ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#122>
前回記事:『真剣に婚活しても苦戦… どうすれば結婚できますか?』
こんにちは、ライター・安本由佳です。
私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
【お悩み】
同僚をライバル視してしまうのが悩みです。接客業をしていますが、お客様を他のスタッフに持って行かれないか・どちらが売り上げているか等、何かにつけて比べて疲れてしまいます。最近新しいスタッフが入り、人数が増えて助かっている反面、どうしてもライバル視して当たりがキツくなってしまい…… こんな自分が嫌になります。
「負けたくない」という気持ちは健全
「負けたくない」―― そう感じるのは、相談者さんが仕事に情熱を持ち、真剣に取り組んでいる証拠。持ち前の負けん気の強さのおかげで今の相談者さんがいますし、負けたくないと努力を積み重ねてきた結果が現在に繋がっています。
だから「こんな自分が嫌」などと責めたり嫌悪する必要はありません。負けず嫌いは、間違いなく相談者さんの長所です。
ただご自身もおっしゃっているように、誰でも彼でもライバルとみなし何かにつけて「どちらが上だ、下だ」と競っていると、周囲も自分も疲弊してしまいますよね……。
一緒に働く同僚は同じ目標に向かって切磋琢磨する仲間。それなのに敵対心が態度に出て関係がギクシャクしてしまうと、職場の雰囲気まで悪くなり、せっかくの長所が裏目に出てしまいます。
どうすれば、負けず嫌いを美点のまま上手に使えるか?―― それには“戦う相手を変える”のが有効です。
戦う相手を他人→自分に切り替える!
相談者さんは「お客様を他のスタッフに取られたくない」とか「どちらの売り上げが上か」とか、いつも他者との関係性で競争していますよね。
しかし、一歩引いて考えてみてください。
同じ職場のスタッフとの小さな戦いに勝ったところで、いったい何が得られますか。どんぐりの背比べだし、一瞬の小さな優越感にどれほどの価値があるでしょうか。
負けず嫌いを長所として生かすためには、戦う相手を他人→自分に切り替えるのがおすすめです。
「お客様を他のスタッフに取られたくない」ではなく「○人の新規顧客を獲得する」と目標を掲げる。「どちらの売り上げが上か」ではなく「今月の売上目標は○万円」と定める。そして、自分自身と戦うんです。
そうすれば、一緒に働く仲間と敵対する必要がなくなりますし、むしろ周囲と良好な関係を築いて互いに協力し合うほうが得策だとわかるはずです。
嫉妬心や負けず嫌いは強い原動力を持つ感情であるからこそ、取り扱い方がとても大切。
プラスの方向へ持っていけるよう「私が戦う相手は自分」と心に言い聞かせてみてください。
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※画像はすべてイメージです。
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。