そもそも「努力」とは何でしょうか
「努力しなければ」と皆さん一度は思ったことがあるのではないでしょうか。しかし、努力と言っても人それぞれ。漠然としていて何を努力したら良いのか、そもそも努力とは何なのかが分からなくなったという人もいらっしゃるかもしれませんね。
また、「努力ができない自分が嫌い」と自己嫌悪に陥ってモチベーションをなくし、更に自信がなくなるという負のループから抜け出せなることも。
努力したくでもできないという状況は、努力をすることよりもつらいことかもしれませんね。そこで、本記事では努力が苦手な人の特徴や努力ができない原因について一緒に考えていきましょう。そして、特徴や原因を踏まえたうえで努力ができる人になるためにはどうしたら良いかについても紹介します。
「努力」の意味
まずは、「努力」という言葉の意味についておさらいしてみましょう。「努力」とは「ある目的を達成するために力を尽くすこと・励むこと」という意味です。
つまり、はっきりとしたゴールを見据えて、そのゴールにたどり着くために自分ができることに精一杯取り組むことを努力と言います。これは、文字で表すと簡単なことのように感じられますが、実際にやってみようとすると難しいものです。
努力できない人はどんな人? 特徴を紹介
続いては、努力できない人について詳しく見ていきましょう。努力することが苦手な人には、どのような特徴があるのでしょうか。
1:即物的な性格
欲しいと思ったものはすぐに欲しい! というような即物的な性格の人は、努力が苦手な傾向にあります。努力というのは、長期的な取り組みが求められることのほうが多いです。そのため、せっかちな人などは気持ちが急いてしまいコツコツと積み重ねる努力ができない人が多い傾向にあります。
2:飽き性
飽き性の人も努力が苦手な人が多いかもしれませんね。何事もすぐに飽きてしまうので、継続力が試される努力は不得手な人が多いと言えるでしょう。
3:集中力がない
努力はときに、集中力が必要とされます。集中力を持続させることはなかなか難しいですよね。とくに現代では、スマートフォンやテレビ、おいしい食べ物など身の回りに誘惑が沢山あります。
そのため、努力したところで必ず達成できるか分からないゴールよりも、目先の娯楽に捉われてしまう人も少ないのではないでしょうか。
努力できない原因とは?
次に、努力ができない原因について紹介します。努力が苦手な人の特徴と合わせて考えると、原因にも心当たりがある人が多いのではないでしょうか。
1:目標の設定値が高い
実現することが難しい目標や、現実的ではないゴールを設定してはいませんか? 志を高く持つことは重要です。
しかし、あまりに高い目標や現時点での自分に不釣り合いなゴールは、努力することを困難にしてしまう可能性も。それがモチベーションに繋がれば良いですが、「どうせ努力したところで…」という気持ちになってしまうこともあるので要注意です。
2:そもそも目標がない
努力する目標が、そもそも曖昧であるということも原因としては考えられそうです。目標が抽象的だと、何に努力したら良いのかその方向性が定まりません。その結果、努力しても結果がついてこなかったり、しっくりこない感を抱いたりします。
3:完璧主義の傾向がある
完璧主義の傾向がある人は、ひとつひとつのことにこだわり過ぎてしまうところがあります。そのため、一生懸命になりすぎて途中でガス欠状態に陥ってしまうことも。
4:周りと比較する
周囲の人間が良いモチベーションになることもあれば、反対に自分と比較してしまうことで、つらく感じてしまうこともあるようです。「あの人は昇級したのに、こんなに努力している自分がうまくいかないなんて…」と努力が無為に感じる瞬間があると、心が折れてしまいます。
努力ができるようになる方法を紹介
ここまで、努力ができない人の特徴や努力ができない原因について詳しく見てきました。努力したいと思っているのに、努力ができずに苦しい思いをしている人は少なくないのではないでしょうか。
特に、SNSやYouTubeなどでは同年代で活躍している人やキラキラしているインフルエンサーを沢山見かけます。そうなると、ついつい自分を比較してしまいがち。そこで、最後に努力ができるようになるための方法について一緒に考えてみましょう。
1:「書く」習慣をつける
努力ができない原因として、目標が曖昧であることを挙げました。その対策として、目標やその日の出来事、自分がしたことなどを可視化してみてはどうでしょうか。
言葉にして書きだす習慣をつけることで、目標を明確にすることができますし、自分の到達点や状況を客観視することができるはずです。
2:目標は低めに設定する
目標の立て方にもポイントがあります。高い目標は、達成するために必要な努力の量も必然的に増えてしまいます。努力を続ける期間も長くなることでしょう。そうなってくると、モチベーションの維持も大変ですし、途中で心が折れやすくなってしまいます。
そこで、初めの目標は低めに設定しましょう。細かく目標を立て、一つずつ達成していくという成功体験を積むことが重要です。
3:たまには自分にご褒美を
努力は闇雲に努力し続ければ良いとも限りません。自分の気がつかないうちに心身が疲弊してしまうなんてことも考えられます。低めに目標を立てるということは、この対策にも役立つのです。
例えば、「この目標を達成できたら、気になっていた漫画を買おう!」など自分にささやかなご褒美をあげやすくなりますよね。自分の中でうまく飴と鞭を使い分けることが、長続きする努力の秘訣なのではないでしょうか。
最後に
本記事では、努力ができない人の特徴やその原因について深掘りしました。その上で、努力ができない人からできる人になるための方法についても紹介しています。
努力するということは、決して簡単なことではありません。しかし、だからこそ継続した努力ができる人は人間として成長できますし、魅力的になります。ぜひ、本記事をひとつの参考にしながら、自分にとって納得のいく自分になれるようにほんの少しの努力を頑張ってみてはいかがでしょうか。
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