠をして言われた夫の本音に納得がいきません」(既婚・E乃さん・30歳)
「私は仕事を両立していきたい派なので、結婚の際には念押しをして仕事を続けることに賛成してもらいました。ただ嬉しいことに妊娠したのですが、それまで応援してくれていた夫は当然のように『ようやく退職か』なんて言うんですよ。妊娠・出産・子育てで仕事どころじゃないだろうというのが夫の見解。でも妊娠・出産は女性がメインだとしても、“子育て”も妻だけにさせようとする考えに納得がいきません。だって子育てって夫婦2人の大切な役目でしょ。もちろん出産後もひと段落ついたら仕事に復帰するつもりですが、そこでまたひと波乱ありそうで今から気が重いです」
「やっぱり妊娠前と同じように仕事ができるなんて夢でした」(既婚・M咲さん・34歳)
「私には4歳の娘がいます。大学を卒業して憧れていた企業に就職し、結婚後もここで頑張ろうと思っていたけれど、出産後しばらくしてから転職しました。最近では少しずつ、仕事と子育てを両立するための制度改革が行われているけれど、まだまだ『迷惑はかけちゃいけない』という気持ちになることが多いのが現実。子供の具合いが悪くなると当然のように女親のところに連絡があり迎えに呼ばれ、仕事に穴を開けてしまうことも。妊娠中〜出産後のブランクもあり、そういうことが続き居づらくなったのがきっかけで転職。今では前より理解のある職場ではありますが、まだまだ社会全体で男女の格差を狭めらていないよなと思うことも多いです」
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未婚女性と既婚女性、それぞれの悩みがありましたが、やはりパートナーや周りの人からの“理解”が大切だということがわかりましたね。恋人から理解を得られない女性からは、「むしろ結婚前にわかってよかった。思いきって新しいパートナー探しに踏み出してみた方がいいのかも。もちろん結婚後も専業主婦を強要しない人ね」なんて声が。
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OLライター タケ子
恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪