ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#119>
前回記事:『4度目のデートで一線を超えたら連絡が途絶え… これって脈なし?』
こんにちは、ライター・安本由佳です。
私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
【お悩み】
30代前半の会社員です。約2年、既婚上司と不倫関係にあります。いろんな面で相性が良く、仕事の話や悩みも共有できる居心地の良さから互いに離れられず今に至ってしまいました。しかし彼に離婚の意志はなく、進展は見込めません。関係がバレてトラブルになる前に別れるべきだと頭では分かっているのですが、思い出もありますし、別れたらまた独りぼっちになってしまう…… それが怖くて切り出せずにいます。
既婚男性との不倫は、自ら別れない限り終わらない
最初にお伝えしておきます。既婚男性との不倫、特に男性側が「離婚しない」と明言している関係は、女性側から別れを切り出さない限り終わりません。
不倫関係が2年にも及んだのは、相性が良かったことや居心地の良さも無関係とは言いませんが、相談者さんが別れようとしなかったこと―― それが最大の理由です。
なぜなら、既婚男性サイドには別れる理由がないから。
「離婚するつもりだから」などと嘘をついて罪悪感を負う必要もなく、離婚を迫られないようにと気を遣うこともなく、ただただ非日常を楽しむだけの“恋愛ごっこ”を続けられるんです。…… なんて都合のいい関係でしょうか。
相談者さんは自身のすべてで恋愛していても、彼は違います。
彼は、家族の支えがあってこそ持てている余裕・余力を使って不倫を楽しんでいます。無責任でいられるから耳障りのいい言葉で誤魔化し、かっこいい自分だけを見せ続けられるんです。
こんなにもアンフェアかつ不毛な恋愛に、貴重な時間を捧げていいわけがありませんよね。
別れたら独りぼっちと言うけれど……
「独りぼっちになるのが怖い」―― 別れた後の孤独に怯える相談者さんの心情も理解はできます。
しかし、それなら現状はどうでしょう。
「離婚しない」とハッキリ伝えられても沈黙し、本音を押し殺している相談者さんは、彼から『二番手の女』のレッテルを貼られているのと同じです。
一度きりの人生なのに、不倫をやめれば一番に愛され、誰よりも大切にされる存在なのに、このまま自ら二番手に甘んじるつもりですか。
孤独や寂しさに負けず、プライドを取り戻してください。
相談者さんはまだ30代前半、その気にさえなればいくらだって新しい出会いが待っています。
二番手に貶めようとする失礼な相手などこちらから切り捨てて、次こそ、相談者さんと全力で向き合ってくれる男性とフェアな恋愛をしてください。
* * *
お悩み相談は現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
※画像はすべてイメージです。
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。