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LIFESTYLE

2022.06.25

パリジェンヌのUVケア事情。現地で日傘をさしているのは日本人だけ!?

パリ在住のライターが、フランス旅行におすすめのトピックをご紹介。今回はパリジェンヌのUVケア事情についてです。

太陽は気にしない! パリジェンヌのUVケア事情

今回は、パリ在住のライターが、フランス独特のUVケア事情をお伝えします!

じりじり照りつける太陽… 夏がフランスにもようやく訪れました。そんな中、毎年困るのが「パリでは日傘が浮く」こと。本当は日傘差したい… でもあまりにも使用している人が街にいなくて、日傘が差しにくい! たまに日傘を差している人を見かけたら、おそらく日本人の方かな? といった様子。

この状況の背景にあるのが、日焼けに対する認識が日本とかなり違うこと。パリジェンヌにとって「日焼けした肌=クールなイメージ」なのです。

とある溶けそうな昼間、詩人ヴィクトル・ユーゴーが暮らした建物がそびえ立つ、Place de Vosges(ヴォージュ広場)にて。みんな、太陽を浴びながらまったり語っています。

色白はクールじゃない?!

フランスでは「ヴァカンスを思い切り楽しむ」文化が根付いています。どこでどう過ごしたか、がヴァカンス後の話のネタになるのです。そこで色白をキープしていると「ヴァカンス謳歌できてなさそうで、かわいそう…」という発想になるのだとか。

そういえばピクニックに参加したときに、「これを塗っておいたら大丈夫だよ」と日焼け止めクリームを渡してくれたフランスの友人がいました。日焼け止めは一応塗るみたい… でも肌が真っ赤になるまで、みんな焼いていました。

青空の下、太陽をたっぷり浴びながらくつろぐ、パリジェンヌ&パリジャン(私なら30分もいられません…)。

薬局でフランスのUVケア事情をチェック!

パリジェンヌは日焼け止めクリームをきちんと活用してるのだろうか…? と思い、ファーマシー(薬局)へ。店員さんに「フランスの人って、太陽浴びるの大好きだけど、ちゃんと日焼け止めクリーム使ってるんですか?」と聞いてみました。

「夏はSPF50のものが人気ですね」と、意外に普通の回答。ただ「日焼けが肌に有毒ということを認識してない人はいて、そういう人はしっかり日焼け止めクリームをつけてないですね」とも。やはり日本ほどは「日焼けが肌を傷めつける」という認識が強くないのでしょうか。

一般的なファーマシーを訪れました。Avène(アベンヌ)をはじめ、フランスブランドのUVケアアイテムが揃っています。

日傘が差しにくいパリで、私のUV対策術!

私がパリで実践している、UVケア方法をご紹介。日本の皆さんからしたら基本のキかもしれませんが…。

まずは基礎化粧品をMelvita(メルヴィータ)の美白ライン「ネクターブラン」で統一すること。メルヴィータはフランスのブランドで、日本でもオーガニック化粧品として人気がありますね。優しくて上品な香りに癒やされるので、一年中このラインを愛用しています。

左から美容液・化粧水・クリーム。

次に肝心な日焼け止めアイテム! こちらはフランスブランドのLa Roche-Posay(ラ ロッシュ ポゼ)で統一しています。顔用、体用と愛用中。最近追加で、スプレータイプのものを購入しました。スプレータイプは、化粧後の顔にかけることができるのがポイント。外出時につけられるものを探していたので、ぴったりなものが見つかり嬉しい!

左から、顔用にスプレータイプ・顔用に保湿タイプ・全身用スプレータイプ。

そして腕をずっと露出させたまま外出するのはまずいかも… と思い「夏に着られる薄手カーディガン」をUNIQLOで購入しました。ブラックのシアーな素材のもので、ほんのり肌が透けて大人っぽく羽織れます。

後は、やはり「サングラス」。目から入る紫外線は侮れません。帽子も効果的だと思うので、UV対策になるものを探したいなと思っています。

パリジェンヌはUVケアよりアンチエイジング?

私はメルヴィータの路面店を訪れるとき、店員さんにおすすめアイテムを聞くなど、色々と質問をします。その際に言われたことが印象的でした。「美白ラインは日本のお客さまに大人気なんです。でもフランスではこのラインより、アンチエイジングのラインが人気なんですよね」と。

そういえば、パリジェンヌはスーパーフードやサプリメントなどで体をケアするイメージがあります。ヒップなセレクトショップで、サプリメントやストーン製のマッサージアイテムなどを見かけることも。しかもどれも、お洒落なパッケージのものが多いんです。

UVケアは少し無頓着な印象なパリジェンヌ。けれど、アンチエイジングでは食やビューティグッズなど、おしゃれに色々と取り入れていそう。私も興味津々です。近々リサーチに行ってこようと思います!

Ayami Okura

ロマンティックなものをこよなく愛する、在仏ファッションエディター。フランスと日本のカルチャーを繋ぐことをモットーに活動しています。ファッション・アート・ライフスタイルまで、心ときめくものを探しながらパリの街をお散歩するのが日課です。モダンなトレンドスポットにも、アンテナを張り中!
instagram:@ayamiokura

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