10年で⽉間新規サービス数は約5倍に!? 2022年はマッチングアプリ戦国時代
友人からの結婚報告。聞いてみれば出会いは「マッチングアプリ」。なんていう報告はもはやスタンダードになりつつある今日。「マッチングアプリ」は友達探しから、恋活、婚活まで幅広く、ターゲットも10代から60代以上。またマッチング要素としても、外見、学歴、再婚、高年齢、ハイスペック層や特定の職業などに特化したサービスまでたくさんあります。
コロナ渦によりリアルな「出会いの場」が減ってしまったことも相まって成長はとどまることなく、2022年現在では100以上のサービスがあると推測されており、時代はマッチングアプリ戦国時代だそう。
そんなマッチングアプリ戦国時代では、「たくさんありすぎてもう分からない」「結局どれがいいんだろう」という声を、筆者の周りでも実際によく聞きます。今回は、株式会社バチェラーデートから発表された「マッチグアプリ戦国時代カオスマップ2022年版」をもとに、現代のマッチングアプリ事情とこれからの時代に最適な「マッチングアプリ」について一緒に見ていきましょう。
2022年マッチングアプリの傾向は「価値観」と「AI」がカギ?
「マッチグアプリ戦国時代カオスマップ2022年版」の「マッチングアプリ関連ワード」の調査結果を見ると、現状の傾向としては、従来の年齢、地域、年収、職業などを中⼼とした条件だけではなく、趣味や性格はもちろん、“価値観”などの内⾯でマッチングする機能がトレンドとして読み取れます。
さらに、“価値観”以外の関連ワードでは“AI”も関連度が高い結果となりました。政府も少⼦化対策の⼀貫としてAI婚活について⾏政の取り組みに対し助成⾦を設定するなど後押しをしていますが、今後のマッチングアプリのトレンドとしては“AIの活⽤”と“価値観”が重視されるといえます。
「マッチングアプリ」のカオスマップから読み解く変化と現代のトレンドとは?
マッチングアプリの歴史を⾒ると、東⽇本⼤震災の1年後、⽇本勢の先駆けとしては2012年に当時隆盛していたFacebookを利⽤した、安⼼安全の婚活マッチングアプリとしてOmiaiがリリース。続いてペアーズリリース。しかし当時、先んじて乱⽴していたのは、いわゆる“出会い系”と呼ばれていたサービス。そのため2012年度当時は現在のような安⼼安全なマッチングアプリとしての認知は乏しい状況だったそう。
その頃⽶国では2012年にTinderのリリースにより若い世代でオンラインの出会いが爆発的に広がりました。海外での流⾏から、⽇本でもマッチングアプリ市場の拡⼤とビジネスの可能性が見込まれ、新規参⼊する企業も増加。2017年頃までには、現在の恋活婚活マッチングアプリ市場を代表するアプリが出揃ってきました。
探さずに出会える時代が今後のマッチングアプリのトレンドに
マッチングアプリ市場の拡大とともに、“お相⼿の探し⽅”も時代とともに変化がありました。まずはいわゆる条件検索で絞り込みながら⾃らお相⼿を探し「いいね」やメッセージでアプローチを⾏う【第⼀世代:条件検索型】。
その後スワイプでお相⼿を探し、いいねやメッセージでアプローチする【第⼆世代:スワイプ検索型】。そして運営やサービスがお相⼿を複数回、または複数⼈提案した中からお相⼿を選ぶ【第三世代:提案型】。
そして第四世代となるのは、⾃動でマッチングされる【第四世代:⾃動マッチング型】。アプリ上でのマッチングまでに重きを置いた従来型から、時間や⼿間をかけずに実際に会うまでを最適化したモデルが求められる時代になってきたと⾔えます。
マッチングアプリ疲れといえば、「メッセージを続けるのが⾯倒くさい」、「マッチングしてもデートまで繋がらない」、「⾃分で探すことで同じ失敗を繰り返す」、「いい⼈に出会えない」など様々。
その声を解決するように、時代と共に変化をし続けるマッチングアプリは、いわゆる「検索型」の従来のものから、“会うまで”と“出会った後”の⾯倒を、仕組みと独⾃のAIマッチングで徹底的排除し効率化した「自動マッチ型」の第四世代が2022年現代の主流となってきているそう。
この「自動マッチング型」なら、仕事が忙しくてアプリに割く時間がないあなたや、マッチングアプリ疲れで一旦アプリでの出会い探しをお休みしていたあなたも、気楽に新たな出会いを見つけられるかもしれませんね。
とはいえ、できるだけ会う前にアプリ上のメッセージでコミュニケーションを取って相手を知りたいという人もいるはず。自分に最適なマッチングアプリをチョイスして、素敵なパートナーを見つけられるといいですね。
「マッチグアプリ戦国時代カオスマップ2022年版(株式会社バチェラーデート)」調査結果より