米国のカフェで「アメリカンください」と言ったら通じる?【コーヒー基礎知識#6】 | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. グルメ
  4. コーヒー
  5. 米国のカフェで「アメリカンください」と言ったら通じる?【コーヒー基礎知識#6】

LIFESTYLE

2023.01.18

米国のカフェで「アメリカンください」と言ったら通じる?【コーヒー基礎知識#6】

カフェで注文するメニュー。ブラックコーヒー、エスプレッソ、カフェオレ、カフェラテ、アメリカーノなどなど……。メニューでよく見るけど何がどう違うかわからずに注文している人も多いのでは? それぞれの違いを知ってオーダーするために、UCCコーヒーアカデミー専任講師・村田果穂さんに伺いました。まずは「ブラックコーヒー」のホットメニューについて。

UCCコーヒーアカデミー専任講師 村田果穂

【カフェメニュー】それぞれの違いを知ってオーダーしよう!

▶︎前回記事:“ブレンド”と“ストレート”… コーヒーの違いはなーんだ?

カフェや喫茶店のメニューを見た時に、ドリップコーヒーやエスプレッソ、アメリカーノなどありますが、それぞれの違いを知っていますか? 今回はこの「ブラックコーヒー」のホットメニューについて紹介します。

◆ドリップコーヒー

お湯を上から注ぎ、その重みだけで成分を抽出したコーヒーのこと。私たちがイメージする、いわゆるホットコーヒーですね。滴り落ちるように抽出されるコーヒー様子から、「滴る(したたる)」という意味を持つ「ドリップ(Drip)コーヒー」と呼ばれるようになりました。

コーヒーを淹れている様子

◆エスプレッソ

圧力をかけながら短時間で抽出するイタリア生まれのコーヒーです。すばやく抽出するその様子から「EXPRESS(急行)」=エスプレッソと呼ばれるようになったと言われ、コーヒーの油分がしっかりと混ざり込んだ、濃厚な風味が楽しめます。

エスプレッソコーヒー

◆アメリカーノ

エスプレッソにお湯を加えたもののこと。お湯を加えて薄いんじゃ… と思ってしまいそうですが、もともとエスプレッソ自体の味が濃いので、通常のドリップコーヒーと同じくらいの濃さを楽しめます。エスプレッソのしっかりとした風味も味わえて◎。

見た目も、ドリップコーヒーとは異なり、エスプレッソ特有の油分が表面に浮かんでいるのでチェックしてみてくださいね。

ブラックコーヒー

知ったら話したくなるコーヒーの豆知識

◆豆知識1:「アメリカンコーヒー」って実は日本製だった!

浅炒り※のコーヒー豆で抽出したコーヒーのこと。アメリカンと言っていますが、実は1970年代に日本で広まった和製英語なのです! 色が薄いのは浅炒りコーヒーを使っているからこそですが、当時は濃く抽出したコーヒーをお湯で割って提供していたお店も少なくなかったとのこと。酸味が強めであっさりとした味わいが特徴です。

※浅炒り:コーヒー豆を浅く炒ったもの。もしくは、焙煎時間が短いもの。

コーヒー豆が並んでいる様子
(c)Shutterstock.com

◆豆知識2:「ブラックコーヒー(Brewed Coffee)」は苦くない…!?

ブラックコーヒーとは、ミルクやクリームを加えないコーヒーのことを言います。ミルクやクリームを入れたコーヒーを「ホワイト」と呼ぶのですが、それに対して「ブラック」呼ばれるようになりました。実は砂糖が入っているコーヒーも「ブラック」と呼ぶんですよ! でも、最近では無糖コーヒーを指していることも多いです。

* * *

次回は、「カフェメニュー、その差って何? ブラックコーヒー(アイス)編」についてご紹介しますね!

TOP画像/(c)Shutterstock.com

UCC 村田里穂

UCCコーヒーアカデミー専任講師 村田果穂

優れた抽出技術を競う「ジャパンブリュワーズカップ2014/2015」にて準優勝した経験を持つ。ほか、世界各国で開催される、もっとも優れたスペシャルティコーヒーの味わいを評価する品評会「カップオブエクセレンス」で国際審査員なども務めるなど、抽出技術はもちろん、優れた味覚・嗅覚の持ち主でもある。

保有資格:UCCコーヒーアドバイザー、(アメリカ)CQI認定Qアラビカグレーダー、(コロンビア)マイルドコーヒークオリティコントロールスペシャリスト、COE国際審査員

コーヒーをもっと知りたい!

Today’s Access Ranking

ランキング

2024.11.21

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。