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LIFESTYLE

2022.05.31

「河豚」ってどんな魚? 漢字の由来や種類、毒のある理由などを紹介

丸い見た目が可愛らしい「河豚(ふぐ)」。冬の高級食材として食べられますが、その体に毒があることでも知られていますね。どうして漢字では「河」の「豚」と書かれるのでしょうか? そこで今回は「河豚」の特徴や漢字の由来、毒のある理由などを紹介します。

「河豚」という漢字、なんて読むか知っていますか? ぷっくりとした丸い見た目が特徴で、冬の味覚として有名な魚のことです。そこで今回は、「河豚」の特徴や漢字の由来、種類、定番の食べ方などをまとめて紹介します。

「河豚」ってどんな魚?

「河豚」は、フグ目フグ科の魚の総称。体が丸く太っており、腹びれがなく、口が尖って嘴状になっているのが特徴です。白身の肉は淡白で味わい深く、フグ鍋やフグ刺として親しまれています。しかし、肝臓や卵巣などの内臓に猛毒を持ち、食べると中毒を起こし、最悪の場合死に至るケースも。およそ120種類の魚がフグ科に分類されており、食用とされるものの中では、トラフグやマフグ、ショウサイフグなどが代表的です。

「河豚」には大きな歯が4つあり、細い針金を食いちぎれるほど強靭にできています。強い歯を使って、海底のエビやカニ、巻貝、ヒトデなどを食べて成長しているようです。ぷっくりとした可愛い見た目からは、とても想像できませんね。

(c)Shutterstock.com

「河豚」の漢字の由来とは?

「河」の「豚」と書いて、「河豚(ふぐ)」。どうしてこのような漢字が使われているのか疑問に思いませんか? 「河豚」といえば、海にいる魚だと思われがちですが、実は川に生息している種類もいるのだとか。

昔、中国では揚子江や黄河などの川にいる「河豚」が親しまれていたことから、「河」の字が使われるようになったようです。また、敵を威嚇するときにお腹を膨らませる姿が豚を連想させることや、釣り上げたときの音が豚の鳴き声に似ていることから、「豚」の字が当てられたとされています。

ちなみに、「河豚」以外にも、「鰒」「魨」「鯸」「鮐」などという漢字が使われることもあるようです。

「河豚」にはどうして毒がある?

「河豚」といえば、「フグ刺し」などの料理としても有名ですが、それとともに毒を持つ魚としても知られていますね。ニュースでは、たまに「河豚」の毒による事故などを聞くことがありますが、どうして毒があるのでしょうか?

一般的に「河豚」の内臓には、テトロドトキシンという毒が含まれています。テトロドトキシンは、なんと青酸カリの500〜1000倍ほどの猛毒であるとされ、2ミリ〜3ミリグラムが致死量と言われています。毒自体に耐熱性があるため、煮たり焼いたりなどの加熱料理でも毒素が壊せません。

そのため、飲食店では「河豚調理師」の免許を持った人でないと捌けません。「河豚」の毒力は、個体や種類、臓器の種類によっても差があり、内臓だけでなく、皮膚や卵巣に毒を持つ種類もいます。

また、テトロドトキシンは、フグ科の魚類だけでなく、ヒョウモンダコやツムギハゼ、ヒトデなどの海洋生物からも発見されているようです。なぜ「河豚」に毒があるのかははっきりと解明されていないようですが、ある海洋細菌が巻貝などに取り込まれ、これを「河豚」が食べることにより、毒が体内で蓄積することが一因と考えられています。

「河豚」の種類

「河豚」にはどのような種類があるか知っていますか? 日本近海には、トラフグ・マフグ・キタマクラなど約40種の「河豚」が生息していると言われています。ここでは、日本で親しまれている3つの種類を紹介しましょう。

(c)Shutterstock.com

1:トラフグ

「トラフグ」は、フグ科の海水魚。北海道以南から東シナ海にまで分布しています。全長は70cmほどで、胸びれの後方に濃い青色の大きな斑模様が見られるのが特徴です。下関地方では「まふく」、岡山や広島県では「おおふく」と呼んでいるのだとか。「トラフグ」は、フグ料理の中でも最高級品とされ、冬になると料亭で「フグ鍋」として食されます。

2:マフグ

「マフグ」は、フグ科の海水魚。「河豚の王様」であるトラフグに対し、「河豚の女王」と呼ばれています。体長は50cmほどで、他のフグ類にみられるトゲがないことから、「ナメラフグ」という別名も。「トラフグ」とは違い、養殖されていないため市場に出回るものは天然もの。「トラフグ」の4倍以上のアスパラギン酸を含み、甘味成分も豊富だとか。濃厚でクリーミーな白子も絶品だそうですよ。

3:キタマクラ

「キタマクラ」は、全長20cmほどのフグ科の海水魚。本州中部以南の浅海に生息しています。なぜ「キタマクラ」という変わった名前がつけられたかというと、「河豚」が持つ強い毒に由来しているそう。日本では、亡くなった人を北枕にする慣習があることから、「河豚」を食べると同じようになってしまうぞという戒めが込められているとか。

「キタマクラ」は、内臓だけでなく皮膚にも毒があるため、素手で触ってしまわないよう注意しましょう。

「河豚」の食べ方

「ふぐ鍋」「ふぐ刺し」など、高級食材としてのイメージのある「河豚」。大体11月〜2月ことまでの冬の時期が旬とされています。白身で淡白ながらも旨味があり、身だけでなく白子なども食されます。

(c)Shutterstock.com

1:ふぐ鍋

「てっちり」や「ふぐちり」とも呼ばれる「ふぐ鍋」。寒くなった冬の時期に食べたい逸品です。自宅で作る際は、昆布で出汁をとり、ポン酢やもみじおろしにつけていただきます。「河豚」から出た出汁を生かして、「ふぐ雑炊」を作ることもできますよ。

2:ふぐ刺し

「ふぐ刺し」は、てっさとも呼ばれます。ギュッと締まった身の歯応えを楽しみたいなら、「ふぐ刺し」がおすすめです。ふぐ刺しというと、大皿に綺麗に盛り付けられている姿が特徴的ですが、盛り付け方にも名前があるのだとか。スタンダードな「菊盛り」や「牡丹盛り」以外にも、「孔雀盛り」などの職人の技の光る芸術的な盛り方もあるそうです。

3:ふぐの唐揚げ

鍋や刺身にするイメージの強い「河豚」ですが、唐揚げにして食べるのも美味しいですよ。作り方も簡単で、通常の唐揚げの作り方と工程は変わりません。まずは、むき身を水洗いし、食べやすい大きさに切りましょう。そして、身に片栗粉をまぶし、熱した油に「河豚」を入れて揚げれば完成です。レモンや塩を振って食べることもおすすめ。

最後に

ぷっくりとした丸い見た目が可愛らしく、キャラクターとして描かれることも多い「河豚」。そんな見た目とは裏腹に、内臓に毒があったり、ヒトデやエビなどを食すなどのギャップが見られました。「河」の「豚」と書かれる理由とともに豆知識として覚えてみてはいかがでしょうか?

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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