髪を触る癖に隠された男女で違う心理現象とは?
男性も女性も、無意識のうちに髪を触る癖のある方は思いのほか、多いのではないでしょうか。
「気が付けば髪を触っている」「あの人、喋る時はいつも髪を触っている」など、自分の癖や、他人の癖は、一見「習慣化している仕草」の様にも思われます。しかし、その時のシーンや、髪の触り方によってその人の心理が現れているようです。またその心理は、男女でも異なるといわれています。
ここからは、男性や女性が自分の髪を触る時・異性の髪を触る時の心理を見てきましょう。
髪を触る癖のある女性の心理の特徴は?
髪の長い女性の場合は、ほとんどの方が自分でも気付かないうちに髪を触っているのではないでしょうか?
髪の短い女性の場合でも「前髪を触る」「髪を撫でる」「引っ張る」などの行動パターンが見られますが、それらの仕草には、意外な深層心理が潜んでいます。
・安心したい
過度な緊張や心配事、不安を抱えている時は、自分自身に安心感を与えたり、落ち着かせようとするために髪を撫でる・触る癖が現れることが多いようです。
例えば、幼少期に頭を撫でてもらうことで安心感を得ていたなどの記憶が強く残っている人は、安心したいときに髪を触ることが多いといわれています。
・キレイに見られたい
また、女性なら年齢に関係なく、「少しでもキレイに、可愛く見せたい」と願う気持ちがあると思います。特に好意を抱いてる異性の前では、その気持ちも強くなることでしょう。
髪を触る癖のある男性の心理の特徴は?
男性の場合は、多くの方が短髪ですが、それでも髪を触る癖がある方も少なくありません。女性と同様に、その仕草の中に深層心理が潜んでいます。
・リラックスしたい
男性も初対面の方と話す時や、プレゼンをする時など、過度な緊張を感じるときに髪を触る癖がある方も多いでしょう。それは髪を触ることで、緊張を紛らわして、リラックスしようとしているのです。
・照れ隠し
女性と同様に、好意のある異性の前での髪を触る癖のある男性は、「プライド」の現れでもあるようです。自分が相手に好意を抱いている気持ちが、露骨にバレないようにと「照れ隠し」をしています。
・よく見せたい
髪を触ることで、「容姿・身だしなみを最高の状態でキープしていたい。かっこよく見せたい」という心理から、髪を触る癖がある男性が多いようです。
男性が女性の髪を触るときの心理は?
では、男性が女性の髪を触る時には、どの様な深層心理が潜んでいるのでしょうか。男性からすると、異性の髪を触るということは、親しい中であっても勇気のいること。
男性が女性に好意を抱いている場合、「女性との心の距離感を縮めたい」「安心感を与えたい」「信頼関係を築きたい」など、恋愛感情のアピールの場合がほとんどでしょう。
しかし、相手が美容師などの場合、職業上の理由があることも。その場合、恋愛感情とは別に、女性のへの関心が高く、「サラサラの髪」「艶のある髪」の感触に魅かれて触れていることも考えられます。
髪の触り方の癖から見える心理現象の特徴
上記では、髪を触る癖について見てきましたが、無意識のうちにしている髪の触り方からも実は、その人が抱えるコンプレックスや情緒状態などの、心理を見つけ出す糸口が潜んでいるようです。それらから読み取れる心理現象の特徴を見ていきましょう。
1:枝毛を探す
退屈なとき・暇を持て余しているときに枝毛を探す仕草をしていることが多いとされています。特に、髪の長い女性の場合「自分の目で見て、毛先のダメージ状態がわかるから気になる」という悩みは最も多いです。
「髪を綺麗に保ちたい」という願望から、枝毛を探し、自分で毛先を切って、ストレス解消をしていることがあります。枝毛を切りすぎても、新たな枝毛を生み出してしまう恐れもあるので気を付けましょう。
2:髪をかき上げる
髪をかき上げる仕草は、自分の魅力を周りにアピールしたいという、自信の現われが深層心理として強いようです。
男女共に、髪をかき上げる仕草は、どちらも「自分には自信がある」「良く見られたい」といった理由で、自分の魅力をアピールしているといわれています。
一方で、単純に「顔にかかる髪が邪魔だから」という理由で髪をかき上げる場合や、無意識の癖として髪をかき上げる場合があるようです。
3:髪を引っ張る・抜く
強いストレスを感じた時に、無意識に髪を引っ張ったり、抜いたりする癖がある方もいます。健康な髪を引っ張ったり、抜いたりすることは痛身を伴い、健康な頭皮にも負担がかかること。環境の変化や、周囲からの精神的圧力によって、かなりのストレスを抱えた時に起こりやすい「自傷行為」です。
「抜毛症」という自分の髪を抜いて、ストレスを軽減させようとしてしまう病であることも考えられるので、早めに病院で専門家に相談することをおすすめします。
4:髪を撫でる
前述した通り「自分に安心感を与える」「誰かに甘えたい」という気持ちの現れです。自分自身で頭を上から撫でることで、安心感を求めます。それは頭を撫でられていた幼少期の記憶を思い出していることが多く、寂しさや不安な気持ちから現れるとされています。
そのため、自らの髪を撫でるのは、愛情不足のサインであることも考えられるでしょう。
髪の毛を触る癖に対して、簡単にできる改善方法は?
髪の毛を触る癖は、何気ない仕草でもありますが、心理的影響を強く受けていることも考えられます。自分でも簡単に始められる改善方法を見ていきましょう。
1:ストレス対策法
過度な緊張や不安、寂しさも、人間にとっては「ストレス」です。少しでもこの「ストレス」を軽減するためには、自分が今、どんなストレスを感じているのかを知ることが重要。悩みの種や、考えている気持ちを信頼できる人に相談してみてください。
ストレスを抱えているときは、「心が疲れている」という状態でもあるので、自分に優しく、大切に、自分の心が喜ぶことをしてみましょう。例えば、アロママッサージをして、心身共にリラックスする、美味しいものを食べる、など充実感をたくさん味わってみてください。
2:美容院に行く
「美容院に行ってヘアケアをする」「思い切ってヘアスタイルを変えてみる」という行動は、枝毛を探す癖のある方には、特におすすめな方法です。少し毛先をカットするだけでも、気になる原因が解消できるので、ストレス対策にも。
ロングヘアの方が、ショートヘアにするのは勇気のいることですが、ヘアスタイルチェンジによって、物理的に髪を触る回数を減らすことができます。
担当美容師さんと相談してヘアスタイルを決めれば、コンプレックスもカバーしながら素敵なヘアスタイルになれ、自信を持てるようにもなるでしょう。
最後に
髪を触る癖には、いろんな心理が潜んでいます。無意識のうちにしている行動こそ、自分では気づきにくい仕草です。自分の心理状態を知ることが大切ではないでしょうか。
男女に違いはあるものの、ちょっとした仕草から、相手の気持ちを読み取る一つの手段としても参考になるかと思います。
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