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【アンケート】配偶者の呼び方は? 旦那? それとも主人?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
・旦那… 35.3%
・夫… 21.6%
・主人… 15.7%
・パパ… 11.8%
・名前… 11.8%
・その他… 3.9%
配偶者の呼び方についてのアンケートでは、配偶者を「旦那」と呼ぶ方が全体の3割と最も多く、続いて「夫」「主人」の順となりました。まずは、普段の配偶者の呼び方についての意見を紹介します。
旦那呼び? 主人呼び? その呼び方を選んだ理由
旦那
周りの人も配偶者のことを旦那と呼んでいることや、話が相手にわかりやすく感じることから「旦那」と呼んでいるという意見が寄せられました。また、主人や夫よりも堅苦しさがない点も呼びやすいポイントのよう。
「相手にわかりやすいから」(30代・岐阜県)
「なんとなく庶民的な感じがするし、言葉の響きが好き」(30代・東京都)
「一番恥ずかしくない呼び方」(20代・富山県)
「周りもそう呼んでいるので」(30代・愛知県)
「『主人』だと堅苦しい」(30代・東京都)
「友達や親しい人には旦那と呼びますが、知らない人に伝える時は主人と言ったり、その場や相手によって変える」(30代・岡山県)
主人
公私関係なく、どのような立場の人の前でも使いやすい呼び方ということから「主人」呼びが適切に感じられるという回答も。様々ある呼び方の中でも特に丁寧な印象を受ける呼び方ではないでしょうか。
「常識的な呼び方と思っている」(30代・神奈川県)
「正式な呼び方だと思ったから」(30代・東京都)
「日本では主人が一般的だと思う」(20代・大阪府)
「どこで話すにも恥ずかしくないから」(20代・神奈川県)
「自分の視点から見る配偶者は、主人が正しいと思う」(30代・神奈川県)
夫
公的な書類などで記載する際には「夫」と書くことが一般的。最もスタンダードな呼び方と言えそうですね。
「間違いのない呼び名だから」(30代・北海道)
「一番フォーマルだから」(30代・神奈川県)
「メジャーな呼び方で、恥ずかしくない」(30代・山口県)
「調べたら夫って呼ぶのが一般的に正しかったから」(30代・東京都)
「夫以外の主人や旦那という呼び方は対等ではない」(30代・大阪府)
名前
友人や知人と話す場合には、呼び慣れている名前で伝えても自然かもしれません。ただし、目上の人に対して紹介するときなどは、名前で呼ぶのはカジュアルすぎる印象を受けることもあるので注意が必要かも。
「呼び慣れてるから」(30代・長野県)
「結婚する前からの呼び名だから」(30代・東京都)
「そうしてくれと言われた」(30代・兵庫県)
パパ
お子さんがいる女性は、「パパ」呼びが定着しやすいようです。
「子どもが生まれてからパパが定着した」(30代・大阪府)
「子ども関係の人と話すことが多く、パパという呼び方がわかりやすい」(30代・長崎県)
親しい人の前では「旦那」、職場では「夫」のように、状況によって呼び方が異なるという方もいるのではないでしょうか。ただ、「旦那」の呼び方をすることで違和感を覚えるという意見も実は少なくありません。次の設問で、「旦那呼び」についての意見を紹介します。
旦那呼びが嫌いな人もいる! 他人の配偶者の呼び方が気になる人の意見
カジュアルすぎる
旦那呼びは砕けすぎているように感じるという意見や、乱暴な印象を受けるという意見がありました。呼び方でネガティブな印象を与えることは少なくないのかもしれません。
「カジュアルな呼び方に感じる。主人や夫など他の呼び方のほうがしっかりしてそうな人柄に思える」(30代・神奈川県)
「あまり好きではない。下品なイメージ」(30代・長崎県)
「ぞんざいな感じ。人からどう思われているかという意識が欠けているようで残念」(30代・山口県)
「愛がなさそう」(30代・大阪府)
「ちょっと乱暴だなぁと思う」(20代・長野県)
女性の方が強い立場に思える
旦那という呼び方は、男性よりも女性の方が上の立場にいる印象を受けるという意見も。
「気の知れた人に対しては旦那というが、初対面やあまり親しくない人には主人と呼ぶようにしている。旦那と聞くと下にみているように感じる」(30代・兵庫県)
「上から目線」(30代・福岡県)
「力関係で妻のほうが強そうにみえる」(30代・秋田県)
違和感を覚える
配偶者の呼び方として適切ではない認識があることから、旦那呼びを耳にすると違和感を覚えるという意見もありました。
「違和感を覚える。時代劇に出てくる町人、商人、使用人が家長や位の高い男性に対して使う呼称というイメージが強い」(30代・東京都)
「言葉の元々の意味をたどり考えると違和感がある。響きが良くて旦那と呼びたくなるのかもしれないけれど、私はそう呼びたくない」(30代・群馬県)
「親しい人の前で旦那と言うのはいいが、他人の前で旦那というのは違うと思う」(30代・北海道)
相手による
友だちや親しい間柄同士の会話では旦那という呼び方でも、目上の人との会話での呼び方は意識して変えてみるのもいいかもしれません。
「話す相手との間柄による。本来は夫が正式だと思うので」(30代・神奈川県)
正しい配偶者の呼び方
「旦那」という呼び方は、パートナーを指す砕けた表現として現在では浸透していますね。そのため、友人など親しい間柄で話すときには用いても構いません。
ただ、公の場であったり、相手の家族と話したりする際には、使わない方がいいとされているのです。
「旦那」の代わりの言い方として、最も用いられるのが「夫」ではないでしょうか。「主人」は「ご」をつけることで、相手のパートナーのことを言うことができますが、「夫」はあくまでも自分のパートナーのことを指します。
また、公式の書類を書く際に続柄を示す場合に用いるのも「夫」です。
よって、公私どちらにしても使いやすい「夫」という呼び方がベターと言えるのではないでしょうか。
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最後に
「旦那」という呼び方には、カジュアルすぎる印象を持ったり、違和感を覚えたりする方が一定数いることがわかりました。苦手に感じている方がいることは意識してみるといいのではないでしょうか。
親しい間柄の中ではあまり気にならないかもしれませんが、仕事上付き合いのある人や目上の立場の人に対して配偶者の話をするときは、ベーシックな「夫」と呼ぶのが無難と言えそうです。
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