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LIFESTYLE

2022.10.14

大幅な値切りはマナー違反! パリ在住ライターが教える、蚤の市を楽しむ方法

パリ在住のライターが、フランス旅行におすすめのトピックをご紹介。今回はパリ郊外で行われる、年2回の大規模な蚤の市「フォワール・ド・シャトウー」をレポートします!

年2回のお楽しみ。パリ郊外のブロカント「フォワール・ド・シャトウー」

今回はパリの中心地から電車で1時間弱で行ける、大規模な蚤の市をご紹介します。

9月半ばからぐっと秋のムードになったパリ。年に2回(3月末と9月末)行われる「Foire de Chatou(フォワール・ド・シャトウー)」へ向かいました。

起源は中世と歴史が長く、ハムの祭典だったものが古着やアンティークの販売とセットになり、今に至るそう。パリ中心地から郊外へと拠点が移り、現在はChatou(シャトウー)という街で行われています。

テントがずらり。その数に圧倒される!

入場料は7€でした。入口からお店のテントがずらりと並び、まるで期間限定の街が出現したかのような光景。サーカスのような屋根がかわいらしい。

お店のディスプレイは一つ一つこだわりがあって、眺めるだけでも楽しいです。こちらは歴史を感じるインテリア雑貨や家具。フランスらしい色彩にときめきます♡ いつかじっくり選んで買える日を夢見て・・お隣へ。

クラシカルな絵画がディスプレイされたお店。お気に入りのものに出会えるかも。

蚤の市は一点ものばかり。一期一会の出会いを楽しもう

18〜19世紀のお洋服、レース、タペストリーが揃うお店。ヴィンテージアイテムは個性が強いものが多いですが、シックなスカーフなどはコーデに取り入れやすくおすすめです。

愛らしいティーセットを見つけました。こんな可愛い柄なら、ティータイムがもっと楽しくなるはず。

パリらしいインテリアといえば、居間に飾られるアンティークの鏡。このようなクラシカルな鏡も、いくつか見かけました。

楽しくお買い物するために… 蚤の市でのマナー

せっかくの蚤の市、楽しい思い出にするためにも知っておきたいマナーをご紹介します。

最近はクレジットカードを受け付けてくれるお店も増えてきていますが、現金しか受け付けてくれない場合も。そんな時に備えて、現金を適度に用意しておくのがおすすめです。フランスだと、蚤の市近くのATMに長蛇の列があることも・・時間をロスしないためにも、気をつけたいポイントです。

ブロカントのぬいぐるみ

そして「値段交渉」について。あまり買う気がないのに値切ったり、大幅に値段を下げるお願いをするのはマナー違反です。ニコッと笑顔で(ここ重要!)「この2つの商品を検討しているのですが、少しお値段下げていただけるでしょうか?」など、お店の方に相談してみましょう。

蚤の市の醍醐味の一つは「お店の方とコミュニケーションを楽しむ」ことかもしれません。気になった商品を見つけたら、お店の方に質問をしながらお買い物を楽しんでください。背景を感じ取ることで、購入したそのアイテムがフランス旅の大切な思い出になること、間違いなしです!

フードブースには本格的なビストロが登場!

この蚤の市の起源はハムの祭典であったことから、豚がトレンドマーク。お肉料理が楽しめるフードブースも並びます。

こちらは鴨料理屋さんで、ワインとフォアグラでランチブレイクの様子。皆さん、すっかりコートを着込んでいます。

温かい料理が食べられるのが、ありがたい! 大きいお鍋で美味しそうなご飯がぐつぐつと。

とあるビストロで、秋の味覚・キノコをふんだんに入れたオムレツをいただきました。バターとキノコが効いて、美味! 次回は豚料理にしようかな。

パリの郊外「フォワール・ド・シャトウー」、いかがでしたでしょうか。パリジェンヌ・パリジャンが心待ちにしている年に2度のブロカントの様子を感じ取っていただけたら、嬉しいです。3月末又は9月末にパリにいらっしゃる際は、ぜひ訪れてみてください。

Ayami Okura

ロマンティックなものをこよなく愛する、在仏ファッションエディター。フランスと日本のカルチャーを繋ぐことをモットーに活動しています。ファッション・アート・ライフスタイルまで、心ときめくものを探しながらパリの街をお散歩するのが日課です。モダンなトレンドスポットにも、アンテナを張り中!
Instagram:@ayamiokura

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