◆彼氏への気持ちが冷めた瞬間
まず「どんなときに彼氏への気持ちが冷めましたか?」と聞いたところ、このような回答に。
ダントツで第1位になったのは「大切にされていない」でした。「冷たくされた」「会いたいのに拒否された」といった瞬間に冷めてしまう人が多いようです。2位以下は「性格・価値観が違う」「マナーが悪い・非常識」と続きます。7位までにランクインしたものはすべて「彼氏の行動や性格が原因で冷めた」というケースでした。
1位:大切にされていない
「先に約束してた自分よりも、友達を優先されたとき」(20代・看護師)
「大切な話をしているときにスマホゲームを始めたとき」(30代・講師)
「他の女性を褒めて、私をけなしたとき」(40代・事務職)
「誕生日を祝ってくれなくなった」「体調が悪いのに気遣ってくれなかった」「返信がない」など、愛情が感じられない言動があったときに冷めてしまった人が多数。
2位:性格・価値観が合わない
「クールで大人っぽかった彼が甘えてきて、そのギャップに冷めた」(20代・デザイナー)
「自分の価値観とは正反対の意見を悪びれずに言われたとき。感覚が違うなと思いました」(30代・自営業)
「頼りなく感じたとき」(40代・パート)
「付き合う前のイメージと違って冷めた」「嫌な一面が見えて冷めた」といった意見が多数寄せられました。よく「情けない部分があっても多少なら可愛い」「価値観が違うのも面白い」という声も聞きますが、逆に冷めてしまうことも。
3位:マナーが悪い・非常識
「彼氏が5ヶ月ぶりのデートで3時間遅刻したのに謝らなかったこと」(20代・学生)
「タバコのポイ捨てや歩きタバコなど、マナーがなってない非常識な人間だと知ったとき」(30代・事務職)
「食べ方が汚くて、店員さんに横柄な態度をとったとき」(40代・パート)
特に多かったのは「食事のマナーが悪い」「店員さんへの態度が横柄」でした。食事のマナーが悪い人と一緒に食事をするのは不快だったり、店員さんに横柄な態度をとる彼氏に対して自分まで恥ずかしくなるという人も。
4位:金銭感覚の違い・借金
「デート代が1円単位で割り勘のとき」(20代・事務職)
「デート代を私が少し出すのは構わない。けれど神社に参拝したときに『さい銭がもったいない』と言って入れなかったので冷めてしまった」(40代・接客業)
5位:彼氏が自己中心的
「彼は連絡なしで平気で1時間以上遅刻する。なのに私が連絡入れて10分くらい遅刻したら、ものすごい勢いで怒られた」(30代・接客業)
「時間を考えずに連絡をしてくるとき」(40代・接客業)
6位:束縛される
「束縛されていると感じたとき。例えば交友関係を制限されたりすると冷めてしまう」(20代・フリーター)
「携帯を見られたとき」(30代・製造業)
7位:不潔だと感じた
「鼻をほじる姿を見たとき」(20代・事務職)
「毎日歯磨きをしていないことが判明したとき」(30代・自由業)
◆彼氏への気持ちが冷めたときにとりがちな行動
続いて「彼氏への気持ちが冷めると、あなたはどんな行動をとりがちですか?」と聞いたところ、このような結果に。
1位は「そっけない態度をとる」です。2位以下は「会う頻度を減らす」「連絡頻度を減らす」が続きます。大きく「彼氏との接触や関わりを減らす」タイプと、「一緒にいるものの態度が変わる」タイプに分かれました。
1位:そっけない態度をとる
「自分からは話しかけなくなる」(20代・大学生)
「顔を見たくないので、顔を見ないで会話するようになりました」(30代・接客業)
「必要最低限の会話しかしなくなります」(40代・事務職)
「冷たい態度をとる」「会話を続けようとしなくなる」「目を合わせない」などの回答が多く寄せられています。冷めているか、ついそっけなくなってしまうという人が多数。中には「相手が謝るまで口をきかない」「無視して不満を感じていると気づいてもらう」など、相手に変化を促したくてそっけなくしている人も。
2位:会う頻度を減らす
「予定を聞かれても『まだわからない』と言って会うのを避けます」(20代・接客業)
「毎週末デートしていたが、会いたくないのでわざと違う予定を入れる」(30代・歯科衛生士)
「『仕事が忙しい』などの言い訳をして、会う機会を減らす」(40代・経理事務)
会う頻度を減らし、お互いの気持ちが離れて自然消滅するのを狙っている人も。「仕事や他の予定を口実にデートを断る」という人が多数な一方、「会う頻度を減らしたい」と彼氏にはっきり伝えた人は少ない結果に。
3位:連絡頻度を減らす
「連絡をあまり返さない、電話に出ない」(20代・専門職)
「メッセージの返事が遅くなる」(30代・家事手伝い)
「連絡の回数を減らしました。大したことのない話でも連絡していたのが、必要なことだけを連絡するようになりました」(40代・営業職)
彼氏から電話やメッセージがあっても嬉しいと感じなくなり、連絡の優先順位が下がってしまうようです。「彼女が冷めてしまったのかな」と彼自身が気づくように行動しているパターンも。
4位:スキンシップを拒否する
「ハグされてもそっぽを向くなど、スキンシップを避ける」(20代・看護師)
「手をつながない、ハグを拒否する」(30代・事務職)
5位:連絡をとらない
「連絡先をブロックする」(30代・接客業)
「すべての連絡を絶つ」(40代・ヨガインストラクター)
6位:メッセージの書き方を変える
「連絡が来ても『はい』『いいえ』など、一言だけ敬語で返信する」(30代・接客業)
「メッセージの絵文字がなくなる」(30代・女性)
◆彼氏への気持ちが冷めたらどうするか
最後に「彼氏への気持ちが冷めたらどうしますか?」と聞いたところ、このような回答に。
1位は「しばらくは付き合う」です。「別れる」が1位でなかったのは意外ですが、実は「しばらくは付き合う」の中には「別れることを前提にしばらく付き合う」という人も多数いました。またランキングを見ると「話し合う」など関係を改善しようと積極的に努力する人が少数だということがわかります。
1位:しばらくは付き合う
「しばらくは惰性で付き合い続ける」(20代・人事)
「しばらく付き合って、自分の気持ちを確かめる」(30代・医療職)
「しばらくは付き合って、タイミングを見て別れる」(40代・専門職)
同じ「しばらく付き合う」という回答でも、その理由は大きく2パターンに分かれています。ひとつは「しばらく様子を見て、状況が改善するなら別れない」という人たち。もうひとつは「別れる前提で、別れのタイミングをはかるためにしばらく付き合う」という人たちです。
2位:早めに別れる
「気持ちは戻らないことが多いので、すぐに別れる」(20代・デザイナー)
「中途半端が嫌なのですぐに別れた」(30代・経理事務)
「気持ちの整理をした後、彼氏に伝えて別れます」(40代・フリーター)
冷めてしまった心が元に戻らないことを悟り、早めに別れを告げるパターンも。「気持ちが完全に離れてしまうと、連絡をとるのもおっくうになる」「長く付き合っていても、いいことがない」などの意見が見られました。
3位:話し合う
「話し合える相手であれば、話し合って良くしていくことも考える」(20代・学童指導員)
「自分の気持ちは伝える。何度も同じことをされたら、別れを検討するかもしれない」(30代・看護師)
「話し合いをしてみる」(40代・接客業)
冷めた気持ちを復活させて関係を続けるための積極的な行動ですが、「話し合っても解決しないなら別れる」と別れを選択肢に入れて話し合う人がほとんどでした。実際に「話し合ったけど結局ダメで別れた」という体験をした人が多く、話し合いで解決するケースは少ないよう。
4位:距離を置く
「別れずに少し距離を置いて、冷静に考える。相手の出方を伺う」(30代・専門職)
「しばらく距離をとって、自分自身の気持ちを冷静に分析してみる」(50代以上・CADオペレーター)
5位:自然消滅を狙う
「自然消滅を狙って連絡をとらないようにする」(20代・接客業)
「こちらから連絡をとらず、少しずつ疎遠になり自然消滅する方向へもっていく」(50代以上・事務職)
* * *
どれだけ大好きな彼でも、価値観の違いや非常識な行動、束縛などで一気に冷めてしまうことも。一度彼氏への気持ちが冷めてしまうと、「話し合いをするのも面倒」と考え、別れに向かって進む人が多いということがわかりました。
【彼氏への気持ちが冷めた瞬間ランキング】
調査対象:彼氏に冷めた経験がある人
調査日:2021年11月24日~26日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:女性500人
調査対象者の年齢:10代 9人/20代 175人/30代 213人/40代 79人/50代~ 24人
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