「セコい」の意味とは？
はじめに、「セコい」の言葉の意味についてチェックしてみましょう。
“【1】悪い、醜い【2】ずるい【3】考え方や、やり方がけちくさい、みみっちい”（小学館刊・デジタル大辞泉）
「セコい」という言葉は、一般的には「ケチ」「ずるい」などの意味で使われることがほとんど。特に、金銭のやりとりなどで使われる場面が多いでしょう。
明治時代の役者や芸人の間では、「悪い・みにくい・へた」という意味の隠語として使われていました。今はそのような使い方はほとんどないように感じます。
あなたのまわりに「セコい」人はいる？
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名（未回答含む）。
20～30代の女性100人にあなたのまわりに「セコい」人はいる？ と質問したところ、はい… 53.3%／いいえ… 46.7%との回答結果が。
半数以上の方が「はい」と回答し、身近にいるセコい男性に悩まされているという人も多いよう。相手が無自覚で「自分は間違っていない」という思考を持っている場合もあるので、価値観を合わせることは難しいですよね。
「セコい」男性の特徴とは？
「セコい」と思われる男性は、ある程度共通の考え方や特徴を持っています。ここで、セコい男性が見せる立ち振る舞いや言動をチェックして、どういったタイプが多いのか確認してみましょう。
【1】割り勘が細かい
学生ならまだしも、社会人になって1円単位で割り勘をしてくる男性にはちょっと、引いてしまいますよね。
もちろん男性ばかりがお金を多く出す必要はなく、対等な気持ちでいたいのですが、1円単位での請求はなんだか情けなく見えてしまいます。
「あとで足りなかった分の1円、返してね？」なんて言われた日には、関係を見直してもよいのではないかと考えてしまいます。
「割り勘をするときに50円多く支払っただけで、やたらと恩にきせてくる」（30代・兵庫県）
「割り勘を一円単位まできっちりと計算して回収しようとする人」（30代・東京都）
「1円単位で割り勘を要求された時」（20代・滋賀県）
「細かい桁まで割り勘」（20代・神奈川県）
【2】自分のお金を使わない
自分が本当に必要だと思ったものにしかお金を使わないタイプの男性、いません？ 趣味や好きな物にお金を掛けたいので、友人と出掛けたり飲み会などにも参加しないことが多い様子。
そのせいで人付き合いも苦手で、友達が少なかったり、周りに頼れる人が少なかったりすることも。
「すぐ買ってもらおうとする」（30代・広島県）
「神社でお賽銭を入れない人」（30代・三重県）
「奢らない人」（30代・東京都）
「みんなでお店で食事をしてお会計時に、自分だけ少なめに支払いをしようとする人」（30代・東京都）
【3】「無料」に飛びつく
「無料」や「ご自由にどうぞ」などタダの言葉に弱く、必要でないものも大量に持って帰ろうとするのも特徴のひとつ。
身近なところだと、スーパーやコンビニの割り箸やフォーク、衣料店のハンガーなど。試食コーナーで買う気がないのに、食べ続ける人もチラホラ。
人目を気にせず自分からガツガツ飛びつく姿に、一緒にいて恥ずかしい気持ちになるでしょう。
「イベントでただで何かもらえるという情報を見つけると、家族総出でもらいに行く人達」（30代・千葉県）
「スーパーで割箸を異常に持ち帰る」（30代・千葉県）
「スーパーの透明な袋を沢山持って帰る」（30代・山口県）
【4】自分勝手
セコい男性は「自分が1番」のTHE 自己中タイプなので、都合よく媚びを売って常に自分が得をし続ける状況を作り出す傾向が。
損得勘定だけで生きているので、人からプレゼントをされても「もらっただけだから」とお返しをしなかったりなど、人を思いやる気持ちが欠落しているのです。
「お金に対してせこい。自分の都合だけ考える人」（20代・千葉県）
「生活残業をするためにわざとゆっくり仕事をする人」（20代・茨城県）
「必要なものを買ってくれず、こっちに買わせようとするとき」（30代・静岡県）
【5】ポイントやクーポンをフル活用
デートで外食に行っても、ポイントやクーポンを大量に活用して、なるべく安く済ませようとする男性もいますよね。
せっかくのデートなのに、ケチケチしてお金を使わない姿勢が女性を不安にさせてしまいそう。特に、記念日や誕生日は控えて欲しいもの。
「何が何でもクーポンなどを使おうとする」（30代・愛知県）
「お店の予約を、毎回まとめて自分がすると伝え、予約ポイント等、全て自分がもらう人」（30代・大阪府）
【6】安い物しか買わない
「この前、いいなと思っていた彼に食事デートに誘われたのですが、私が頼みたいお酒を頼もうとしたら値段が少し高かったらしく、露骨に安いお酒ばかりを勧めてきました」なんて意見も。
自分が選びたい物を選ばせてくれない男性と一緒だと、居心地が悪く感じることもありそう。
また、女性の趣味を理解しようとせず、安さ重視でプレゼントをチョイスする男性にも幻滅してしまうかも…。
「メニューを選ぶとき、安い物ばかり選ぶとき」（20代・香川県）
「プレゼントと言って割引品を渡されたとき」（30代・群馬県）
「セコい」男性と付き合わないための対策は？
周りに気を遣わせたり困らせることが多い「セコい」男性。こういった性格の人とは、どんな距離感で接していくのが正解なのでしょうか。みなさんが考える対策4つをチェックしてみましょう。
【1】関わらない
倹約家であったり几帳面であったりとポジティブに感じられるのであれば良いですが、セコいと感じるならば、価値観が合わないので関わらないのがベター。
ここの部分で価値観がズレていると、今後大きな問題に発展しかねません。付き合い方を変えることでストレスも軽減され、気持ちもすっきりするかも。早めに見切りをつけることも選択のひとつなのです。
「ちょっとでもセコかったら関わらない」（30代・東京都）
「せこいなと感じたら、親しくするのをやめる」（30代・神奈川県）
「気付いた時点で交流深めない」（30代・埼玉県）
「自分と価値観が合う人と付き合う」（20代・東京都）
【2】見極める
複数人で何度か食事に行ったり、デートしたりして、相手の言動で金銭感覚などを見極めるのも◎！ 相手次第で今後の関わりを決めていくと、失敗も少なく自分の性格に合った環境を作れそう。
中には、最初だけ気前よく奢ってくれる「釣った魚にエサをあげないタイプ」もいるので要注意！
「まず見極める。セコい人だと思えば、近くにいかない、なるべく話さない、自分は自分らしくいる」（20代・愛知県）
「人を見る目を極める」（20代・茨城県）
「付き合う前に人との接し方、普段の行動をよく見る」（30代・山口県）
「最初の会ったり食事のシーンで見極めて、せこいと一瞬でも感じたら、未練を感じることなく距離をとること」（30代・大阪府）
【3】適度な距離で接する
なるべくイベントには誘わないようにしたりなど、金銭のやりとりはせずに、適度な距離感を保ちながら関係性を維持していくのが平和な解決策。
自分のプライベートな関係には入れず、あくまでも表向きの付き合いを進めるのも安心ですね。
「必要最低限の挨拶程度に留める」（30代・東京都）
「深く仲良くならない」（30代・福岡県）
「仕事以外の関わりを断つ」（30代・大阪府）
「適度な距離をとる」（30代・徳島県）
【4】考えすぎない
セコい人だと分かっていても、自分に対しては害がないのであれば、そのままの関係を続けるのもアリ。
他に尊敬できる部分があるのならば、「この人はそういう性格の人なんだ」と割り切って、深く考えないようにしましょう。
「深く考え無い事」（30代・大阪府）
「自分はセコいことを頑なにしない。向こうから離れてくれるはず」（20代・埼玉県）
「自分は自分でいく」（30代・兵庫県）
「器を広く持つ」（20代・滋賀県）
最後に
セコい人は、人の目を気にすることなく、目先の利益に夢中になってしまうことがほとんど。ただし、本人は「セコいことをしている」という意識がなく、「自分にプラスになることができている」と感じていることが多いようです。
節約は悪いことではないと思うのですが、度を超えてセコい領域に達してしまうと、男性としてのプライドも疑ってしまい、ドン引きしてしまうのは女性心理として当然ですよね。
ぱっと見判断がつかないので、交際を始めて内面を知ってからガッカリする場合もあるでしょう。本来ならば、付き合う前に何度かデートを重ねて、相手を見極めるのが重要。
事前に「ちょっとこの人とは合わないな」と分かるようなら、関係をフェードアウトしても良いかもしれませんね。
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