さまざまな食感と味が奏でるハーモニーはまさに口福♡ 「すき焼きちらし」
【材料(5〜6人分)】
・米:300g
・いくら:20g
・クレソン:3本(葉を手で摘む)
・ラディッシュ:1個(輪切り)
<すし酢(作りやすい分量)>
・米酢:100ml
・砂糖:小さじ5
・塩:小さじ2
<彩り野菜のラぺ>
・にんじん:1/3約本(せん切り)
・赤キャベツ:6枚(せん切り)
<A>
・EVオリーブオイル:大さじ2
・リンゴ酢:大さじ1
・塩:1つまみ
・はちみつ:少々
※Aの分量で混ぜたものをふたつ準備する
<すき焼き>
・牛すき焼き用肉:200〜250g
・すき焼きのタレ(市販品):大さじ2
・砂糖:大さじ3
・サラダ油:小さじ1
<スクランブルエッグ>
・卵:2個
・生クリーム:大さじ1
・サラダ油:小さじ1
【作り方】
1. 米は優しくといでボウルに入れ、かぶるくらいの水を加えて15分浸水させる。ざるに上げて15分おき、水気をきる。米の重量を量ってから鍋に入れ、0.85〜0.95倍の重さの水(分量外)を加える。
2. 蓋をして強火にかけ、沸騰したら耐熱性のへらで表面をならし、再び蓋をして弱火で13分加熱して火を止める。蓋をしたまま5分ほど蒸らす。
3. ラぺを作る。にんじんと赤キャベツはそれぞれ塩3つまみ(分量外)でもんで水気を絞る。それぞれ[A]を加えてなじませる。
4. すき焼きを作る。フライパンにサラダ油を引き、牛肉を中火でさっと焼き、すき焼きのタレと砂糖を加えてからめる。粗熱がとれたら、食べやすく切る。
5. 鍋にすし酢の材料を入れ、弱火にかけて砂糖を溶かす。炊き上がったごはんに少量ずつかけ、うちわで人肌になるまで冷ましながら好みの味に仕上げる(米300gに対してすし酢80mlが目安)。
6. 卵と生クリームを混ぜ合わせ、サラダ油を熱したフライパンで半熟状のスクランブルエッグを作る。[3][4]、いくら、クレソン、ラディッシュとともに[5]に散らして盛り付ける。
POINT
肉の味付けは市販のタレに甘みを足せばOK!
「お正月料理の残りを使った“おせちらし”が発想のもと。
肉や卵の甘み、魚貝の塩味、ラぺや酢飯の酸味、赤キャベツやクレソンの苦味。すべてが一体となることでびっくりする美味しさが実現!
肉→ラぺ→卵は2層に重ねることで立体感が出てそそる盛り付けに」(鳥羽さん)
働く女性が忙しい日々の中でも気軽に作れるレシピ集!
『食べたいから作る! 鳥羽周作のとっておきごはん』小学館刊 ¥1,760(税込)
今回紹介したレシピを含め、おうちで作れる絶品レシピがたっぷり50品楽しめます。中でも鳥羽シェフがイチ推しなのはバナナケーキだそう。
今までの料理本にはなかった革新的な写真や、見ながら作りやすい180度フラットに開く仕様など、こだわりが詰まった一冊です。
●掲載した調味料・食材はすべて私物です。メーカーへのお問い合わせはご遠慮ください。
2022年Oggi9月号「sio鳥羽周作シェフのアガる♡ 簡単夏ごはん」より
料理/鳥羽周作 撮影/須藤敬一 スタイリスト/今田 愛 構成/佐々木陽子
再構成/Oggi.jp編集部
鳥羽周作
代々木上原『sio』のオーナーシェフ。その他7つの飲食店の運営や、企業とのコラボ、メディア出演など幅広く活躍。レストランの枠を超えた多岐にわたるアプローチで「美味しい」を届けている。