あなたは大丈夫? 増える自然災害に備えておくべき防災グッズ
嫌なアラート音と共に携帯に届く地震速報。あの3.11の震災から11年が経過しましたが、まだ記憶に新しく当時の不安と恐怖を鮮明に思い出します。その後も熊本地震や伊豆山土砂災害の他、多数の自然災害が発生。
30年以内には「南海トラフ地震」が発生すると予想される等、いつ大規模な自然災害が起こってもおかしくない状況に置かれている私たちですが、一体どれぐらいの人が自然災害に備えられているのでしょうか?
今回、株式会社ナビットが全国の主婦を中心としたモニター会員1,000人を対象に実施した「台風グッズ」についてのアンケート調査結果から、自然災害に備えている人の割合や、みんなが準備している防災グッズなどがわかりました。そして国が推奨する防災グッズとは? 今私たちが備えておくべきものについて改めてチェックしていきましょう。
■防災グッズを準備できている人は6割程度
日ごろから防災グッズを意識して「準備している」人はどれぐらいいるのか? については回答者の63.7%、約3分の2の割合が「準備できている」という結果に。一方で、約4割近くの人は「準備していない」と回答しており、いざとなった時に慌ててしまう人がまだまだ多くいることがわかりました。
■防災グッズの見直しは「1年に1度」
準備している防災グッズの中身を見直す頻度について「1年に1度」が21.8%と最も多い結果となり、1位に。次いで「数年に1度」、「半年に1度」という結果に。見直していない人は2割近くいました。
■みんなが準備しているグッズTOP3は「ライト」「非常食」「水」
準備している防災グッズについてフリー回答で調査をした結果では、「ライト(ロウソクを含む)」と「非常食」が450件を超え1位・2位に。3位には350件を超える票を獲得した「水(給水袋などを含む)」がランクイン。次いで「簡易トイレ」「充電器・電池」「ラジオ」となりました。
この他には「アルミシート・カイロ・毛布」などの防寒関連グッズの他、まるっと一式が揃っている「防災グッズセット」なども目立ちました。
国が推奨する防災グッズ
首相官邸のホームぺージ上では、災害に備えて家庭で取り組むべき主な対策が紹介されており、「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう~」を見てみると、防災グッズ関連として「非常用持ち出しバッグ」と「食糧・飲料などの備蓄」の2項目が紹介されているそう。
【非常用持ち出しバッグの内容の例】
自宅が被災した場合の避難生活を想定し、中身は次のものを推奨しています。
・飲料水、食料品(カップ麺、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒薬、常備薬など)
・ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
・懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
・衣類、下着、毛布、タオル
・洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ
【食糧・飲料などの備蓄】
特別なものを用意するのではなく、できるだけ普段の生活の中で利用されている食品などを備えるよう、勧めています。具体的には「飲料水」は3日分(1人1日3リットル)、「非常食」は3日分(ご飯、ビスケット、板チョコ、乾パンなど)。さらに「生活用品」としてトイレットペーパー、ティッシュペーパー、マッチ、ロウソク、カセットコンロなど。
命を守ってくれる防災対策。まだの人は今すぐ備えよう
いかがでしたか? いざ自然災害が起きてしまったら、そこから必要なものを調達するのは難しいもの。「あの時あれさえあれば…。」救われた命もあるかもしれません。時すでに遅し! とならないいように、恐ろしい自然災害が起こる前からしっかりと準備をしておきたいですね。
これからあっという間に近づいてくる年末。大掃除をする際などの買い出しの時にでも、必要なものをチェックして足りないものを備えておきましょう!
アンケートの詳細はこちら
調査主体:株式会社ナビット
調査期間:2022年6月
サンプル数:男女1000人
調査方法:インターネット調査