「メタバース」ってどういう意味?
最近、ニュースでメタバースという言葉を耳にしませんか?
その「メタバース」とはいったいなんのことなのでしょうか。
メタバースとは、アバターが活動する仮想空間のこと。
メタバースは「meta(超越した)」と「universe(世界)」の合成語で、インターネット上に構築される仮想の三次元空間のことを指します。
利用者はアバターとよばれる分身を操作して空間内を移動し、他の参加者と交流します。コロナ禍のコミュニケーションツールのひとつとして一気に広がった印象も。
例えば、『アメーバピグ』や『あつまれどうぶつの森』など、すでにメタバースの世界を体験したことがある人も多いはず。
『フォートナイト』や『Minecraft』もメタバースの事例として挙げられることがあり、バーチャルオフィスを導入している企業で働く人もいます。
どうして今メタバースなの?
新型コロナウイルスの感染拡大により、ステイホームが推奨され、人が集まるイベントやセミナーなどがなかなか開催できなくなりました。
そんな状況を打破すべく、注目された非対面のコミュニケーションツールのひとつがメタバースです。
アメリカではフェイスブック社がメタバース事業に注力するとして、社名もメタ・プラットフォームズに変更しました。意欲の強さが伝わりますよね。
またマイクロソフト社も、オンラインツール『Microsoft Teams』に、アバターでテレビ会議に参加できる等の機能を提供することを発表しています。
日本ではバーチャルオフィスやバーチャルライブだけでなく、物件のVR内見やBEAMSのバーチャルマーケットへの出店も話題となりました。さまざまな業界がメタバース対応を模索しているんですね。
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IT技術の進展により、仮想空間内であっても臨場感を得られるようになったこともメタバース事業を後押ししているといえそうです。実社会でのコミュニケーション不足を補う手段のひとつから、さらなる進化を遂げていきそうですね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!
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