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LIFESTYLE

2022.09.16

弔問は最長30時間待ち!「国民の母」エリザベス女王が逝去したロンドンの街は今【現地レポート】

2022年9月8日、英国・エリザベス女王が96年の生涯を閉じました。6月初旬に在位70年を記念しプラチナ・ジュビリーを祝ったばかり。開かれた王室を目指し人々に寄り添い、「英国民の母」として慕われた女王との別れに沈む街の様子を、ロンドン在住ライターが現地よりレポートします。

くまのパディントン、ジェームズ・ボンドとも共演! 英国・エリザベス女王が9月8日永眠

2022年9月8日、英国・エリザベス女王がスコットランド・バルモラル城にて永眠。英国史上最長、そして最年長の96歳の君主でした。6月初旬には、女王の在位70年を祝うプラチナ・ジュビリー関連行事で祝賀ムードに包まれた英国。その矢先の、急な別れに衝撃を受ける国民も少なくありません。

エリザベス女王のディスプレイ

コーギーをこよなく愛し、ジェームズ・ボンドや「くまのパディントン」ともお茶目に共演。カラフルなファッションでも注目を集め、そのアイコニックな存在感はまさに「国民の母」。度重なる王室のスキャンダルを乗り越え、「開かれた王室」を目指し、国民に近い存在であり続けた女王を亡くし、喪失感に沈む街の様子をご紹介します。

女王逝去とともに光を失ったロンドンの街

ポートレート

英国時間の9月8日午後3時過ぎ。エリザベス女王逝去の第一報がもたらされました。それと同時に街じゅうの電子広告がブラックアウト、もしくは女王の功績を称えるものにスウィッチ。

女王の生まれ年である1926年と2022年という、ふたつの年度が刻まれてしまったポートレートが駅やバス停の電子パネルに登場。その逝去をパネル経由で知ったという人も多かったはずです。

「オペレーション ロンドンブリッジ」と「オペレーション ユニコーン」とは?

逝去翌日の午前、女王の生存年数に相当する96発の大砲がハイドパークから発射され、正午にはウェストミンスター寺院、セント・ポール大聖堂、ウィンザー城の鐘が鳴り響きました。

ハイドパークを横切る王室騎兵隊

大砲が発射された直後、ハイドパークを横切る王室騎兵隊。

8日午後の女王逝去とともに、敢行されているのが「オペレーション ロンドンブリッジ」と「オペレーション ユニコーン」です。あらかじめ、逝去後の手順はこれらによって定められており、その通りに進められていくのだとか。ちなみに「オペレーション ユニコーン(ユニコーンはスコットランドのシンボル)」は「ロンドンブリッジ」の一部で、スコットランドで逝去された場合に発動されるもの。

秒単位で進められているイベントの数々。急時にもかかわらずパニックにならず、スムーズなのは緻密な計画だから。美しい行進や揃ったユニフォームまで、不自然なほど整った流れの秘密はここにありました。

新国王チャールズ3世の多忙なスケジュールがスタート

バッキンガム宮殿へ向かうチャールズ3世一行

9日、バッキンガム宮殿へ向かうチャールズ3世一行。

この原稿を書いている9月14日現在も、英国国営放送BBCは女王関連の特番に切り替わり、ライブで一連のイベントが放送されています。それを通して見ているだけでもチャールズ3世のスケジュールはハード。

新国王演説、王位継承評議会、各地への公式訪問…。14日に行われた、女王の棺にしたがいバッキンガム宮殿からウエストミンスターホールへの行進も、日差しが強いなか30分近くの徒歩でなかなか大変そう。73歳の新国王の体力が続くのか? 君主として責務を果たす大変さを、そのごく一部ですが、垣間見たような気がしました。

女王へ愛と敬意を伝えたい! 献花に集まる人、人、人!!

献花に集まる人

一方、国民の様子です。9日午前にはバッキンガム宮殿やウィンザー城など、女王思い出の場所へ献花に訪れる人が列をつくり始めます。午後には付近は車両通行止めされ、思い思いの花を抱えた人たちで早くも溢れかえっていました。

献花

献花したい旨を伝えると、柵を開けて門の前まで入れてくれました。

老舗スーパーからアンティークショップまで。女王を追悼するロンドン

街はいま、エリサベス女王一色です。

ディスプレイ

大型店から小さな街のショップまで。70年ものあいだ、英国君主としてその務めを果たした女王へ賛辞を表すディスプレイを掲げています。

プリントショップの店頭

プリントショップの店頭。

クラシックなカフェのポートレート

クラシックなカフェには威厳あるお姿が。

アンティークショップのポートレート

若い頃の女王の美しいポートレートを掲げたケンジントンのアンティークショップ。

ディスプレイ

「私たちは女王陛下エリザベス2世の逝去に哀悼の意を表します」。ノッティングヒルの小さな生地やさんの手作り感溢れるディスプレイ。

徹夜組も! 弔問は最長30時間待ち

私ごとながら、ライターKが渡英して約9ヶ月。フィリップ殿下が不在の寂しさを率直に語った昨年のクリスマススピーチや、鮮やかなイエローの装いで登場した最新の地下鉄「エリザベス・ライン」の開通式、クイーンの楽曲のリズムをティーカップで刻んだプラチナ・ジュビリーのイベント…。画面で拝見するチャーミングなエリザベス女王に勝手に親近感を覚え、その姿は慣れない英国生活のなかにホッコリする瞬間をくれました。

新参者の私でさえすっかり魅了された存在ですから、生まれたときから女王が身近にいた英国国民の喪失感はきっと相当なもの。

ウエストミンスターホール

ウエストミンスターホールに公開安置された棺を弔問するには「最長30時間待ち」、と報道されています。雨のなか徹夜で並ぶ人たちも。行列はテムズ川南側に沿って続き、多くて100万人ほどが訪れる見込みだそうです。

ライター 神田朝子

ロンドン在住ライター。得意分野はファッション、ラグジュアリーホテル、クラシック音楽。

Instagram:@asako_kanda


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