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LIFESTYLE

2022.09.11

パリジェンヌ流「今どきなカフェの楽しみ方」。非常識になるNG行動も解説!

パリ在住のライターが、フランス旅行におすすめのトピックをご紹介。今回はパリジェンヌ流・今どきのカフェの楽しみ方、カフェで非常識になってしまうこと、についてご紹介します。

パリジェンヌの「カフェの楽しみ方」

今回は「パリに数あるカフェの、今どきな楽しみ方」をお伝えします。

パリと言えば、オープンテラスカフェのイメージですよね。テラスと、ギャルソンがいて… でも、パリにある「カフェ」の定義はとっても広いんです。渡仏してから2年ほどが経ち、だんだんと「パリのカフェが持つ色んな顔」を知るようになりました。

パリジェンヌ・パリジャン流のカフェの楽しみ方をマスターすれば、次のパリ旅行がもっと充実したものになること間違いなしです♡

1|ローカルコミュニティーと繋がる

パリの中心地は20区に分かれていて、それぞれの区にはアイコニックなカフェがあります。その場所に行けばいつも同じスタッフ、ローカル客の顔が見られる…といったような。

このカフェでは、PCで仕事をする人、日記を書く人、朝ご飯をのんびり食べる人、スタッフとカウンターで世間話する人… と、様々な人がゆったりと時間を過ごしています。まるで自分の家でくつろぐように。

私が思うに「大通りの角に位置している」のも、ローカルコミュニティーなカフェであるための大事なポイント。気兼ねなくふらりと訪れることができるから、自然とご近所さんが集うのでしょうね。

Cafe Lèa
住所:5 Rue Claude Bernard, 75005 Paris

今回は5区にあるローカルカフェ「Café Léa(カフェ レア)」をご紹介。朝に訪れたので「プティ・デジョネ(朝食)」をいただきました。「パン・オ・ショコラ、フレッシュオレンジジュース、カプチーノ」の上写真のようなセットは、まさしくフランスの朝食の定番メニュー。いい1日のスタートが切れそう!

2|美味しいブランチを楽しむ

パリジェンヌ・パリジャンはヘルシーなブランチが大好き! ヘルシーで美味しいメニューがあるスポットの話がいつも飛び交います。

ファッショントレンドの宝庫のエリア・3区のマレも、ヒップなブランチスポットが点在するところ。穴場なブランチスポット・Café Berry(カフェ ベリー)は静かな通りにありながら、美味しいブランチを目掛けてくる人々で溢れています。

Café Berry
住所:10 Rue Chapon, 75003 Paris

野菜がたっぷり楽しめるプレートをオーダー。具材がたっぷり乗ったタルティーヌもおすすめです。

ちなみに、ブランチを食べに行くときに気をつけたいのが「お店に着く時間」。予約を受け付けていないブランチスポットへ週末に行く場合は、列ができて長い待ち時間になることも。オープン時間に合わせて行くのがおすすめです!

またローカルなカフェと違って、「ブランチで賑わうカフェ」では食事どきにPCを使うのはタブー。週末だとさらに混むので、週末は終日PCが禁止のところも多いです。

3|こだわりのコーヒーを味わう

カフェはコーヒーが楽しめるところ。ただ「バリスタが淹れる美味しいカフェラテ」を楽しめる所ばかりではありません。オープンテラスのザ・パリのカフェ! のようなところでは、機械でさっと作れるカプチーノが出てくるのが普通です。

美味しいカフェラテがあるカフェは、この共通点があります。

✔︎ インテリアがミニマムで洗練度高い
✔︎ コーヒー豆を販売している
✔︎ スイーツは、パウンドケーキ、クッキーを常備

まさにこの特徴を兼ね揃えたカフェが、パリ市内に数店舗構えるNOIR(ノワール)。石造りの建物の雰囲気を生かした、少し無骨とも言えるインテリアがパリらしいです。

Noir – Coffee Shop & Torréfacteur
住所:63 Rue Saint-Louis en l’Île, 75004 Paris

店内には、オリジナル商品のコーヒー豆も販売されています。スタッフさんに「家でどのようにコーヒーを淹れるか、好みの味は」を伝えてアドバイスをもらいつつ、お気に入りのものを購入するのも楽しいです。

4|アペロ〜ディナーを楽しむ

アペロとは、夕方からディナー前に「お酒を嗜みながら、おしゃべりをする」こと。お話好きなフランス人は、ゆっくりとこの時間を大切にします。ゆっくりとしたアペロ後、ようやくディナー、という流れが一般的です。

「アペロやディナーにぴったりだよ」と長年パリに住んでいらっしゃる方にお勧めしてもらったのがこのCafé de L’Industrie(カフェ・ドゥ・ランデュストリー)。若手クリエイターが多く住むエリア11区に佇む、大バコのカフェです。

Café de L’Industrie
住所:16 Rue Saint-Sabin, 75011 Paris, France

店内は広々! どこかノスタルジックなあたたかい照明が素敵なインテリアは、パリらしいムードに包まれています。

お値段はお手頃に、フランスの定番メニューが食べられます。今回は牛肉のタルタルを。付け合わせのポテトもたっぷりで、お腹いっぱいになりました。

「パリジェンヌ流・カフェの楽しみ方」いかがでしたでしょうか。

パリのカフェには、その数が多いからこそ、議論する場・カフェラテ休憩・ご飯を楽しむ場所… とそれぞれの強みや個性がはっきりと分かれているように思います。「誰とどう過ごしたいか」をイメージしながらカフェ選びをすると、パリで過ごす日々がもっと色鮮やかなものになるはず!

バカンスシーズンの8月は、様々なお店やレストランがお休みになったパリ。9月となった今、ようやくパリに住む人々が街に戻ってきたと感じます。夏から秋に移り変わるパリの様子を、レポートしていきたいと思います。

Ayami Okura

ロマンティックなものをこよなく愛する、在仏ファッションエディター。フランスと日本のカルチャーを繋ぐことをモットーに活動しています。ファッション・アート・ライフスタイルまで、心ときめくものを探しながらパリの街をお散歩するのが日課です。モダンなトレンドスポットにも、アンテナを張り中!
Instagram:@ayamiokura

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