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LIFESTYLE

2023.02.09

【住まい・防犯編】しんどくない「ひとり暮らし」のためのライフスタイルアドバイス

初めてのひとり暮らしは失敗の連続で、くじけそうになることも。今回は、“ひとり暮らしの先輩”約100人から集まった、快適に過ごすためのアドバイス【住まい・防犯編】を紹介します。春から新生活が始まる人は、ぜひチェックして。

ひとり暮らしを始める人へアドバイスしたいこと

親にあれこれ言われない。誰と一緒にいてもいい。好きなときに寝て、好きなときに起きる。自由気ままな、憧れのひとり暮らし。

でも、いざひとり暮らしをすると、毎日が失敗の連続です。ひとり暮らしは「できて当たり前」ではありません。毎日、毎日、生きるために必要な作業をたったひとりで続けていくのは、実はとても大変なことなのです。

ひとり暮らし歴の長い先輩たち約100人にアンケート調査を行ったところ「これからひとり暮らしをする人に、同じような失敗や後悔をしてほしくない」という言葉とともに、約1000件ものアドバイスが集まりました。

【住まい編(ゆっくり休める場所をつくる)】

気持ちよく過ごすために

check項目

◆「心地よくない部屋」はボディーブローのように効いてくる

掃除してない。日当たりが悪くてジメッとする。休めない。ひとり暮らしを始めたときは、我慢できると思っても、後からじわじわくるから、気をつけて。「なんかやる気がでない」とか「理由はわからないけど落ち込む」とか原因不明の体調不良になったりしたら、要注意。しんどくならない部屋に、模様替えしましょう。

◆「自分のための場所」を部屋のなかにつくろう

人間が脳に取り入れる情報の約8割は、視覚によるものだと言われています。ものが多い部屋にいると多くの情報が視界に入ってしまい、結果的に脳へ大きな負担とストレスを与えてしまいます。

とはいえ、急に断捨離をするのは難しいもの。まずは「ベッドの周りだけ」「デスクの周りだけ」と場所を区切って、ゆっくり休める場所をつくりましょう。「とりあえずそこだけきれいにすればいい」と思えば、片付けにも着手しやすくなります。

また、好きなものだけを集めた「気分がアガるスペース」をつくるのもおすすめ。ここには不要なもの、気分がアガらないものは一切置かず、目に入る情報すべてがノーストレスであるといいですね。

料理が好きならキッチンの一角、本が好きなら読書スペース、DVDや動画鑑賞が好きならソファの周りなど、どこでも構いません。好きなものを集めた清潔な「自分のための場所」があると、心の充実感が増し、部屋の居心地がよくなりますよ。

【防犯編(侵入者は無施錠の部屋を探している)】

無施錠住宅への侵入・殺人事件の例

狙われやすい家

◆心と体を守るひとり暮らしの防犯

短時間で終わるごみ捨てやコンビニへ行く間、玄関や窓のカギを開けたままにしていませんか?「防犯対策をしていたら被害にあわずに済んだのに」と後悔しないよう、今日から対策を始めましょう。

◆2階以上でも窓は閉めよう

空き巣・強盗・強姦などを目的とする住宅への侵入は、年間で7万件以上起きています。1日あたり約200件です。共同住宅への侵入手段で一番多かったのは無施錠。半数以上を占めていました。2階以上の部屋に住んでいる場合でも、お風呂に入るときには部屋の窓のカギを閉めること。コンビニに行くときやごみ出しなどでもかならず閉めましょう。

男性でも「無施錠」は厳禁です。ひとり暮らしの先輩のなかには、「何もないだろうと思って無施錠で寝たら、女の人が俺の寝顔を見つめていた……」という怖い経験をした男性もいました。

また、住宅侵入盗の3割近くが、在宅中にもかかわらず家に入り込んでいます。住人と鉢合わせてしまった泥棒がパニックに陥り、凶器を使う可能性もあります。もし在宅中に侵入されたら、決して自分で解決しようはせず、できるだけ早く外に出て警察(110番)に通報しましょう。在宅中でもスマホを持ち歩く習慣をつけておくと安心です。

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イラスト/OGA

TOP画像/(c)Shutterstock.com

華井由利奈さん

華井 由利奈(はない・ゆりな)

ライター。愛知県出身。大学卒業後、印刷会社に就職。コピーライターとしてトヨタ系企業など100社以上の取材を行う。2016年に独立。現在は、女性活躍、ビジネス、教育、生活情報など幅広い分野で執筆。大学や教育講座での講演も行う。著書に『一生困らない 女子のための「手に職」図鑑』(光文社)。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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