ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#88>
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こんにちは、ライター・安本由佳です。私のInstagramに届いた、お悩みの中からぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
【お悩み】
新卒から大企業で総合職として働いている20代後半女子です。私は頼もしく尊敬できる人が好きで、お付き合いする男性は年収が自分と同等以上でないと、と思っています。しかし、たったそれだけの条件でかなりターゲットが狭まる上、そういう男性は引く手数多だからかなかなか恋愛に発展しなくて……。紹介も一通り尽きてしまい、合コンやアプリを使っても良い出会いがありません。
バリキャリ女の恋愛は難しい?
新卒から大企業の総合職として働いてきた相談者さんが「自分と同等以上の年収」を必須条件に挙げると、該当する男性は確かに狭まってしまいそうです。
とはいえ、相談者さん自身もバリキャリ人生を歩んでいらして、いわゆるハイスペックな男性たちと同じステージにいるわけですよね。合コンやアプリに頼らずとも、身近に・対等に好条件の男性と出会える相談者さんは、そうでない女性たちと比べて恵まれた環境にいると言えます。
学生時代の知人・友人、会社の同期や先輩、取引先の相手…etc これまでも現在も、出会いなら山ほどあったのでは。
しかしそれでも恋愛に発展しなかったのはなぜでしょう。一通り尽きてしまうほどの紹介を受けてもうまくいかなかったのは、何が原因だったのでしょうか。
バリキャリ女性たちは、自分自身が努力してきたぶん、相手にも多くを求めがち。その気持ちはとてもよくわかります。
けれど、中身を知る前に表層だけで“採点”してしまってはいませんか?――どうにもうまくいかないな…… と感じるなら、次々と新しい出会いを求める前に、いったん自分の向き合い方を振り返ってみてもいいかもしれません。
年収の高さと、能力・人間性は必ずしもリンクしない
ところで、相談者さんの言う“頼もしく尊敬できる人”とは、人となりではなく年収の話なのでしょうか。
給与の高低は業界や企業規模によるところが大きく、本人の能力や人間性と必ずしもリンクしません。職業に貴賎はありませんし、収入の良い仕事=立派、とも限らないですよね。
もちろん、自分と同等かそれ以上に稼いでいて欲しいという、相談者さんの恋愛観を否定する気はありません。現実問題、お金は大切です。
ただ、人となりを年収の高低で決めつけてしまうと判断を誤ります。
現時点において相談者さんより年収が低かったとしても、能力のある人ならその後の選択次第でいくらでも稼ぐようになりますし、一方で逆バージョンも十分にありえます。
素敵な男性と恋愛したいのなら、変わるものより変わらないものーーつまり表層ではなく中身を見る目を養ってください。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。