「人の話を聞かない人」とは?
あなたの身の回りに「人の話を聞かない人」はいませんか? 職場の上司や部下、または自分の彼氏や夫がまともに話を聞いてくれない! と悩んでいる方もいらっしゃるはず。会社の上司が相手だと、なかなか指摘しづらいですし、彼氏や夫に対して注意したのに直らないこともありますよね。
どうしたら「人の話を聞かない」人と、上手くコミュニケーションがとれるのでしょうか? 「人の話を聞かない人」の攻略法を、一緒に考えていきましょう。
「人の話を聞かない人」の特徴とは?
「人の話を聞かない人」の性格や態度には、共通点が見られることも。ここでは代表的な特徴を3つピックアップして紹介します。身の回りの困った人を思い浮かべながらチェックしてみましょう。
1:せっかちな性格
「人の話を聞かない人」は、せっかちな性格であることも。こちらが真剣に話しているのに、急かすように「はいはい」と返事をしたり、「それってこういうことでしょ?」と勝手に結論を出してきます。このようなタイプは、人が話し終わるのを待つことが苦手なので、つい勝手に話を切り上げてしまうことも。
女性は、人と会話を重ねてコミュニケーションをとることを好む傾向があるのですが、男性は単刀直入に結論を知りたいと考える傾向が。せっかちで「人の話を聞かない人」は、男性に多くみられる特徴といえるでしょう。基本的に、人との会話のキャッチボールがめんどくさいと思っていることが原因であるかもしれません。
2:ぼんやりしている
せっかちなタイプとは反対に、いつもぼんやりしていて「この人ちゃんと話を聞いているのかな?」と心配になる人はいませんか? こちらが真剣に仕事の説明をしているのに「はぁ…」と生返事をしたり、うんうんと頷いてばかりで全く質問をしてこない人はざらにいます。
感情の起伏が少なくリアクションが薄いので、言っていることがきちんと伝わっているのか不安になることも多いでしょう。実際に、この前話をしたことと同じことを聞いてくるなんてことも珍しくありません。
3:自分の話ばかりする
中には、自分の話ばかりして相手の話を聞かない人もいますよね。相手の気持ちを考えないで、自分の自慢話をしたり、意見を無理やり押し付けようとする人は、自己中心的な性格といえます。常に会話の主導権を握っていないと気が済まないため、無理に話に割り込もうとすると機嫌を損ねることも。会社の上司や取引先にいると厄介なタイプです。
「人の話を聞かない人」の心理・原因とは?
コミュニケーションをとるのが上手い人からすると、人の話をまともに聞かない人は何を考えているんだろう? とイライラすることもありますよね。さっそくその心理を探っていきましょう。
1:興味がもてない
「人の話を聞かない人」は、そもそも人の話に興味がない可能性も。自分が興味のない分野の話やよく知らないことが話題に上がると「その話は興味ないしな」と思ってシャットアウトしてしまいます。その結果相手の話に上の空になってしまったり、空返事をすることも多くなるのです。
社会人なら大抵の人は、よく知らないことでも質問をして、関心があるように会話を繋ごうとするものですが、このタイプの人はそうしません。ある意味子供っぽい性格であるともいえるでしょう。
2:集中力がない
人の話を聞いたり会話を続けることは、意外と集中力やエネルギーを使います。心身ともに余裕がなければ、人の話にじっくりと耳を傾けることはできません。中には、自分のことで精一杯で人の話を聞いている余裕がないという人もいるでしょう。または、元々集中力がなく、対人関係が苦手な人も人の話を聞かない傾向があります。
3:人への思いやりが足りない
人の話を聞いたり、相手が話しやすいような雰囲気を作ってあげることは良好な人間関係を築くために大切なこと。相手への配慮がないということは、他人に対する思いやりがない人ともいえるでしょう。反対に「これをしたら相手は喜ぶかな」などと想像力を働かせられる人は優しい人です。「人の話を聞かない人」は、自分のことばかり考えているため、このような思考回路が持てないのかもしれませんね。
「人の話を聞かない人」への対処法とは?
会社の上司や彼氏など自分の身近な人が話を聞いてくれない場合、どうコミュニケーションをとればいいのでしょうか? 喧嘩やトラブルにならないためにも、前もって対処法を学んでおきましょう。
1:結論から話す
なかなか話を聞いてくれない上司には、まず結論から伝えることがポイント。特に男性上司の場合、話が長いとイライラしてきたり、話を遮って自分の意見を押し付けてくることも考えられます。上手く自分の意見や提案を伝えるためにも、先に結論を伝えたり、話の要点を絞って話すように心がけてみましょう。または、「少しだけお時間いいですか?」と前置きすることもおすすめです。
2:伝える場所を変えてみる
彼氏や夫がなかなか自分の話を聞いてくれない場合は、伝える場所を変えてみることも一案です。とくに会社から帰ってきた後に家の中で話をしても、相手も疲れていて話を聞く気になれないということもあるでしょう。休日で何も予定がない日や、彼の機嫌が良さそうな時を狙って、カフェなどで話をするのがおすすめです。大切な話をしたい時ほど、相手のコンディションがいいときを見計らいましょう。
3:最初に感謝を伝える
夫や彼氏がまともに話を聞いてくれないと、「もっとちゃんと聞いて!」と怒りたくなることも。ですが、感情をぶつけてしまうと、ますます真剣に向き合わなくなる可能性も考えられます。たとえ少しイラッとしていても、開口一番は「いつもおつかれさま」などと感謝の言葉から伝えてみましょう。まずは温かなムードを作ってみると、相手も話を聞いてもいいかな? という気持ちになるかもしれませんよ。
最後に
人の話を遮って自分の話ばかりするなどちょっと困った行動をとる、「人の話を聞かない人」。このようなタイプが身近にいる場合は、話しやすい環境を選んだり、結論から話すなどの会話のコツを覚えておくといいですよ。どうしても「人の話を聞かない人」に振り回されてしまうという方は、ぜひお勧めした方法を実践してみてはいかがでしょうか?
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