目次Contents
▼この記事の要点
・映画デートは恋愛初心者にもおすすめ！横並びで自然に距離が近づき、感想をシェアして盛りあがれる◎
・無理に興味のない映画を観たり、つまらない映画を選んだりすると、上映後微妙な雰囲気になることも…
・映画デート成功のカギは、お互いに観たいと思える作品を選べるかどうか。前評判や相手の好みの事前チェックを
映画デートの8つのメリット
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名（未回答含む）。
映画館に足を運べば、たくさんのカップルの姿が目に入りますよね。友達以上恋人未満の微妙な関係性のときでも、気軽に足を運べるデートスポットとして、映画館を選択する人は多いでしょう。
映画デートには実は、恋愛初心者から玄人まで、幅広い層にとってのメリットが多数あるんです。まずはアンケート結果をもとに、〝映画デートのメリット〟を一挙紹介していきます。
デート中の話題になる
「映画の感想を語り合える」（20代・兵庫県）
「映画を観たあとの話題に困らないこと」（30代・岡山県）
「話題に困らない。自然と隣に座れるため距離が近づく気がする」（30代・徳島県）
「共通の話題ができること。感想を言いあうと相手の価値観を知ることができる。歩かないので疲れずにデートできる」（30代・東京都）
「映画を観てる間は会話しなくてもいいし、観たあとは共通の話題ができる」（30代・神奈川県）
「同じ空間で同じ作品を鑑賞し、感想を共有できる」（30代・埼玉県）
「映画後に感想を言い合えるから、付き合ったばかりでも会話に困ることがない」（30代・神奈川県）
付き合い始めやまだ関係が構築できていない段階だと、デート中の会話が続かなかったり、どんなことを話していいか悩んだりしてしまいますよね。ですが、映画デートであれば、映画終了後にお互いに感想をシェアして共通の話題で盛りあがれます。
さらにお互いの価値観も知ることができるので、相手への理解度も深まるのがメリット。〝同じ作品を同じタイミングで観た〟同士、作品がふたりの共通言語になってくれるのも嬉しいですね。
会話が苦手でも気にならない
「コミュニケーション下手でもうまくいきそう」（20代・兵庫県）
「コミュ障な私でも話さずにデートが出来る」（30代・新潟県）
「会話をしなくてすむ」（30代・東京都）
「付き合いの浅いカップルなら映画中話すさなくて済むし、終わってからも映画の感想という共通の話題ができる」（30代・東京都）
「喋らなくても時間を潰せる」（20代・東京都）
「映画に集中できるので会話をしなくてもいい」（30代・東京都）
「話さなくていい」（30代・神奈川県）
映画デート中は、二時間前後のあいだ無言でいても気まずくありません。トークの内容やリアクションに気を使うことなく、隣同士で並べるのも嬉しいポイント。口下手な人や、恋愛経験が少なく何を話したらいいかわからないという人にもうってつけです。
ただしこれは、時間いっぱい話して相手のことをどんどん知りたいという人にとって、デメリットにもなりうる部分。忙しいスケジュールの合間を縫ってデートをするのに、観終わったらもう終電時間だった…なんてことになると、「今日はほとんど話せずに終わったな」と感じてしまうかも。
まずはデート相手が恋愛に何を重視しているかを考えたうえで、問題がなさそうなら映画デートに誘ってみましょう。
時間をつぶせる
「時間潰しできる」（20代・熊本県）
「会話をしないで時間を潰せる」（30代・東京都）
「時間がつぶせる。会話しなくても大丈夫」（30代・長野県）
「長時間つぶせる」（30代・新潟県）
まる一日かけてデートをする場合などは、「次は何をしよう？」「どこに行けば楽しめるだろう？」と、プランニングに頭を悩ませてしまいがちです。その点映画デートであれば、座って体を休めつつもしっかり時間を使うことができますよね。
天候に左右されることもなかなかないので、デート中の時間つぶしにはちょうどいいといえるでしょう。映画館が点在しているような都市部であれば、スキマ時間に近くの劇場へサッと入ることができるかも。
距離が近くなる
「距離が近い」（30代・東京都）
「二人だけという感じがして、気分が盛りあがります」（30代・三重県）
「相手と近距離になれること」（20代・福井県）
「作品の内容で二人の距離が縮まる」（30代・長野県）
「観終わったあとにいい雰囲気になれる」（30代・奈良県）
「暗闇で手を繋ぐ」（30代・愛媛県）
物理的にも精神的にも、映画デートにはお互いの距離を近づけてくれるというメリットが。たいていの場合はふたり横並びで鑑賞することになるので、緊張して目が合わせられない… なんていう心配もありません。
どこか食事に行ったとしても、基本的には向かい合って座ることのほうが多いですよね。バーカウンターやカップル向けのソファなどを除き、いきなり真横に座る機会はそうないものですが、映画館なら自然と隣同士になれるはず。ワンランク上の特別シートが用意されている映画館もあるので、相手との距離感によってうまく使い分けましょう。
さらに、映画館内は照明が薄暗いことも多く、ムードも満点◎。彼の手にそっと触れたりしたら… と想像するだけでドキドキしてしまいそうです。
共通体験になる
「集中して同じものを観ることができる」（30代・北海道）
「一緒に映画を観られること」（30代・埼玉県）
「共通の趣味をたのしめる」（30代・茨城県）
「一緒のものを観て感想が言い合えるので、会話がある程度できること」（30代・新潟県）
「楽しさを共有できる」（30代・東京都）
一度世に出た映画は、よほどのことがない限り消滅することはありません。並んでふたりで観た映画は、ふたり共通の体験として、これからも話題に上がる大切な想い出になるでしょう。
いつかの未来で、「この映画、あのとき一緒に観たよね」「初デートで観た映画、続編が出るらしいよ」…なんて会話をする機会が訪れるかも？そんな未来を想像して、ふたりの今後に想いを馳せるのも楽しそうですね。
感想から相手の価値観がわかる
「感想などを言い合い、自分と相手の価値観を確かめ合える」（30代・富山県）
「感想を言い合うことで価値観がわかる」（30代・栃木県）
「相手の価値観を知れるかも」（30代・青森県）
「価値観が合うか分かる」（30代・新潟県）
観終わったあとに、「あの終わり方、どう思った？」「主人公と同じような経験ってある？」などの質問を投げかけることで、相手の過去や価値観を知るきっかけが作れます。ちょっとした感想の節々から、その人自身の考え方や人となりをより深く知ることもできるでしょう。
同じ映画にたいして、万人が同じ感想を抱くことはそうそうないはず。終わり方ひとつとっても、人それぞれの受け止め方や独自の解釈があるものです。それをシェアして語り合うことができれば、いっそうお互いのことをわかりあえるかもしれません。
ゆっくりできる
「のんびりできそう」（30代・東京都）
「ゆっくりできる」（30代・東京都）
「ゆっくりできる。そのあと感想を話せるので盛りあがる」（30代・千葉県）
「疲れない」（30代・神奈川県）
「天候に左右されない」（20代・大阪府）
映画デート中は、静かな場所でゆったりとシートに腰かけて、体を休められるというメリットも。長時間上映の超大作では腰が痛くなる人もいそうですが、基本的には、空調管理がなされた快適な空間で、体を休められることが多いですよね。
また、屋外のデートだと、天候に合わせて服のコーディネートやヘアスタイルを決めなければいけません。ですが、映画館デートは室内デートなので、その日の天候に左右されることがないのです。
動き回ることも少ないので、スカートやヒールなど思いきり女性らしいスタイルでデートできるのもメリット。自分が最高におしゃれをしている姿で好きな人に会えるのは幸せですよね。
デート先として選びやすい
「一番無難なデートコース。会話にもあまり困らない」（30代・埼玉県）
「初めてのデートにちょうどよい」（30代・北海道）
「目的があって誘いやすいし、観終わったあとの会話も多少は担保される」（30代・東京都）
「静かな雰囲気で、無理して話さず過ごせる。話題作りになるので、初デートに良い」（30代・埼玉県）
総合的に、初デートには映画がおすすめだと考える人が多いようです。二時間前後というほどよい時間、ふたりで並んで過ごせるというのはありがたいですよね。
もちろん、メリットはそれだけではありません。映画デートをするとなったら、作品選びやチケットの予約、上映時間の確認、その後ご飯を食べる場所の手配など、段取りのよさや気遣いをアピールできるポイントがたくさんあるのです。
逆にそれらの気遣いを相手にしてもらったとしても、スマートなエスコートを魅力的に思えそう。たかが映画デートだと思わずに、自分の魅力をさらに知ってもらうためのチャンスとして、相手を目一杯楽しませる気持ちで臨むと◎。デート前日に、「明日の映画楽しみにしているね」とLINEを入れておくのもおすすめです。
映画デートの8つのデメリット
映画館デートにはたくさんのメリットがあることがわかりましたが、デメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
良い一面もあればそうでない面もあるということで、デメリットについてもしっかり確認しておきましょう。
作品の好みが合わないことがある
「どちらかの好みに合わない映画だった場合に、気まずくなる」（30代・東京都）
「お互いの映画の趣味が合わない場合などがある」（30代・三重県）
「興味がない作品を観る可能性がある」（30代・大阪府）
「観たい映画が一致するとは限らない」（30代・神奈川県）
「映画の好みが合わないと、どちらかがつまらないと感じる映画を最後まで観ないといけない苦痛」（20代・大阪府）
「趣味が合わなかったら、最初から最後までほんとに楽しくない」（30代・福岡県）
「好みが合わないとつらい」（30代・新潟県）
なんといっても一番のデメリットは、〝興味のある映画が一致しないこともある〟という点です。服や食べ物の好みが人それぞれ異なるのと同じように、映画についても、好きなジャンルがまったく噛み合わないこともあるでしょう。
どちらかが相手に合わせるのもひとつの手ですが、二時間前後、興味のない映画を観続けるのはなかなかのストレスですよね。映画もタダではありませんので、お金を払ってまで微妙な映画を観ることにたいして、ポジティブな気持ちになれない人は多いはず。映画デートにおいては、鑑賞する作品のチョイスがとにかく大事だといえるでしょう。
上映中は会話ができない
「あまり話ができない」（30代・新潟県）
「二時間くらいは話ができないところ」（30代・東京都）
「会話ができない」（30代・広島県）
「上映中は話せない」（30代・徳島県）
「話したい人からしたら、映画を観ている数時間が苦痛に感じる。 お互いの表情などが見られない」（30代・埼玉県）
「拘束時間が長いので実質のデート時間が短くなること」（30代・岡山県）
時間がたっぷり確保できる休日のデートならともかく、仕事帰りの隙間時間などでどうにかデートをしているような人にとって、二時間前後の拘束時間は長く感じられるかもしれませんね。
映画にがっつり時間を使うくらいならば、ふたりでゆっくり話しながら食事をしたり、ほかのデートスポットに足を運んだりしたいという人もいるでしょう。こればかりは、相手の趣味やデートプランの希望をヒアリングしたほうがよさそうです。
映画がつまらなかったときに気まずい
「映画が面白くなかったとき、めっちゃきまずくなる」（20代・神奈川県）
「つまらない映画だときつい」（30代・東京都）
「内容がつまらないとショック」（30代・東京都）
「作品がつまらなかった場合、鑑賞後少し気まずい」（30代・埼玉県）
「映画がつまらなかったときや、相手との意見が合わなかったとき疲れる」（30代・富山県）
〝全米No.1〟とうたわれていたり、〝日本中が泣いた！〟と広告を打たれていたりしても、「本当に…？」と思わず顔をしかめてしまうようなつまらない映画もあるものです。もしも大切なデートで選んだ作品がいわゆる〝駄作〟だった場合、ふたりの雰囲気がちょっと悪くなってしまうかもしれません。
せっかくお金を払い貴重な時間を費やしたのに、感想にも困るような微妙な映画だったとしたら、作品を選んだ側や提案した人が気まずい思いをしてしまいます。あるていど、身近な人の評価や事前のレビューなどは参考にしておきましょう。
距離が縮まりにくい
「距離が縮まらない」（30代・三重県）
「肘当てが邪魔でくっつけない」（30代・愛媛県）
「仲が深まりにくい」（30代・茨城県）
「相手のことがわからない」（30代・山形県）
「二人の思い出度合いが薄い」（20代・東京都）
映画デートをしたところで、相手との距離が縮まらないと感じる人もいるようです。隣同士になれるとはいっても、肘あてがあって密着はできなかったり、上映中は会話ができなかったりなど、どんどん距離を詰めたい人からするとまどろっこしく思える部分も。
価値観の違いが浮き彫りになる
「観たあとの意見が合わなかったとき、価値観の違いですれ違いが起きそう」（20代・東京都）
「映画の好みがちがかったらキツい。あと感想を言い合うのも、価値観の違いを明確にする可能性があり若干怖い」（30代・東京都）
「価値観が違うと気まずい」（30代・栃木県）
価値観の違いを理由に別れるカップルは非常に多いです。感想をシェアして盛りあがれるのはメリットのひとつですが、そこで意見が分かれて言い合いになったり、価値観の違いを浮き彫りにされたりすると、デメリットに捉えられてしまうかもしれませんね。
とはいえ、価値観がすべて、何もかも一致する相手などそうそういないもの。価値観の違いはあって当たり前だと受け止め、ときには相手の考え方や感情を受け入れることも大事でしょう。
眠くなる
「お互い様観たいものじゃないと、寝てしまいそう」（30代・長野県）
「寝たら終わり」（30代・東京都）
「眠くなるときがある」（30代・新潟県）
「近くにいるから緊張する。つまらない映画の内容だと眠くなる」（30代・東京都）
暗闇の中で座り続けていると、ついつい眠くなってしまうという人もいるでしょう。ですがデート中に眠りこけている姿を相手に見られてしまうと、「自分とのデートがつまらないのかな…」と思われてしまうおそれが。
激しいアクションシーンが続く映画ならともかく、ゆったりとしたラブストーリーや、エモーショナルなシーンの多いヒューマンドラマなどを観る場合には、睡眠不足に注意ですね。
ラブシーンが気まずい
「ラブシーンが気まずい」（30代・奈良県）
「ラブシーンは気まずい」（30代・長野県）
少しでも恋愛要素が入ってくる映画だと、避けては通れないことも多いラブシーン。まだ付き合って日が浅く、そこまで進展していない間柄の男女が目にするには、少々刺激的すぎる描写が入る場合も。
いい刺激を受けて、二人の心がより恋愛モードに突入していければよいのですが…逆に気まずくなってしまい、恥ずかしさや不快感のほうが勝ってしまう人もいるでしょう。どうしてもラブシーンを避けたいという人は、映倫区分の観覧年齢制限などをチェックしてみると、あるていど作品をフィルターにかけることができます。
鑑賞マナーが気になる
「鑑賞中のマナーや、鑑賞後の感想でミスマッチがある」（30代・東京都）
「相手のマナーが悪いと一気に冷める」（30代・埼玉県）
「ポップコーンなどの咀嚼音に気を遣う」（30代・神奈川県）
映画デートではお互いの鑑賞マナーが気になってしまい、作品に集中できないこともありえます。自分が気をつけていたとしても、デート相手がマナー違反をしていたら、なんだか恋心も冷めてしまいそうですよね。
とくに、「これくらいなら大丈夫だろう」と自己判断してしまいそうな、〝周囲の人がやりがち〟なマナー違反には要注意。本編やエンドロール中にスマホを取り出し、明るい液晶画面で周囲に迷惑をかける人も少なくありませんからね。
もしもデート相手が、上映前に注意喚起がなされているようなマナー違反をした場合、お互いにこの人は〝ナシ〟だなと思ってしまうかも。それぞれが注意しつつ、気持ちよく鑑賞できれば今後の関係には影響ないでしょう。
映画デートにおすすめのジャンルは？
映画デートを成功させるためにはジャンル選びも大切です。どんな映画を観るかによって、映画後の雰囲気もがらりと変わるかも。
相手の好きなジャンルが分かっていれば問題ないのですが、わからない場合はどんなチョイスをするのが正解なのでしょうか。ここでは一般受けする、デート向きの映画ジャンルについてアンケート結果をまとめました。
アクション
「アクション。ハラハラするのを恋愛のドキドキと勘違いする」（30代・長野県）
「アクション。起承転結がはっきりしていてハズレが少ないから」（30代・埼玉県）
「アクション。好き嫌いが別れにくい」（30代・東京都）
「アクションとかコメディみたいなわかりやすいジャンルがいいと思います」（30代・大阪府）
「アクション映画。 感想が単純(すごいとかびっくりしたとか)で済むことが多いから」（30代・東京都）
「アクション系。意見のすれ違いがなさそうなうえに、楽しんで観ることができそうだから」（20代・東京都）
「アクション系。恋愛系だと気まずくなるシーンなどもありそうだけど、アクション系だと笑いあり涙ありみたいな感じだから」（30代・東京都）
圧倒的な支持を得たのは、老若男女に人気のアクション映画。映画館の大きなスクリーンで迫力満点のアクションを観れば気分爽快！ストーリーもシンプルでわかりやすいことが多いぶん、終わったあとのモヤモヤ感もそうありません。また、男性はアクション好きも多いので反応も良さそう。
アクション映画のドキドキ感は恋愛感情に似た、釣り橋効果という心理も働くようなので、デートにもぴったりです。
コメディ
「コメディ。当たり障りなくポジティブな気持ちになれるため。」（30代・千葉県）
「コメディ。楽しい気分になれるから」（30代・東京都）
「コメディ。二人で面白かったところを共有できるから」（30代・東京都）
「コメディ。笑い合えるためです」（30代・広島県）
「コメディだと二人で笑いながら観られて楽しい」（30代・愛知県）
「コメディ映画。全てのジャンルの中間に位置していそうだなと感じ、基本は泣いたり笑ったりできて両方が楽しめるし、終わったあとに会話が弾みそう」（20代・福井県）
せっかくのデートなら、ふたりが楽しんで観ることができるジャンルをチョイスしたいもの。コメディ映画は、深く考えずに観られることが多いので、デートの緊張感もほどけて自然と笑顔になれます。
コメディである以上ネガティブな要素はなかなかありませんが、少し下品なシーンが出る可能性も。下ネタや過激なギャグに気まずくなってしまいそうだと心配ならば、事前に作品の傾向を下調べする必要があるかもしれません。
恋愛系
「ハッピーエンドの恋愛もの。影響されて、良い方向に転ぶ気がする」（30代・徳島県）
「恋愛。おもしろい」（20代・宮城県）
「恋愛映画。気分が盛りあがるから」（30代・愛媛県）
「ラブストーリー、ホラー。2人の距離が縮まる」（30代・長野県）
映画館の薄暗い空間で観る恋愛映画はムード満点。ドキドキするシーンや、共感するタイミングも多いジャンルです。お互いにもっと恋愛したいと思う気持ちが強くなり、カップルとしてのよい雰囲気に結びつきやすくなります。
とはいえ、恋愛映画は苦手だというタイプの人も少なくありません。恋愛映画を希望する際は事前に相手に確認して、話を進めてみましょう。日頃から恋愛ドラマを追っているような人であれば、乗り気になってくれそうです。
アニメ
「アニメ。盛りあがれる」（30代・東京都）
「アニメ。無難で気まずくならない」（30代・山形県）
「アニメ」（20代・熊本県）
「アニメ。コミカル」（30代・茨城県）
近年の映画で人気となる大作はアニメ映画が多め。子供向けのものというイメージはもはや古く、老若男女問わず楽しめる作品もたくさんあるので、デートで選んだとしてもおかしくはないジャンルです。なかでも人気のディズニーやジブリ作品は、愛情や友情などをテーマにしたものばかりなので、観終わってからもほっこりとした気持ちに包まれます。
続編が多いものや子供っぽすぎるもの、マニアックで事前知識が必要なアニメ等は避けるようにして、その日の鑑賞だけでも楽しめる作品だと相手も喜ぶはずです。あるいは、〝実は気になっていたけど周りに好きな人がなかなかいなくて…〟というタイプのアニメを、お互い好きだった場合などは話が早いでしょう。
ファンタジー
「ファンタジー。感動出来るから」（30代・新潟県）
「ファンタジー。誰でも楽しめる」（30代・東京都）
「ファンタジー映画。リアクションをとりやすいから」（20代・兵庫県）
「ファンタジー系や心温まるストーリーは幸せをより感じられそうです」（30代・三重県）
ファンタジー映画の最大の魅力は、非日常感を味わえるところ。現実には存在しない架空の世界や魅力的な人物が出てきて、壮大かつロマンティックな展開が多いのも特徴です。そのおかげで自然とよい雰囲気が生まれ、ふたりの距離もグッと縮まります。
続編ものが多いジャンルなので、また一緒に観に行こうね！と次の約束ができるのも嬉しいポイント。
ホラー
「ホラー。恐怖を感じるときに隣に好きな人がいる安心感。 相手がどのくらい怖がりかもわかる」（30代・岐阜県）
「ホラーかアクション。ハラハラするほうがくっつけるから」（30代・青森県）
ホラー映画は好みが分かれるジャンルなので、苦手な人も多いでしょう。映画館で過剰な反応をしてしまったり、悲鳴をあげてしまうなど失敗談もあるようなので要注意。
あまりデート向きではありませんが、お互いがホラー好きで観たい映画がある場合は盛りあがるかも。特に夏場は、ホラーや怪談の映画が増えるので話題作も多くなります。どちらかが無理をしなくても済むような、初心者向けのホラー作品を選ぶのもひとつの手です。
ヒューマンドラマ
「大人な社会派の映画。相手の考え方を知れるから」（30代・新潟県）
「人間ドラマ」（30代・大阪府）（30代・東京都）
デートで観るには少々渋いイメージもあるヒューマンドラマ。根深い問題や社会派のテーマを題材にした作品も多いので、議論好きな知性派カップルにはおすすめです。
デートの雰囲気を盛りあげてくれるというよりは、作品を通して、それぞれの考えや主義を話すきっかけを与えてくれるでしょう。
サスペンス
「サスペンス。観たあとで話が盛りあがりそう」（30代・京都府）
「サスペンス。一緒に考察で盛りあがる」（30代・北海道）
推理力や洞察力が試されることも多いサスペンス映画では、「いつから犯人に気づいてた？」「あのトリック、どういう意味かわかった？」などの質問で盛りあがったり、お互いの考察を披露する機会が作れます。
洋画・邦画とわず話題になるようなサスペンスは、ネタバレ禁止令が出されるなど、実際に観るまで真相がわからないことも。二人で観にいき、秘密を共有する感覚を楽しむのも◎ですね。
話題の最新作
「そのときに注目されている映画」（30代・東京都）
「ドラマの続編など、ある程度内容がわかっていて両名ともに満足できそうな根拠があるもの」
新作映画は、世間でも話題になっていることが多いのでデートに誘いやすいのがメリット。また、旬の俳優さんの主演も多いので、観終わったあとに話題が尽きることなく盛りあがれます。
最近の新作だったらどれが観たい？と提案すれば、縛ることなく相手の好きなジャンルも把握出来るので一石二鳥。
ふたりで楽しめるジャンル
「ふたりの共通の好みのもの」（30代・茨城県）
「お互いが好きなジャンル」（30代・神奈川県）
「自分の好きなジャンル。相手と価値観が合うか確認できるから」（30代・富山県）
「それぞれが好きな映画のジャンルをみればいい。無理に興味のない映画を観ても面白くないため」（20代・神奈川県）
「それぞれの好みの映画を観ればいいと思います」（30代・東京都）
「相手も自分も好きなジャンルであること。 観終わったあとに話が盛りあがれるため」（30代・北海道）
作品選びは映画デート成功のカギを握る大事な部分です。それだけに、ジャンル自体で選ぶのではなく、ふたりがしっかり楽しめるかどうかを基準に作品を考えたほうがよいという声も。
片方が相手に合わせたり、無理をして付き合ったりし続けるのも、今後も長く付き合っていくのであれば辛い部分があるでしょう。お互いが心から楽しめそうな作品はどれなのか、もしも見つからない場合はそもそも映画デートをすべきなのかどうか、しっかり考えたうえで選択することも大事ですね。
映画デートを成功させる7つのポイント
映画自体は面白かったとしても、デートとして楽しめているのかは別の話。映画のジャンル決めに力を入れすぎて、それ以外のことが疎かになっていたら本末転倒です。
ここでは、映画デートを成功させるための、ポイントを7つ紹介します。
お互いに興味のある作品・ジャンルを選ぶ
「相手の好きな映画のジャンルを把握しておく」（20代・岡山県）
「ちゃんと、お互いが嫌いではないジャンルの映画を観る」（30代・北海道）
「一緒に笑って楽しめる内容の映画を観る」（30代・東京都）
「映画のチョイスを間違えないこと」（30代・新潟県）
「観たいジャンルをすり合わせる」（30代・神奈川県）
「お互いの映画の好みは最低限把握しておくことですかね」（20代・岡山県）
「お互いの苦手なもの(ホラーなど)は避けて、話題が作れそうな作品を選ぶ」（30代・埼玉県）
「簡単な内容の映画にすることと、深い仲になるまで感想を言いすぎないこと」（30代・東京都）
映画デートにおける最大のデメリット、〝お互いが観たい作品のミスマッチ〟を防ぐため、作品選びには最大限の気を使いましょう。現在上映中の作品一覧をシェアして、「この中だったらどれを観たいと思う？」と、まずは相手の好みをヒアリングすると◎です。
どうしてもお互いに観たい作品が一致しないという場合には、無理をせずにほかのデートに切り替えたほうがよいことも。作品がつまらなかったときに備えて、鑑賞後に気まずい雰囲気で帰らなくて済むように、近隣のおしゃれな店を予約しておくのもひとつの手です。
事前に作品の評価を確認しておく
「本当に面白いものだけ観る」（30代・東京都）
「相手の好みに合わせて、レビューの高い映画を選ぶ」（30代・京都府）
「内容を調べておく」（30代・長野県）
「事前にある程度評判の良い映画かどうか調べておくこと」（30代・埼玉県）
作品選びで失敗しないために、試写会の評判やレビューサイトの口コミなどを参照しておくと安心です。実際に鑑賞するまで一切のネタバレを踏みたくない…という人には辛いところですが、ときには、これもデート成功のためと割りきる必要がありそうです。
あまりにも辛口な評価をされている作品や、カップルで観るには気まずそうなシーンがある作品は避けて、なるべく楽しめそうなものを探してみましょう。
相手の好みの俳優やジャンルをリサーチし、合わせる
「相手の趣味の徹底リサーチ」（30代・北海道）
「自分の趣味を押し付けすぎない」（30代・福岡県）
「相手の好きなものを探る」（20代・宮城県）
「相手の好きな映画を聞き出す」（20代・神奈川県）
お互いが楽しめる映画を選ぶべき、という声が多かったいっぽうで、〝とにかく相手に合わせる〟派の声も目立ちました。「デート相手が喜んでくれるのならばなんでもいい」「相手に合わせることが苦じゃない」というタイプの人は、相手の希望に合わせて作品を選ぶとよいでしょう。
とはいえ…あまりにも合わせすぎてしまうと、デート相手が「気を遣わせてしまって悪いな」と罪悪感をおぼえたり、「この人には自分自身の意見はないのかな？」と不安に思ったりするかもしれません。自分なりに興味のもてるポイントを話題にしたり、終わったあとに感想を積極的に伝えたりなど、〝気遣いに気を遣わせてしまう〟ことがないよう気をつけて。
チケット購入やお手洗いなど準備を万全に
「チケットなどの購入をスムーズにする」（30代・東京都）
「趣味をすり合わせる。前売りを買ったほうが時間のロスがなくいいと思います」（30代・大阪府）
「席は事前に選んで買っておく、観る映画の情報を事前に仕入れておく」（30代・東京都）
「事前にお手洗いに行っておく！」（30代・東京都）
「映画前にトイレに行っておく」（30代・富山県）
映画デートを成功させるためには、スケジュールに沿ってスマートに動けるかどうかも重要です。映画館に着いたはいいが、その時間帯に観たい映画がなかったり、観たい映画があっても満席でチケットが取れなかったり… そんなシチュエーションは避けたいものです。事前にチケットを購入しておいたり、予約を済ませておくなど事前準備が大切です。
してもらって嬉しかったエスコートの中には、トイレに行っている間に飲み物やポップコーンを準備してくれていた、入場時や退場時、電気が暗めなので手をとって歩いてくれた、などの胸キュンエピソードも寄せられています。
短い時間だとはいえ、映画をより一層楽しめるような気配りを意識することも必要です。例えば、夏場の映画館だと館内が冷えすぎている可能性もあるため、ブランケットを準備しておいてくれるなど、自身の上着を膝にかけてくれる紳士的な男性もいるようです。
座席については、相手にどちらに座りたいか確認するなど、意見を聞いてみて合わせてあげると◎。エンドロール中に席を立たない、もし伝えたいことがある場合は耳元に囁くように静かに伝えるなど、自分たち以外の周りに対する配慮もできていれば完璧です。
鑑賞マナーを守る
「観る前にあるていど食べておく！ 静かな空間だからお腹鳴ると恥ずかしいし、映画中にくちゃくちゃ食べたり溢したりするのを見ると少し幻滅するから」（30代・新潟県）
「寝たりつまらなそうな態度は出さない」（30代・神奈川県）
「静かにしている」（30代・茨城県）
「映画を見ている間に寝ないよう、体調管理をすること」（30代・東京都）
劇場以外でも、大人として最低限のマナーを守ることは大切です。鑑賞マナーを守れているかどうかが、その人自身の評価を左右してしまうこともありえます。前日はしっかり眠り上映中にうたた寝をしないよう対策したり、デート前に軽く腹ごしらえをして空腹対策をしたりなど、自身でできることはしておくとよいでしょう。
仮に内容が面白くなかったとしても、あくびをしたり、寝てしまうなどの行為は絶対にNG。盛りあがっていた気持ちも興ざめしてしまいます。
女性はメイク直しなどの身だしなみチェックがマメな人も多いので、上映前後にさりげなく、お手洗いの時間をとれるよう動くのも◎。鏡をこまめに見て確認しつつ、上映中のトイレ対策もできて一石二鳥です。
相手の様子を気にかけつつ、ベタベタしない
「たまにチラ見する」（30代・東京都）
「落ち着いて近づきすぎないこと」（30代・栃木県）
「変に意識しすぎない（映画中は上映作品に没頭する）」（20代・福井県）
映画鑑賞中の表情を見ると、相手が本当に楽しんでいるのかが伝わってきます。同じタイミングで笑ったり泣いたりしているのは、価値観が近いという証拠。普段なかなか見ることのできないリアクションも確認できるので、新たな一面も発見できそう。
また、映画を観ながらそっと手をつながれてキュンとしたという女性は多いようです。また、怖いシーンやドキドキするシーンに自分から手をつないだという積極的な女性も。恋愛ドラマや映画でもよくあるシチュエーションとして人気のようです。
映画館でイチャつきすぎるカップルは正直微妙な存在ですが、手をつなぐくらいなら周囲から批判されることはないでしょう。
上映後に語り合う
「そのあとに話す時間を作ること」（20代・東京都）
「観たあとに感想を言い合えるかどうか」（30代・神奈川県）
「相手の感想を否定しない」（30代・茨城県）
「話の聞き手役に回ること」（30代・三重県）
上映後の感想シェアタイムは、先述の「映画デートのメリット」と「映画デートのデメリット」、両方で意見が挙げられており、人によって大きく受け止め方が変わる行動だといえるでしょう。
とはいえせっかく映画を観るのであれば、終わったあと、内容になにも触れずにスルーするのも不自然ですよね。価値観の違いを感じる発言があったとしても、そこで変に深追いしたり、相手の考えを否定したりしなければ問題はないはず。感想を言い合うことを恐れる必要はありません。
お互いの意見や感想を語り合い、映画デートの余韻に浸りましょう。
こんなときってどうしたらいいの？映画デートにまつわるQ＆A！
映画デートならではのお悩みがでてきたときの対処法を、ここではQ＆A形式でお答えします。
Q.すでに観たことがある映画を希望されたら、初めてだと嘘をついて行ったほうがいいの？
A.嘘はなるべく控えて、面白かったのなら〝おかわり〟鑑賞！つまらなかったなら、正直に「もう観た」と伝えて別の映画に誘導しよう
すでに観てしまった映画に誘われた場合、どのような対応をしたらいいのか悩みますよね。相手の希望に合わせたい気持ちとは裏腹に、二回観るほど面白くはなかった…という場合もあるでしょう。観てないふりをして嘘をつき通すのも、なんだか罪悪感がわいてきそうです。
ポイントは、あなた自身がその映画を「もう一回観てもいい」と思えているかどうかです。好きな人ともう一度観たら楽しそうだなと、前向きな気持ちを抱けるのならば、「実はもう観たんだけど、二回目も観たいなと思ってたんだよね！誘ってくれてありがとう、よければ一緒に行きたいな」とすなおに伝えましょう。
ヒットした映画は週ごとに変わる特典をつけられる場合もあり、リピーターがいて当たり前という風潮もあります。同じ映画を二度観に行くこと自体、とくにおかしい行動ではないのです。相手は気を使うかもしれませんが、あくまでも「自分も二回目を観たいから」と伝えることが重要ですね。
反対に、二回目を観るほどの映画ではないな…と感じた場合には、「このあいだ友達と観ちゃったばかりなんだ、ごめんね。でも一緒に映画は行きたいから、なにかほかにも観たいものがあれば教えてくれる？」というように聞き、さりげなくほかの作品で映画デートができるよう誘導してみて。
初見のフリをしてまで嘘をつき観にいくと、意外なところで嘘がバレてしまうかも。映画が二回目であることより、嘘をついていたと知られることのほうが問題になるでしょう。どのようなきっかけで嘘がバレてしまうものなのかは、こちらの記事でまとめています。
Q.相手の提案してきた作品をどうしても観たくない場合、どう断ればいい？
A.角が立たない言い方でやんわりと断りつつ、自分の好みや希望もあわせて伝えよう
作品やジャンル選びは映画デートの成功に大きく関わるといえど、そこを決めるのがもっとも大変な作業だと感じている人もいるでしょう。恋愛ものには興味がないのに相手がそれを観たがっていたり、アニメに全く興味がないにも関わらず、アニメ映画を観ようと誘われたり… 希望する作品やジャンルが一致しない可能性は、いくらでもあるものですよね。
まずは、相手の意見を真っ向から否定しないであげるという意識が大切です。これは映画の作品選びに関してだけでなく、これから先相手と向き合ううえで、コミュニケーションの基本としてとても大切な考え方になるでしょう。
「恋愛映画？いま人気の作品だよね！私も興味はあるんだけど、せっかくのデートだから、別れ話や喧嘩してるシーンがあったらちょっと複雑かも……！恋愛もの以外じゃダメかなぁ？」
「そのアニメ、前にちらっと観たことあるよ～！面白そうだけど、せっかくならちゃんと原作を読んでから行きたいかも。今回は別の映画でデートしたいな！」
というように、相手の話を肯定しつつ、理由と目的をしっかり伝えたうえで他の映画を提示してみてはいかがでしょう。〝あなたと映画には行きたいと思っている〟という意思が伝わるよう、できるだけ丁寧にフォローをいれてみて。語尾に〝かも〟をつけるなど、強い言いきりで否定するかたちにならないようにするのがポイント。
ただ候補を却下するだけで、代替案を出さずに受け身でいるというのもNGです。率先して意見を出したり、上映劇場や時間を調べたりなど、相手と同じくらいデートを楽しみにしているという気持ちを行動で示すと◎。
スマートに会話を広げる話術のテクニックについては、こちらの記事を参考にしてみてください。
楽しむ気持ちや相手への配慮を大切に
映画デートは距離も近く、少し暗めの室内なので緊張してしまうも人もいるでしょう。ですが多くのことを考えすぎてしまうと、一緒の時間を楽しむことよりも不安やプレッシャーが強くなってしまいます。深呼吸をして、なるべくリラックスをして緊張をほぐしてくださいね。
映画を観終わったあとは、できれば少し食事の時間を設けて、感想を伝え合うのがデートの鉄板コースといえそうです。お互いの考え方や気持ちを理解し合い、ふたりの仲がより一層深まるでしょう。映画を心から楽しむ気持ちや相手への配慮を忘れずに、素敵なデートを楽しんでください。
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