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LIFESTYLE

2022.06.25

「こじらせる」ってどういうこと? 意味や特徴、改善方法などを詳しく紹介

「こじらせる」とは、あれこれと考えすぎて処理を難しくすること、素直な感情になれないことを指します。また、「風邪をこじらせる」など事態を複雑や重度なものにするという意味も。今回は、人間関係において「こじらせる」人の特徴や、改善方法などを紹介します。

「こじらせる」とは?

恋愛や人間関係などにおいて、さまざまな感情が入り乱れ、ストレスを感じたことはありませんか? 「こじらせる」ことによって、物事や人を、偏屈な気持ちや穿った見方で捉えてしまうことがあります。今回は、そんな「こじらせる」の意味や「こじらせやすい」人の特徴、「こじらせている」時の改善方法について一緒に見ていきましょう!

「こじらせる」の意味

「こじらせる」には、大きく2つの意味があります。1つ目は、風邪や病気などが長引いたり、重症化するなど、対処が困難になってしまうこと。2つ目は、恋愛関係や人間関係、仕事内容など、抱えている問題に対して、あれこれと考えすぎて処理を難しくすること、素直な感情になれないことを指します。

いずれにしても、物事が悪い方向に進むという意味で用いられるため、ネガティブな意味合いが強い言葉です。

「こじらせる」の漢字とは?

「こじらせる」の漢字を知っていますか? 「こじらせる」は、漢字で「拗らせる」です。物事が思い通りに進まないときなどに使われる「拗ねる(すねる)」という動詞にも使われますね。一般的にひらがなの「こじらせる」が用いられることが多いので、見慣れない漢字かもしれません。

人間関係において「こじらせる」人の特徴とは?

(c)Shutterstock.com

続いて、人間関係などで「こじらせる」ことが多い人の特徴を紹介します。「こじらせる」ことが多い人は、事態をさらに悪化させてしまう可能性があるので、要注意です。自分に特徴が当てはまるかどうか、ぜひ考えてみてください。

1:神経質

「こじらせる」人は、神経質な傾向があります。ささいなことでも気になってしまうため、「今の発言ってどういう意味だろう? 悪い意味じゃないかな」と杞憂してしまったり、「相手に避けられているんじゃないか」と相手の行動を深読みしてしまったりして「こじらせる」ケースが多いです。

2:ネガティブ

物事をネガティブに捉えがちな人も、「こじらせる」人にありがちな特徴です。悪い方向に考えが進んでしまうので、余計なことを色々と考えて「こじらせる」ことが多くあります。

3:コミュニケーションをとることが苦手

相手と意思疎通がうまくできないと、誤解を与えてしまったり、反対に勘違いをしてしまったりして「こじらせる」パターンもあります。また、自分の無神経な一言で相手を傷つけてしまう場合や、トラブルに発展させてしまうことも多いです。そのため、コミュニケーションが苦手な人は、「こじらせやすい」人といえるのではないでしょうか。

4:自己肯定感が低い

自己肯定感が低いということは、つまり自分に自信がないということでもあります。仕事や人間関係など、何か上手くいかないときに、その原因がすべて自分にあるのではないかと思ってしまう傾向があり、結果として「こじらせる」ことが多いです。

「こじらせる」の類語表現を紹介

(c)Shutterstock.com

ネガティブな気持ちを表す「こじらせる」という言葉ですが、「こじらせる」の他にも、類語表現があります。いくつか紹介しますので、ぜひご自身のボキャブラリーに加えてみてください。

1:長引かせる

「こじらせる」の類語のひとつに「長引かせる」という動詞があります。「長引かせる」とは、その言葉の通り、物事を延長させるという意味です。

「こじらせる」も、長期間にわたって問題を複雑化してしまうことを表すので、意味が近いといえるのではないでしょうか。ただし、「長引かせる」は、単純に物事を延長させるという意味だけで使う場合や、「良い状態を長引かせる」という意味で用いられることもあるので、前後の文脈によって、ニュアンスが異なります。

2:面倒にする

処理を難しくする、という意味で、「面倒にする」も類語にあたります。手間がかかるという意味で、わずらわしさもあります。

3:ややこしくする

「ややこしい」とは、複雑であったり、混乱してわずらわしいことを指します。まさに「こじらせる」とは「ややこしくする」ことなので、類語と言えるでしょう。

「こじらせている」ときの改善方法とは?

(c)Shutterstock.com

「こじらせている」ときは、偏屈な考え方をしてしまったり、マイナスな感情に支配されたりしがちです。精神的に追い詰められてしまうこともあるでしょう。そんな「こじらせている」ときに、心を少しでも軽くするための改善方法を紹介します。

1:気分転換をする

「こじらせている」ときは、その問題がずっと頭の片隅にあり心が休まらないことが多いもの。そんなときは、意識的にリフレッシュする時間をつくってみましょう。例えば、美術館に行ったり、ショッピングに出かけたりするのがおすすめです。

美術作品に没頭したり、自分の好きなものを探しに行くショッピングは、「こじらせている」問題から離れるきっかけになりますよ。

2:第三者に相談してみる

「こじらせている」原因や問題を、第三者に相談することもおすすめの方法です。「こじらせている」ときは、自分の中でそのことが上手く消化できていない状態といえます。客観的にアドバイスをしてもらうことで、問題解決の糸口をつかむことができるかもしれません。

3:意識的に笑顔をつくる

「こじらせている」と、とにかくネガティブ思考になりがちです。そういうときこそ、意識的に笑顔になることを心がけてみてください。笑顔でいることで、自然とポジティブな気持ちが芽生え、今までと違う視点で物事を見つめることができるようになるのではないでしょうか。

最後に

「こじらせる」とは、あれこれと考えすぎて処理を難しくすることや、素直な感情になれないことを指します。思いつめすぎると、日常生活に支障をきたしたり、自分自身がとても苦しい状況になったりする恐れがあります。

自分が「こじらせているな」と感じたら、友人や家族に相談したり、リフレッシュしたりすることを意識していきたいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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