ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#118>
前回記事:『「どこ行こうか〜」デートプランを丸投げしてくる男性にモヤモヤ…』
こんにちは、ライター・安本由佳です。
私のInstagramに届いたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
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【お悩み】
32歳女です。マッチングアプリで出会った男性(36歳)と4度めのデートで彼の家に行くことになり、流れで一線を超えてしまいました。デートも自分から誘ったし自分の意志でしたことだから後悔していませんが、その時を境に彼からLINEがこなくなって…。自分から「ありがとう」と送るのも違う気がするし、これはもう脈なしでしょうか? できればまた会いたいし、彼の恋人になりたいです。
ミスは「付き合う前に一線を超えたこと」ではない
流れでそうなったとはいえ、相談者さんは自分の意志で彼の家に行き、自分の意志で服を脱いだわけですよね? それなのに、どうしてこの期に及んでも心を閉ざし、本音を隠そうとするのでしょう。
相談者さんのミスは、付き合う前に一線を超えたことではありません。彼と付き合いたい・恋人になりたいと思っているにもかかわらず、自ら言葉にせず、曖昧なままでいようとする彼に合わせたことです。
そして今なお、彼に判断を委ねようとしていますよね。
自分からはLINEせずに彼の出方をただ待っている。そして連絡がこない=脈なしだと勝手に解釈し、最後まで心は開かず傷つくことから逃げようとしています。
「自分の意志でしたことだから後悔していない」という強さがあるのなら、もう受け身の姿勢はやめませんか?
逃げずに本音をぶつける勇気が必要
考えてみてください。相談者さんが相手の反応を探っているのと同じように、彼のほうも相談者さんの出方を待っている可能性があります。
確かに彼は曖昧なまま体の関係に及び、自発的には「好きだ」とも「付き合おう」とも言ってきません。…… つまり、その程度の熱量だということなんですが、それを言うなら相談者さんも同じです。
心の中で「また会いたい」「恋人になりたい」といくら考えていたとしても、言葉にしていない以上、彼には伝わっていません。
ということは、彼の視点で見た相談者さんは--『曖昧な関係のままでも一線を超えられて、その後も何も言ってこない都合のいい女性』です。
違う、そうじゃない! と、言いたいですよね? だったら、今からでもきちんと言葉で伝えましょう。
そのためには、なんとしてももう一度会う機会をつくる必要があります。
彼はおそらく相談者さんの出方を待っているので、ここでの重苦しい内容や長文LINEは逆効果。本題は会ったときに目を見て話すとして、まずはさらりと『○日空いてる? またご飯行こうよ』などと誘うのが良さそうです。
そうして彼に会うことができたら、今度こそ自分から、逃げずに本音を伝えてください。
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※画像はすべてイメージです。
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。