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LIFESTYLE

2022.04.27

「走馬灯」現象は実在する? 意味や由来、最新の研究や人気マンガまで幅広く解説!

「走馬灯」とは影絵の仕掛けを施した、回る紙灯籠のことです。また、回転しながら次々と影絵が映る様子から、死の直前に次々と記憶が蘇る状態を表す言葉としても使われます。言葉の由来や使い方、英語表現や人気漫画まで、詳しく解説していきます。

「走馬灯(そうまとう)」について、どのくらい知っていますか? これまで改めて確認する機会も少なかったのでは。この機会に、正しく意味を理解し、使い方をマスターしましょう。

「走馬灯」の意味や由来は?

(c)Shutterstock.com

「走馬灯」には、本来の意味と、そこから派生した意味の二つがあります。最近よく耳にするのは、派生した方の意味かもしれませんね。まずは意味と由来を確認しましょう。

意味

「走馬灯」とは、影絵の仕掛けを施した、回る紙灯籠のこと。江戸時代には家庭にも普及していたようですが、最近ではあまり見かけませんね。しかし、その言葉自体は、本来の「走馬灯」から派生した意味として、現在でもよく使われています。

「走馬灯」は、回転しながら次々と影絵が映る様子から、その現象とよく似ている、死の直前に次々と記憶が蘇る状態を表す言葉としても使用されます。現在では「走馬灯」と聞いて真っ先にこちらの意味が頭に思い浮かぶ人も多いでしょう。

由来

「走馬灯」は江戸時代初期に、中国から伝わり、夏の玩具として発達しました。中心にろうそくがあり、その周りを二枚の紙で筒状に囲んであります。風車で回転するようになっており、内側の紙を様々な形に切り抜くことで、筒が回った時に外側の紙に影絵が次々と映し出される仕組みです。

当時は、切り抜かれた馬の絵が、影絵となって走っているように見えたことから「走馬灯」と呼ばれるようになりました。

一方「走馬灯」現象は、死の直前に見ることが多いため、その現象が実在するか定かではありません。「走馬灯」現象については、各国が100年以上も前から研究しており、世界中の人が関心を持つ興味深い分野です。

アメリカでは「走馬灯」を見るのは、突然死の場合に多いという研究結果があります。事故などにより、突然死に直面した際、本能的に助かる方法を脳から引き出そうとして、様々な記憶が一気に蘇るのです。

最新の研究では、2022年、BBCニュースが、死ぬ間際の「走馬灯」は実在する可能性がある、と報じました。カナダの研究チームが発表した論文によると、死の前後30秒間に、記憶を呼び起こしている時と同じ脳波が計測されたといいます。

使い方を例文でチェック!

(c)Shutterstock.com

「走馬灯」の意味や由来は理解できましたか? 会話の中で「走馬灯のように…」とよく比喩表現を用いて使いますが、それに続く相性のいい言葉には、どんなものがあるのでしょうか。正しい使い方を、例文で確認しましょう。

1:「走馬灯のように過去が蘇った」

「蘇る」とは、一度衰退したものが、再び盛んになることです。「走馬灯」現象は「過去」の記憶に基づく現象であるため、反対に、まだ起こっていない物事や一度も経験していない物事など「未来」的な要素と一緒に使うことはありません。

2:「3年間の思い出が走馬灯のように駆け巡った」

「走馬灯」の名称の由来である「影絵の馬が走る様子」から、記憶が「駆け巡る」と表現することができます。

3:「楽しかった記憶が走馬灯のように過ぎる」

死の間際に起こるというイメージから「走馬灯」現象によって呼び起こされる記憶は「悲しい」「つらい」といったイメージがあるかもしれません。しかし、楽しかった出来事や、嬉しかった記憶を思い出す際にも「走馬灯」は使うことができますよ。

英語表現とは?

玩具としての「走馬灯」は、海外でもあまり目にしませんよね。日本やアジア特有の物のようにも感じますが、「走馬灯」現象は先ほど述べたように、海外でも長年研究されています。英語では「走馬灯」をどのように表現しているのでしょうか。確認していきましょう。

1:a revolving lantern

「revolving」とは「巡ってくる」「回転する」という意味の形容詞です。「lantern」はカタカナ英語にもなっていますが「ランタン」「ちょうちん」という意味です。日本の「走馬灯」は、「回り灯篭」とも呼びますので、ほとんど直訳と同じ言葉を、英語でも使うことができます。

2:flash back

「flash back」もカタカナ英語になっていますが「過去の光景がふとよみがえる」という意味です。「走馬灯のように駆け巡った」と言いたい時は「Memories of my childhood were flashed back in rapid succession」ということで「子供時代の思い出が走馬灯のように駆け巡った」と表現できます。

「矢継ぎ早に」「後から後から」という意味を持つ「in rapid succession」と付け加えることで、駆け巡る様子を表現しています。「rapid」とは「速く」、「succession」とは「連続」を意味します。

心的外傷後ストレス障害、通称PTSDという障害の代表的な症状として「フラッシュバック」があることから、ネガティブなイメージも強いですが、英語で表現する際にはポジティブなイメージで使うことも可能です。

マンガ『走馬灯株式会社』とは?

(c)Shutterstock.com

「走馬灯」に関連した、今話題のマンガを知っていますか? マンガで「走馬灯」をテーマとして扱うというのは、あまり聞いたことがありませんよね。気になるストーリーや魅力を解説していきます。

ストーリー

菅原敬太さんによる作品で、自分の人生をDVDで振り返ることができる「走馬灯株式会社」に迷い込んだ人々が、その後不思議な出来事に巻き込まれていくという内容です。『漫画アクション』にて2009年から2014年まで連載し、コミックスは全10巻。2012年にはドラマ化もされました。

登場人物

「走馬灯株式会社」で主任として働く神沼という女性が、全体のストーリーを通して登場しますが、主人公ではありません。DVDを視聴する人物を中心に、オムニバススタイルで主役が交代し、登場人物も変わります。

人気の理由

他にはない「走馬灯」というテーマで独特なストーリーを展開し、読み手を一気に引き込んでいきます。また、特定の主人公を持たず、1話〜3話でエピソードが完結するというテンポの良さも魅力です。

2012年にTBSでドラマ化された際には、多少ストーリーに変更もあったものの、ほぼ原作通りの展開でした。現在は、DVDレンタルに加え、Paravi(パラビ)での視聴が可能です。

最後に

「走馬灯」について、言葉の意味から人気のマンガまで解説してきました。特に「走馬灯」現象は未解明な部分も多く、これからの研究にも注目していきたいですね。江戸時代から意味を変え、「走馬灯」は今後の時代も関心を集める言葉になるでしょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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