【目次】
・「信頼関係」とは?
・「信頼関係」を築きやすい人の特徴
・「信頼関係」を築く方法とは? コミュニケーションは必須
・「信頼関係」が崩れた時に再構築する方法
・最後に
「信頼関係」とは?
職場はもちろん、夫婦や恋人、友達との間でも大切にしたいのが信頼関係。特に、最近は直接のコミュニケーションがとりづらい分、信頼関係を築くのが難しくなっているかもしれません。本記事では、信頼関係の築き方や、壊れた時の再構築法などをご紹介しますね。
まず、信頼関係とはどんな関係なのでしょうか。
◆信頼関係の意味
「信頼関係」の「信頼」とは、信じて頼ること。お互いに信じ、頼りあえる間柄のことを「信頼関係」といいます。信頼関係は、どんな人間関係でも築くことができますね。会社の同僚や上司、夫婦、恋人、さらに親子の間でも、信頼関係を育むことができます。また、信頼関係がないことで、思わぬトラブルが発生することも。信頼関係は、暮らしていく上で必須のものだといえますね。
◆信頼関係が仕事などで築けているメリット
良好な信頼関係があれば、どんないいことがあるのでしょうか。たとえば、職場の同僚や上司と信頼関係が築けていれば、士気の高いチームができるでしょうし、お互いに励まし合うことで、きっといい成果があげられると思います。
また、恋愛においても信頼関係はとても大切。付き合う前に、しっかりと信頼関係を育んでいれば、恋愛に発展しやすくなり、その後も良好な関係を築いていけるはずです。
友人関係においても、互いに信頼できていれば、困ったときに「助けて」と言いやすくなりますね。信頼関係があれば、助け合うときに見返りを求めることなどなくなるのです。
「信頼関係」を築きやすい人の特徴
信頼関係を上手に育める人には、次のような特徴があります。あなたはどうですか? チェックしてみてくださいね。
1:裏表がなく、素直
表向きには愛想がいいけれど、裏で人の悪口を言う… というような裏表のある人とは信頼関係を築くことができません。信頼できる人は、いつも、誰に対してもフラットな姿勢を崩しません。そして、ちょっと言いにくいことでも、思ったことを素直に言ってくれるのです。
2:約束を守る
信頼関係をきちんと築いていける人は、些細な約束であっても必ず守ります。「小さな約束は破るけれど、大きな約束は守ります!」と言われても、ちょっと信頼できませんよね。小さくても約束は約束。信頼できる人は、律儀なまでに約束を守ります。
一方で、信頼できる人は、できない約束はしません。できないことをあやふやなままにせず、はっきりと「できない」と言えることも信頼がおける人の特徴。安心して信頼関係を築いていけますね。
3:口が堅い
人の秘密を口外しない人は、人に信頼されます。秘密でなくても、他人のことをペラペラと話すのは、聞いていても気分が良いものではありません。人の秘密は確実に守り、また他人のことを不必要に話さない。そんなきちんとした姿勢が、人の信頼を呼ぶのかもしれませんね。
「信頼関係」を築く方法とは? コミュニケーションは必須
周囲の人たちと、しっかりとした信頼関係を築いていきたいですね。その方法を考えてみましょう。前提となるのが、積極的にコミュニケーションをとること。コミュニケーションなしでは信頼関係どころか、人間関係を築くこともできません。
1:相手に関心を持つ
これが大前提。興味のない相手と信頼関係を育むことはできません。信頼関係が、というより、何の関係性も生まれません。健全な関係を築くためには、まずは相手に興味を持つこと。相手がどういう人なのかを、フラットな目線で観察してみましょう。
2:常に正直に接する
信頼関係を築くには、嘘は御法度。些細な嘘でも、それが分かったときに信頼関係は崩れていきます。信頼関係を築くには時間がかかりますが、崩れるのは一瞬。そのいちばんの原因は嘘だといえるでしょう。また、嘘と言わないまでも、自分を飾ったり、話を盛ったりするのもあまりよくありません。信頼を得たい相手には、飾らない自分を素直に見せるようにするといいでしょう。これは恋愛でも大切にしたいことですね。
3:相手に何かを強要しない
たとえば、あなたが上司の立場にあるとき、部下に何かを押し付けてはいないでしょうか。たとえ仕事であっても、何かを上から押し付けることは、信頼関係を築く上では妨げになります。指示をするときには、目的と手段を明確に。部下の意見も聞きながら進めていくといいでしょう。
4:ミラーリング効果を利用する
相手の仕草や口癖などを真似ることを心理学ではミラーリングといいます。ミラーリングには、する人とされる人の両方に効果があるとされていて、たとえば、好きな人の仕草を真似ると、相手も自分のことを好きになると言われています。
信頼関係を得たいときには、このミラーリング効果を利用してみましょう。ちょっとした返事の仕方や口調などをさりげなく真似てみると、お互いに好意をもち、信頼できるようになるかもしれません。
5:リアクションをちょっとだけオーバーに
信頼関係を育みたいときに、誰にでもできるちょっとしたコツのようなものです。自分が話をしていて、相手のリアクションが薄いと「聞いてないのかな」「楽しくないのかな」と心配になりますよね。不安や心配があると、なかなか信頼には至りません。
信頼関係を築きたいとき、信頼してもらいたい相手と話すときには、リアクションをちょっとだけオーバーにしてみましょう。「へえ~、そうなんだ」ではなく、「ヘぇ~、それっておもしろいね!」と一言添えたり、ちょっと声を上げて笑ったり。ときには、軽く体にタッチしたりするのもおすすめです。
ポイントは、あくまでもさりげなく。相手に不安を感じさせずにコミュニケーションをとることで、信頼関係をしっかりと築くことができますよ。
「信頼関係」が崩れた時に再構築する方法
一度築いた信頼関係も、些細なことで崩れてしまうことも…。時間をかけて築いた関係ほど、傷つくとなかなか修復ができないものです。けれど、何事も諦めたらそこで終わりです。再構築するための方法をいくつか考えてみました。
1:正直に謝る
自分の身勝手な行動で相手を傷つけてしまったとしたら、そのことに対して素直に謝りましょう。変に言い繕ったり、言い訳をしたりするのはNG! 心を込めて謝罪することが何より大切です。心から謝っていることが伝われば、逆に信頼関係が深まることもありますよ。
2:相手の話を聞くことに徹する
信頼関係が壊れるとき、多くは、お互いのバランスに偏りが生じていることが多いもの。相手の信頼が得られていないとすれば、あなたが相手のことをきちんとみられていないことが原因かもしれません。相手をよく見て、話を聞きましょう。まずは、受け身に徹することで、どうすればいいかが見えてくるのではないでしょうか。
3:それでも相手を信じる
信頼関係を築くにあたっての大前提とも言えることですが、あなたが相手の信じていなければ、そこに信頼は生まれません。強い心で相手を信じることが、揺るぎない信頼関係を築くポイントかもしれません。
最後に
社会人としての毎日を送る上で、周囲の人たちと信頼関係を築いていけることはとても大切なことです。健全な信頼関係を築くには、まず自分が周囲に対して誠意を尽くすこと。自分から始めることで、周囲の人を動かすことができるのではないでしょうか。
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