立ち仕事が多いアナウンサーにとって「靴選び」は重要!
前回の「ネイル」の記事を読んでくださった方から、「確かにアナウンサーの足元って気にしたことがない! 衣装の話はあったけど靴ってどうなっているの?」というご質問をいただいたので、今回は靴についてお話しさせていただきます。
アナウンサーは実は“立ち仕事”も多いです。
スタジオでも、番組やコーナーによっては、立ってお伝えしますし、外での取材や街ブラロケなどは、基本的に立ちっぱなしです。靴を買う際も、ロケなどで使えることを念頭に選ぶことが多いので、必然的に履き心地も重視することになります。
靴は衣装の場合もあれば、自前のことも
スタジオでの仕事は、靴も衣装に含まれていますので、スタイリストさんが用意してくださいます。靴自体の主張がない、何にでも合わせやすいシンプルなパンプスが多いです。また、コツコツという音が放送に入ってしまわないよう、いざという時には靴の裏にガムテープを張り付けることもあります。
幅広・扁平足・足が疲れやすいため、靴選びは慎重派
一方で、衣装の出ないロケなどでは、靴も自前です。
私は幅広で扁平足。とにかく足が疲れやすく、合わない靴を長く履いていると靴擦れで皮がむけてしまったり、親指や小指の付け根に激痛が走ったり、仕事にならないので、靴選びは慎重に行います。
パンプスを買う際は、長く立っていても足が痛くならないように、足指の付け根あたりのクッション性が高いもの、足の動きに合わせて付いてきてくれるソールのやわらかいもの、安定感のあるヒールが太めのものに。
そして試着は必ず足のむくむ時間帯に行き、その時点で少しでも違和感があったら、革はのびるかも、なんて安易な期待はしない、ということも肝に銘じています。
2万歩歩いても痛くならないローファーに出合いました!
最近、友人の履いていた靴がとても歩きやすそうだったので、お店を聞いてすぐ買いに走ったのが日本のスポーツメーカーが作るオフィスシューズでした。
インソールが足底に沿ってくれるので快適。私にも合っていたようで、ロケで2万歩近く歩いても痛くならなかったので、感動して色違いを買い足しました。良い靴の情報は、積極的にリサーチをしています…!
この秋は、ショートパンツコーデ×ショートブーツに開眼!
私が現在担当している番組「シューイチ」は衣装が比較的自由で、いわゆる“アナウンサーっぽい”ものではありません(詳しくはvol.2をご覧ください)。
このまま着て出かけたい! と思うような素敵な衣装に合わせて、毎週スタイリストさんが靴も何足か持ってきてくれます。パンプスだけでなく夏はサンダル、そして秋になるとブーツもラインナップに。
数ある衣装の中でも、この秋はショートパンツにショートブーツを合わせるコーディネートがお気に入りでした。
数年前からOggiの誌面でもショートパンツを見かけるようになりました。かわいいな、と思いつつも、足が出る丈の服を長らく着ていなかったので、買うまでに至らなかったのですが、衣装で着てみて、学びました…!
ショートパンツ自体はしっかりとした生地で、膝丈、そして全身の色味は抑えて、ブーツで足を適度に隠す… このあたりを意識するとデビューしやすく、ワードローブにアクセントが生まれます。私服でも今年はブーツを合わせてショートパンツを楽しんでいます。
日本テレビアナウンサー 徳島えりか
1988年9月生まれ、東京都出身。O型。慶応義塾大学 法学部政治学科卒業後の2011年4月、日本テレビに入社。現在は、『シューイチ』『news every.』を担当。Instagram → @tokushima_erika