自然災害への備え、みんなはどうしてる?
自然災害について、みんなはどんな備えをしているでしょうか。
9月1日の“防災の日”を前にナリス化粧品がおこなった、全国の4,174人の成人男女を対象とした「自然災害への備えについての意識調査」から、結果を一部抜粋してお届けします。
自然災害に備えている派は約4割、備えていない派は約6割
全国の20歳~59歳の男性1,970人と、2,204人の女性、ほぼ同数に自然災害に備えているか質問したところ、男性が41.3%、女性は、全体では、40.1%が備えていると回答。男女ともに備えに対する意識に大きな差はないようです。
年齢別に見てみると、男女ともに若年層の方が、「備えている」と答えてる割合が多く、男性では20歳前半「備えている」52.4%、「備えていない」47.6%と、備えている派の方が多数派に。
女性も「備えている」48.8%、「備えていない」51.3%と肉薄していて、特に「とても備えている」と答えている割合は、高齢層では数%に留まりますが、若年層では10%を大きく超えており、意識の差が見えました。
災害時の非常用持ち出し袋、用意している約4割、用意していない約6割
次に「災害時の非常用持ち出し袋を準備しているか」について。男女ともに、用意している人は38.9%と4割に届かず、用意していない人は、6割以上。女性は、年齢による非常用の持ち出し袋を準備している割合に差はほとんど見受けられませんが、男性では高齢層の方が用意していない人が若干多い傾向がある模様。
非常用持ち出し袋に入っているもの、懐中電灯・水・食品の順
災害時の非常持ち出し用袋を準備している女性857人に「何を準備しているか」という質問すると、最も多かった回答は、「懐中用電灯」、続いて「水」、「食品」と続きます。
1位の懐中電灯は50代後半の高齢層では8割を超えて準備していますが、20代は、前半・後半ともに約4割と高齢層の約半分しか準備していないという結果に。水や、食品なども4割よりも少ない割合で、若年層では、全体的に準備している割合が低い傾向が見えてきました。逆に若年層で、高齢層よりも準備していると答えた割合が多いアイテムは、「救急用品」「生理用品」「化粧品」などでした。
災害に備えてできる準備
自然災害は避けられないことが多いですが、事前の準備や公助だけでなく自助の部分の準備をしておくことで、避難時や避難所の生活を少しでも過ごしやすくすることはできます。
また、普段使用しているものが、目線を変えることで災害時にも役に立つというものは多く存在します。災害に巻き込まれる可能性は誰にでも起こりうると考え、より具体的に、避難時の生活をイメージして、それぞれの人が準備をすることが大切ですね。
◆ナリス化粧品がアドバイス。災害時の備品として選ぶ化粧品・美容
・ガラスの容器など、割れやすく重い化粧品ではなく、割れづらく軽い容器に入った化粧品を選びましょう。
・化粧水と乳液、クレンジングと洗顔など、1本で複数の機能を持つ化粧品がおすすめ。あれもこれもでなく、自助のアイテムとして、ご自身にとって大事な機能の化粧品を選びましょう。
・避難生活が長引くと、体調不良や肌の不調をきたす可能性があります。刺激の少ないものを選びましょう。
・コットンを忘れずに。コットンは化粧水などの化粧品を使用する時だけでなく、救急用品としても使用できます。水濡れして使えなくなることを防ぐために、ビニール袋などに入れておきましょう。
・髪が洗えない、セットができないという場合には、ニット帽などで隠すのもおすすめです。
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9月1日の防災の日をきっかけに、日々の備えを見直してみましょう。災害時に、自分を助けてくれることは間違いないから。
【調査概要】
実施期間:2022年7月1日~8月4日
調査方法:インターネットによる自社調査
対象:全国20歳~59歳の男性1,970人と、20歳~59歳の女性2,204名/合計4,174人
内容によって回答者が異なるため、n数は、各図表に記入している数字を参照ください