そもそも特技とは?
皆さんは、「これだったら誰にも負けない!」と自信をもって言える事柄がありますか? 特技がないと悩んでいる人や、コンプレックスを抱いている人も少なくないのでは。どんなことでも、ひとつ特技と言えるものを持っていると、自分の自信に繋がります。
そこで、本記事では特技の見つけ方や特技の例などについて、一緒に見ていきましょう。
「特技」と「趣味」の違いとは?
履歴書などで、「特技や趣味はあるか」という項目を見かけたという人も少なくないのではないでしょうか。しかし、特技や趣味ってどう違うのでしょう。書き方に困った、なんて人もいるかもしれませんね。
まずは、特技と趣味の違いについて解説しましょう。漢字から考えると、分かりやすいかもしれません。特技の「特」には、「他と異なる、ひとつだけ」「ひときわ目立っているさま」というニュアンスがあります。「技」の意味は、「腕前があること」。つまり、「特技」には「他にはない特別な技術」という意味合いがあると言えるでしょう。
一方で、趣味は、「好み」「個人的に楽しむための娯楽」というニュアンスが強いです。
特技と趣味の境界線は曖昧であり、人によって異なってきます。しかし、一般的に考えると「好きなこと」や「楽しみ」以上に、スキルや知識がある事柄については、特技と言えるのではないでしょうか。
自分の特技はどうやって見つけたらいい? 特技の見つけ方を解説
特技の意味や、特技と趣味の違いについて、理解は深められましたか? 続いては、「自分には特技がない…」と悩んでいる方に向け、特技の見つけ方について紹介していきましょう。
1:趣味から探す
特技がないという人は、趣味や自分が没頭できる好きなことを追求してみてはいかがでしょうか。「好きこそものの上手なれ」ということわざがありますよね。好きなことやものは、楽しみながら続けることができます。さらに高みを目指して努力することで、趣味を特技にすることができるのではないでしょうか。
2:日々の生活を振り返る
日常的に行っていることを振り返ってみるというのも、特技を見つけるうえでおすすめの方法です。自分自身と向き合う時間にもなりますし、今まで気がつかなかった自分の強みを再発見できる場合もあるでしょう。
例えば、毎日の自炊が苦にならないだとか、寝起きが良いなど、些細なことでもかまいません。こういったことを深掘りしてみると、料理や早起きが特技だということに気付けるのではないでしょうか。
3:周りの人に聞く
自分の長所は、自分で気がつきにくいもの。特に、自己肯定感が低い人は「私なんて…」という考え方が習慣になっている人も少なくありません。そこで、家族や友人、会社の同僚など、普段自分の周りにいる人に、自分の長所を聞いてみるのも良いでしょう。
自分では短所だと思っていたことが、見方を変えることで特技だと言える場合もあります。自分で考えてみても分からない場合は、勇気を出して聞いてみても良いのではないでしょうか。
4:褒められたことや成功体験を振り返る
過去に褒められたことや、成功体験を一度、振り返ってみましょう。ざっくばらんにメモに書きだしてみるのもおすすめです。紙に書きだすことで、記憶や考え方が整理され、自分の長所や得意なことを見出せるのではないでしょうか。
特技の例を紹介
「特技がなくて困っている…」という人へ、具体的な特技の例を紹介しましょう。具体的な例を見て、「これなら私にもできそう!」ということや、興味が湧いたものがあれば、ぜひ今日から日常に取り入れてみてくださいね。
1:スポーツ
スポーツと言っても、競技は何種類もありますよね。学生のころ入っていた部活やサークル、子どものころ遊びでやっていたスポーツなどがあったら、もう一度始めてみてはいかがでしょうか。運動をすることで、気分のリフレッシュにも繋がりますし、身体やこころの健康にも好影響を及ぼします。
いままでスポーツをした経験がないという人は、ウォーキングやヨガなど、激しくない運動を取り入れてみるのもおすすめです。友人や恋人とウォーキングをしたり、ヨガ教室に通ったりしてみてはいかがでしょうか。新しいことにチャレンジすることは、勇気がいりますよね。しかし、始めてみると「意外と自分に向いているかも!」という発見があるかもしれません。
2:料理
特技の見つけ方として、「日常の生活を振り返る」ということを取りあげました。料理や早寝早起きを例に挙げて紹介しましたが、料理は汎用性が高く、また料理と一口に言っても、和食やフレンチ、イタリアンなど、さまざまなジャンルがあるため、特技として取り入れやすいです。
料理そのものではなく、「食」に重きを置いてみても面白いかもしれません。珈琲やワイン、パンやケーキにカレーなど、幅が広く、奥深いジャンルと言えるでしょう。知識や技術に重きが置かれているため、スポーツのように、順位や勝ち負けがつかないところも、特技としておすすめのポイントです。
3:動画編集
近年、YouTubeなどの動画投稿サイトが人気を博していますよね。そんななかで、家で行える動画編集というスキルは、手軽かつ需要もある分野と言えるでしょう。独学でもある程度は行えますし、スキルアップすれば、動画編集を副業にすることもできます。本業においても、役に立つ場合があるかもしれません。
4:ヘアアレンジやメイク
「オシャレをすることが大好き!」「メイク動画を見ることが好き」という人は、ヘアアレンジやメイクを特技にしても良いのではないでしょうか。社会人になると、日頃からお化粧をする機会も多いかと思いますが、日常的に行うことを特技にできたら、毎日がさらに楽しくなりそうですよね。
最後に
本記事では、「特技」について詳しく見ていきました。特技がないと悩んでいる人も多いかと思います。しかし、「好きでやっているだけ…」だったり、「特技と言うほどではないし」と思っていることも、実は十分特技になりえるのです。
まずは、自分の好きなことは何なのか、何をしているときに幸せを感じるのかなどを振り返ってみるところから、始めてみてはいかがでしょうか。
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