頭皮が硬いとどうなる? 考えられるデメリット
エイジングや肩こりを引き起こす
頭皮はしっかりケアしてあげないと、どんどん硬くなってしまいます。とくに、冷えによる血行不良が起きやすい寒さの増す時期は要注意。
頭皮が硬くなると、抜け毛や白髪を引き起こすだけでなく、肩こりの原因になることもあります。
また、頭皮も顔も一枚の皮膚で繋がっています。そのため頭皮が硬いと顔のたるみやシワの原因にも…! しっかりケアをし、頭皮を柔らかく保ってあげることは、健康だけでなくエイジングにも重要なのです。
【美容師の購入品】顔のたるみ&シワ対策にも! 毎日愛用するパドルブラシ
頭皮が硬くなってしまう原因って?
考えられる原因は主に4つ
頭皮が硬くなってしまう原因の代表的なものは、主に以下の4つ。
頭皮環境の乱れ
シャンプーでしっかり頭皮を洗えておらず汚れが落ちていなかったり、逆に力を加えすぎて頭皮を刺激してしまっていたり。また、ヘアカラーやパーマなど、頭皮に刺激を与えるようなことを頻繁に繰り返す行為も、頭皮環境が乱れてしまう原因に。
悪姿勢
たとえばスマートフォンやパソコンでの長時間作業。肩や首、頭の筋肉が緊張し、血流が滞ってコリの原因になってしまいます。
頭皮に負担のかかる髪型
毎日同じ髪型をしていませんか? 髪を同じ場所できつく縛るようなことを繰り返していくうちに、血流が悪くなって頭皮が硬くなったり、抜け毛が発生したりしてしまう可能性が。
ストレスや生活習慣の乱れ
睡眠不足や運動不足、食生活の乱れ、喫煙、過度の飲酒など、ストレスが溜まりやすい生活を続けていると、血行不良を起こし頭皮を硬くしてしまう可能性が。
頭皮の硬さは必ずしもみな同じではなく、人によって生まれつき違うものだと言われています。先天的に硬めの人もいるため、必ずしもすべての人に当てはまることではありません。
セルフでできる頭皮の硬さチェック方法
頭皮を「押す」「つまむ」「動かす」
セルフチェック方法1:押す
まずは頭皮を指の腹で軽く押してみましょう。髪ではなく頭皮を直接押すのがポイントです。適度に弾力がある場合は頭皮が柔らかい証拠。弾力がなくぶよぶよしていたり、カチカチだったりする場合は要注意。
セルフチェック方法2:つまむ
両手で寄せるようにして頭皮をつまんでみましょう。このとき、少しでもつまめたり頭皮をキュッと寄せることができたらGOOD。つまめなかったり、つまめても弾力がない場合は、硬くなっているかもしれません。
セルフチェック方法3:動かす
頭皮に人差し指と中指、薬指をしっかり密着させたら、指が滑らないよう頭皮を動かしてみます。頭皮が指についてきてしっかり動く感覚があればOK。ほとんど動かない場合は、硬くなっている可能性大です。
頭皮を柔らかくする改善方法5選
シャンプーの仕方を見直す
まずは日々のシャンプーの仕方を見直してみましょう。シャンプーでは髪を洗うのではなく「頭皮を洗う」イメージです。
\How to/
1. シャンプー前にはブラッシングをしておきましょう。毛先をといた後、頭皮の汚れをかき出すようにしてまんべんなくブラッシングします。
2. 次に予洗いで頭皮の毛穴をしっかり開かせましょう。分け目を変えながら頭皮に直接お湯をかけて髪にも十分水分を含ませます。
3. シャンプーにお湯を加え地肌に塗り伸ばしたら、指の腹を使って下から上へと小刻みに頭皮をさすっていきます。指の腹で〝もみ出す〟気持ちで洗いましょう。
30歳からはじめる、髪の正しい洗い方|美髪は健康な頭皮から!
頭皮マッサージを定期的に行う
鍼灸師・エステティシャン 光本朱美さんに、「ユビバリー」で頭皮をほぐす方法を教えてもらいました!
「ユビバリー」とは?
人さし指を折った第2関節の先端を「ユビバリー」として、刺激&ほぐしていきます。
\How to/
1. 耳の上の髪の生え際に「ユビバリー」を置いたら、親指も使いながら前後からつまむよう5回強めに揉みます。上にずらしながら3箇所を同様に行いましょう。
2. 耳の手前、髪の生え際に「ユビバリー」を押し込んだら、その場で5回くるくる回します。少しずつ上にずらし5か所を同様に行いましょう。
3. 額中央、髪の生え際に「ユビバリー」を押し込み、5回くるくると回します。少しずつつむじに向けてずらし5か所を同様に行います。
あたまのコリとむくみを撃退! 簡単マッサージ【動画解説付き】
こめかみマッサージも有効
指の腹を使ったこめかみマッサージも、気がついたときに定期的に行うとベター。頭皮と同時に目尻の強張りもほぐしてくれるので、シワ軽減も期待できます。
\How to/
1. 指の腹を左右側頭部に当てたら、グッと押し込みます。
2. 指を固定したまま手を上下に動かしましょう。
即効〜3日でシワ消し!|美容のプロが教える【簡単シワ消し8つのメソッド】
生活習慣を整える
乱れた生活習慣で、頭皮が硬くなってしまっている可能性は十分にあります。直接的な頭皮ケアにプラスして、日々の生活習慣を整える努力もぜひ同時に行ってみてください。
食生活
積極的に摂りたいおすすめ成分は以下。
・たんぱく質
・ビタミンC
・ビタミンB6
・ビタミンB2
・ビタミンA
・ビタミンE
・亜鉛
これらをバランスよく摂るため、「魚介」や「肉」「卵」「納豆」「ゆで大豆」「いちご」「キウイフルーツ」「柑橘類」「メロン」などを食事に取り入れてみて。栄養価の高い「高野豆腐」や、食物繊維が多い「もち麦」などもおすすめされています。
昆布やわかめなど、海藻類も髪にいいと言われていますが、必要以上の摂取には注意が必要です。
生活習慣
栄養バランスのいい食事を食べることを意識しながら、良質な睡眠を取ること、適度な運動をすることも意識しましょう。ストレスを溜めない工夫が非常に大切になってきます。
また、パーマやカラーリングなど、頭皮へ刺激の強い行為はできるだけ避けるようにして。
え、そうだったの… 抜け毛予防には〝あのフルーツ〟が効果的!?
紫外線対策も忘れずに
紫外線が頭皮に与える影響は深刻だと言われています。紫外線は肌の老化だけでなく、頭皮のコラーゲンダメージも招きます。これにより頭皮が硬くなるだけでなく、毛周期が乱れ薄毛になってしまったり、髪のキューティクル剥離を起こしたりします。
UVカットスプレーを使用して、肌だけでなく頭皮も紫外線からしっかりと守りましょう。