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「小悪魔」女子とは?
SNSやテレビの恋愛話でよく聞く「小悪魔」という言葉。実際にはどんな意味があるのでしょうか? 辞書で調べてみると…
1. 小さく力の弱い悪魔。しょうあくま。
2. 男性の心を翻弄する、魅力的な若い女性。(『デジタル大辞泉』小学館より)
よく話題になる小悪魔は、まさに[2]に当てはまりますね。ある程度若い女性で、男性を翻弄するような魅力を備えている、という部分には「そうそう」と頷く人も多いはず。
【質問】あなたの周りに「小悪魔」女子はいる?
※アンケート20~39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数119名(未回答含む)。
まずは、周囲に「小悪魔」女子がいるかどうかを探るべく調査してみたところ、「いる」…16.0%、「いない」…84.0%という結果に。「いる」と答えた人は全体の20%弱とそれほど多くはないものの、「小悪魔」女子の存在を意識していることがわかりました。
女性が考える「小悪魔」女子の特徴とは?
では、身近に「小悪魔」女子がいるという女性に、その特徴を教えてもらいました。寄せられた回答の中には「自分もマネしたい」という気持ちが滲み出ているものも!
【1】あざとい
人に対して気を惹くような行動を取る女性は、「あざと可愛い」とも言われますよね。自分をよく見せようとするので、男性はもちろんのこと、女性からもなんだか可愛いと思われることもあるのが、ちょっとこわいところかも。
恋愛は計算づく、と言われる人の典型例と言えるので、要注意人物としても認識されてしまうこともありえますね。
「相手の興味を惹きつけつつ、自分の出せるあざとさを効果的に見せている」(20代・青森県)
「あざとい。賢いけど、バカも演じられる」(30代・東京都)
「自分の可愛さをわかっていながら、天然な雰囲気を醸し出しているので、周囲からは単純に可愛い人だと思われるような振る舞いを、自然にできている」(30代・秋田県)
【2】コミュニケーション上手
コミュニケーションは「小悪魔」女子の本領を発揮するところ。悩み話に乗りながら、自分のテリトリーへと引き込んでいく、そんなテクニックを持っている女子もいる様子。
また、自分の利益になりそうな会話を、上手に取捨選択しているという声も。その際のフォローの仕方や笑顔の向け方がうまいので、相手を嫌な気持ちにさせることもなさそうです。
「嫌なことでも話を聞いてその話の悩みごとをうまく転がしていくところ」(30代・大阪府)
「かわし方がうまい」(20代・石川県)
「フォローと笑顔の作り方がうまい」(30代・福井県)
【3】人によって態度を変える
「小悪魔」女子はみんなによい顔をするのではなく、人を選んで態度を変えるイメージは強いですよね。ただそれでも「小悪魔」なので、あくまでソフトで可愛い印象であることがポイント。
好意を持った人にはさりげない感じで甘えるけれども、そうでない人に対してあからさまに線引きをすることはないようですね。
「人によって態度を変えるが、可愛らしい感じで嫌味がない」(20代・山梨県)
「人を選んで態度を変えたり、甘えるのが上手な」(30代・愛知県)
【4】男性の扱いが上手い
「小悪魔」女子には、男性の気持ちが手に取るようにわかるという特技を持つ人も。心を惹きつけるような会話やアプローチができるので、気づけば意のままになっていた、なんていう男性も少なくないはず。
もはや「小悪魔」を才能として生かしているとも言えるかもしれないですね。その技を教えて欲しい! なんて憧れる女性も少なくないはず。
「男の扱い方がうまい」(20代・大阪府)
「男性の前でオネダリがうまい」(30代・熊本県)
「可愛くきれいで、男を誘惑する言葉を自然に言う」(20代・東京都)
【5】女性に嫌われる
最後に挙げる特徴は「女性に嫌われる」。冒頭から見てきた「小悪魔」女子の特徴の具体的アンケート回答を読めば読むほど、私とは合わないと感じてしまう女性も少なくなさそうです。
会社の同僚や近しい存在の女性には、一緒に食事や合コンには行きたくないと思われてしまったり、友達は男性ばかり、という「小悪魔」女子もいるよう。
「女性から嫌われている」(30代・東京都)
「とにかくモテる。でもあまり女性の友達はいない」(30代・京都府)
【質問】自分のことを「小悪魔」女子だと思いますか?
※アンケート20~39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数119名(未回答含む)。
次に、自分のことを考えてみると「小悪魔」女子だなぁ、と思っている女性の割合を調査。結果は「思う」…6.7%、「思わない」…93.3%となり、約10%の女性が、自分を「小悪魔」女子だと思っているよう。
冒頭のアンケートでは、16%の人が周囲に「小悪魔」女子がいると回答しているので、自分で小悪魔的要素があると認識していない人もいる様子。
自分を「小悪魔」女子だと思う理由とは
ではなぜ「私って小悪魔女子なんだよね」と答えてくれたのか、その理由を聞きました。
【1】男性に好かれる
特に自分で意識しているわけではないけれども、男性に好意を持たれるという人は、私が「小悪魔」だからなのかな? と思うよう。また同じように、なぜか女性に嫌われてしまっているのであれば、何かしらの行動があざとさなどの「小悪魔」的行動につながっている可能性は高いですね。
「何もしていないのに同性に嫌われるけど、逆に何もしなくても男性に好かれるから」(20代・沖縄県)
【2】世渡りが上手い
まだまだ男性中心という環境の中で、自分が上手に世渡りしていくためには、男性を利用するような「小悪魔」的知恵を活用することをひとつの手段と考える人も。どんなことを言えば評価につながるか、などを計算して上司に近づく、なんていうことはお手のものかもしれないですね。
「世渡り上手にやってないと、生きていけないと感じているから」(30代・愛知県)
「相手がどんなこと言ったら喜ぶかわかっていて、あえてそうしてしまうから」(20代・東京都)
【3】嘘をつける
恋愛をする上では、ちょっとした嘘がつきものというのは「小悪魔」女子の基本的な考え方なのでは。自分をよりよく見せるための嘘や、お互いを傷つけないためにも知る必要のない優しい嘘など、罪悪感なく言葉がすらすらと出てくると「小悪魔」だなと実感するのかも。
「平気で嘘をつける」(30代・福岡県)
【4】恋愛がしたい
ずっと恋愛をしていたいという女性は、常にさまざまな男性の心を惹きつけておく必要がありますよね。それを難なくできるのは「小悪魔」女子の証かも。
「恋愛を永遠にしていたい」(20代・東京都)
自分を「小悪魔」女子だと思わない理由とは
アンケート調査で圧倒的に多かったのは、自分を「小悪魔」女子だとは思わなかったり、「小悪魔」的な要素がないという人たちでした。なぜそう思うのか、具体的に理由を教えてもらうと…
【1】器用にできない
「小悪魔」的な行動は、無意識でやっている人もいますが、ある程度の計算も必要。また、人によって顔を使い分けるなど、確かに器用さは求められるかもしれません。それが気楽にできないなら「小悪魔」女子にはなれないですよね。
「あざとくないし、計算高くもないから」(20代・千葉県)
「悪知恵が働かないし、そんなに器用ではない」(30代・北海道)
「器用に接することができない」(30代・福井県
【2】キャラを作れない
「小悪魔」女子の特徴には、天然な雰囲気を演出したり、また男性をソフトに転がすような手段を取る人もいましたよね。相手によって態度を変えるのも、その時々のキャラの使い分けになるので、自分は自分、という意識から抜け出せなければ、「小悪魔」女子への道は遠いよう。
「キャラを作って接することが難しい。」(20代・東京都)
「そういう態度をとることが苦手だから」(30代・北海道)
「小悪魔のような、こずるい言動をするのは難しい」(30代・秋田県)
【3】駆け引きが苦手
「小悪魔」=恋の駆け引きが上手、というイメージもあるし、実際にそのパターンは多いはず。気持ちを全面に押し出してみたり、引いてみたりを自然に楽しめないと苦手意識が生まれてしまうはず。また、繊細な心理戦に興味を持てないという人もいるよう。
「駆け引きができないから」(30代・神奈川県)
「嘘をつけないから」(30代・富山県)
「嫌なことは我慢があまりできないし、いい顔ができないから」(30代・大阪府)
【4】サバサバしている
すっきりとサバサバしている女性は、「小悪魔」女子の対極的な存在。女性と男性の前で態度を変えることもないし、好きな男性がいればストレートに感情表現したいと思いそう。性格的にもオープンなので、人の気持ちを計算しながら動かすようなことはイメージできないはずですね。
「さっぱりした性格で、そういうのが嫌いなので」(20代・兵庫県)
「男性寄りの性格をしているから」(30代・東京都)
「素が男っぽくて、ぶりっこや小悪魔みたいなことは性格的にできない」(30代・広島県)
【6】しようと思わない
そもそも「小悪魔」的な表現や行動に興味がないという人も。ごく普通の恋愛を求めていたり、まだ恋愛に大きな関心がないということも、大きな理由になりますよね。また、自分を取り繕うことなく、自然に過ごしたいという声も挙がりました。
「そういうことはしないから」(30代・東京都)
「恋愛に興味がない」(30代・神奈川県)
「男の人にモテない。自分らしさを大切にしたいから」(20代・長崎県)
自分を「小悪魔」女子だと思ったエピソード集
自分は「小悪魔」女子と思うか?思わないか? その理由を聞いてきましたが、ここからは実際に起きた「小悪魔」エピソードを具体的に教えてもらいましょう。
【1】思わせぶりにする
大人数の飲み会で、一緒にしゃべりたい人にあえて大胆にアプローチしたというエピソード。言われた彼は、思わずドキッとしてしまいますよね。また、みんなの輪の中に入れてあげたという賢さも男性へのアピールのひとつになっていそうです。
「飲み会で話に入れていない人に話題を向けるため、その人の素敵だなと思っているところをみんなの前で話す」(20代・東京都)
【2】嫉妬される
自分は何か意識しているわけではないのに、男性への態度が思わせぶりだと思われてしまうことは意外と多いですよね。それが女性の噂話として広まり嫉妬の元に。また、実際に告白されることが続けば、これが「小悪魔」ってことなのかな、と初めて気づく場合もあるのかも。
「職場で男性に色目を使っていると噂をされたことがあるから」(30代・東京都)
「普通にしてるだけなのに勝手に女に嫉妬されたり、男には告白されたりする」(20代・沖縄県)
【3】わがままを言う
好きな人や彼氏に、ちょっとしたわがままを言って行動を試すなんていう女性もいますよね。また、甘えるような仕草や声掛けをしたときには、自分って「小悪魔」よね、と思わず実感してしまうこともあるよう。
「ついわがままを言ってみたり、人に必要以上に甘えたりしたとき」(30代・愛知県)
最後に
「小悪魔」女子についての特徴を見てきたところ「あの人も実は小悪魔女子かも」と気づいてしまった人もいるかもしれないですね。また、自分が「小悪魔」だと認識している人からは、さりげなく自己愛も感じられました。ただ、その特徴や、「小悪魔ではないと思う人」たちの回答からは、少なからずネガティブなイメージを持たれていることも事実。
それでもみんなを大きく嫌な気持ちにさせることがないのが「小悪魔」と呼ばれる女子のいいところ。その巧みなバランス具体はぜひマネしたいところですね。
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