“over”の意味や使い方
英語の授業で習って意味は覚えているけれど、正しく使い分けられているかわからない…… なんてことも多い「前置詞」。
その中でも今回は“over”に焦点を当て、意味や使い方についてご紹介。
前回の記事はこちら>>覚えておくと超便利!「I’ll see」の意味は? ネイティブも多用!
ところで“over”といえば、「~の上に」という意味をもつことはご存じの通りですが、似たような意味をもつ前置詞に“above”があります。
この両者の違いを理解するためには、それぞれの前置詞の核となるイメージを掴むことが大切です。
【over】
:~の上に、~を越えて。真上を含めて上方の位置で、しばしば弧を描いて覆いかぶさるイメージ。⇔“under”
【above】
:(表面から離れて)~の上に。基準よりも高いところにあり、onのように接していない。⇔“below”
違いがわかりましたか?
では、“over”が実際にどのように使われるのかについてもあわせてチェックしましょう!
◆~の上方に、~の上を覆って
ex. 「She had a shawl over her shoulders.」(彼女は肩にショールを掛けていた)
◆(量・年齢などを)超えて
ex. 「My mother is over ninety.」(私の母は90歳を超えている)
◆~しながら
ex. 「Let’s talk over tea!」(お茶を飲みながら話しましょう!)※タイトルの英文の正解です!
ex. 「I fell asleep over the book.」(本を読んでいるうちに寝てしまった)
◆至る所に
ex. 「We looked all over the house.」(私たちは家の隅々まで探した)
◆~に関して
ex. 「They are arguing over the property.」(彼らは財産のことで揉めている)
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。