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2022.04.13

「胆力」の意味とは? 由来や使い方、「胆力」を養う方法を紹介

「胆力(たんりょく)」とは、「物事に対して臆したり、動じたりしない精神力」のこと。平常心を失うことがなく、どっしりと構えていられる能力はスポーツやビジネスシーンでも役立ちます。そこで今回は、「胆力」の意味や由来、使い方、「胆力」を養う方法などを紹介します。

「胆力」の意味や読み方とは?

「胆力」という言葉、正しい意味を知っていますか? 日常生活であまり使われる言葉ではありませんが、ビジネスの交渉やスポーツの試合などでは、重要な働きをする能力なのです。そこで今回は、「胆力」の意味や由来、使い方、「胆力」を養う方法などを紹介します。

意味や読み方

「胆力(たんりょく)」とは、「物事に対して臆したり、動じたりしない精神力」のこと。ピンチに直面すると、大抵の人は動揺したり尻込みします。逃げ出したくなったり、弱音を吐いたりしたくもなりますよね。そんなときでも平常心を失うことがなく、どっしりと構えていられる人のことを「胆力」のある人と表現します。

「胆力」の「胆」は、「胆汁」「胆石」と呼ばれるように内臓の一部という意味の他に、「度胸や勇気が生じるところ」という意味も含まれる文字です。

由来

「胆力」は、人間の臓器である「胆のう」に由来のある言葉。「胆のう」は、五臓六腑の一つで、肝臓でつくられた胆汁を濃縮して蓄える機能があります。また、中国の伝統医学の考えによると「胆のう」は、物事を決断し判断を下す働きを持つとされているそう。

「胆」の働きが低下すると判断力が鈍り、反対に「胆」の働きが活発になると肝が据わって正しい判断ができるようになるのだとか。このような考え方から、「胆力」が「精神力の強さ」を司るようになったと考えられています。

使い方を例文でチェック!

「胆力」は、日常会話では、「胆力を養う」「胆力を練る」というように使われることが多いです。基本的な使い方を例文で確認してみましょう。

(c)Shutterstock.com

1:胆力を養う

「胆力」は、「胆力を養う」と表現することも。「養う」には、「育て、蓄える」という意味があることから、高い精神力や人間性を努力しながら時間をかけて作り上げていくようなイメージをもちます。ただ単にキツく厳しい試練をこなしていくというよりは、自分自身に栄養を与えていくようなやり方です。

2:胆力を練る

「胆力を養う」と似た表現に「胆力を練る」があります。「練る」の意味は、「学問や技芸を鍛え、磨くこと」「さらに良いものにするために手を加えること」など。そのため、「胆力を練る」には、元から持っている才能や技術を反省し、修正を行いながら場数を踏むといったニュアンスが含まれているのです。

類語や言い換え表現とは?

「胆力」のように強い精神力を表す類語には、「度胸」「気骨」「肝っ玉」などが挙げられます。それぞれの意味や違いをチェックしてみましょう。

1:度胸

「度胸(どきょう)」とは、「気後れしない精神力」のこと。初めてのことでも果敢に挑戦できたり、目上の人にも臆せず接することができる勇気のある人のことを「度胸のある人」「度胸の据わった人」と表現します。「度胸」があるかどうかを試す「度胸試し」などもありますね。

・彼女は目上の人とも臆せず話せる度胸のある女性だ。

2:気骨

「気骨(きこつ)」とは、「自分の信念を守って、どんな障害にも屈服しない強い意気」のこと。しっかりとした自分のポリシーをもっていて、芯の強い人ということもできるでしょう。自分を曲げないという意味では、頑固・強情などとも重なりますが、「気骨」はポジティブな意味として使われる言葉です。

・気骨のある若者だと職場の上司から褒められた。

3:肝っ玉

「肝っ玉(きもったま)」は、「物に動じない精神力」のこと。もともとは「きもだま」と呼ばれていたのが変化して生まれた言葉です。「きもだま」は、「肝」と「魂」を指していたことが転じて、強い精神力を表すようになったとされています。

・私の姉は、若くして6人の子供を育てる肝っ玉母さんだ。

「胆力」を養う! トレーニング方法

「胆力」があることで、冷静に物事を判断し、粘り強く努力を重ねることができるなど、スポーツやビジネスシーンなどで様々なメリットも。ここでは、日常生活でできる「胆力」を養うトレーニング方法を紹介します。

(c)Shutterstock.com

1:知見を広げる

「胆力」を養うためにも、より多くの情報や知識を得て知見を広げてみましょう。視野が広がり、どんな場面でも動じない精神力や判断力を身につけられます。多角的な視点を意識できるようになれば、万が一トラブルが起きたときにも冷静に解決案を導き出すことができますよ。

2:目標を少しずつ高くしていく

「まあ、こんなものでいいかな」と思っていることはありませんか? 人は誰でも、物事に慣れてくると現状維持を優先してしまいがち。ですが、今の状態をキープしているだけでは、なかなか「胆力」は身につきません。強い精神力を身につけたいなら、向上心を持って物事に取り組むことが大切です。昨日より今日、今日より明日と少しずつ目の前にある目標をクリアしていくことでレベルアップしていくはずですよ。

英語表現とは?

「胆力」のように、強い精神力を表す英語表現にはどのようなものがあるのでしょうか? 「胆力」は英語で、「courage」。「courage」には、「勇気、度胸、勇敢」という意味があり、「have courage (勇気を持つ)」と表現することも可能です。同じように「勇気」を指す単語に「bravery」がありますが、こちらは行動の勇気を指し、「courage」は精神的な勇気を指します。

・have the courage of one’s convictions(自分の信念に基づいて行動する)
・pluck up courage(勇気を奮い起こす)
・He had the courage to live his life according to his own beliefs.(彼は勇敢にも自分の信念に従って一生を貫いた)

最後に

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「胆力」とは、「物事に対して臆したり、動じたりしない精神力」のこと。「胆」は、人間の臓器の一つ「胆のう」のことを指し、「度胸や勇気が生じる部分」とされています。「胆力」があることで、トラブルが生じたときに冷静に対処できるようになったり、一つの物事に集中して取り組むことができるなどのメリットも。ここで紹介したことを参考に、「胆力」を鍛えてみてはいかがでしょうか?

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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