【目次】
・「思い通りにならない」とキレる人とは?
・「思い通りにならない」とキレる人の心理や特徴とは?
・「思い通りにならない」とキレる人への対処法とは?
・イライラしたときの改善方法とは?
・最後に
あなたの身の周りに「思い通りにならない」とキレる人はいますか? 職場の人や恋人、または家族など思い当たる人がいるかもしれませんね。今回は、そんな「思い通りにならない」とキレる人の特徴や対処法、イライラしたときの改善方法を紹介します。身近に当てはまる人がいる場合は参考にしてみましょう。
「思い通りにならない」とキレる人とは?
社会人であれば、思い通りにならないことや、理不尽なことに悩むことは誰にでもあるものです。大抵の人は親しい人に話して発散したり、仕方ないと折り合いをつけたりするものですが、中にはその場で怒りを爆発させる人もいます。
このようなタイプの人は、職場や学校でも自分勝手な行動をすることもあるため、周囲の人から怖いと思われてしまうことも珍しくありません。
「思い通りにならない」とキレる人の心理や特徴とは?
それでは、「思い通りにならない」とキレる人の、心理や特徴を具体的に解説していきます。
1:我慢ができない性格
「思い通りにならない」とキレる人は、我慢ができない傾向があります。相手が自分の思ったような態度を取らなかったり、気に入らないことがあるとすぐ口に出してしまうのです。「どうして○○じゃないんだ」と怒鳴ったり、気に入らない点をいちいち指摘しなければ気が済みません。とにかく自分が違うと思ったことに対して、我慢ができない性格といえるでしょう。
2:自分が正しいと思っている
「思い通りにならない」とキレる人は、いつでも自分の考えが正しいと思っています。そのため、他人が別の意見を出してきたり、自分の考えに賛成しないと途端に機嫌が悪くなります。自分の考えを曲げられない頑固な性格でもあるでしょう。他の意見を受け入れれば、自分が負けたことになると思っているため、たとえ自分の方が間違っていても無理に押し通そうとするのです。
3:完璧主義
「思い通りにならない」と怒ってしまう人は、完璧主義な面があります。はじめから終わりまで全てをきっちりと完璧にこなさなければ気が済みません。そのため、プロジェクトの途中で後輩がミスをして計画が崩れてしまうと、カッとなって怒鳴り散らします。また、とうに終わったことでも、いつまでも根に持って、ことあるごとに嫌味を言ってくる人もいるでしょう。
4:支配欲が強い
なんでも自分の思い通りにしたい人は、支配欲が強い傾向があります。自分の彼女や恋人をコントロールして、自分の言うことを聞かせたいと思っているのです。また、怒ることで相手へ恐怖心を抱かせて、自分が偉い存在だと思わせようとしている可能性も。なんでも自分の思い通りにしないと気が済まない、子供っぽい一面があるのかもしれません。
「思い通りにならない」とキレる人への対処法とは?
すぐにキレる職場の人や自分の恋人と接していると、こちらまでストレスを抱えてしまうことも。このような人とは、どのように付き合っていけばいいのでしょうか。対処法を紹介します。
1:適度に受け流す
思い通りにならない人の怒りは、適度に受け流しましょう。キレやすい人は自分勝手な理由で相手を叱咤します。あまりにも理不尽だと思うことには、正面から対処する必要はありません。怒られている時は正論に聞こえても、よくよく考えると筋が通っていないことも多々あるものです。その場で反論すると火に油を注ぐケースもあるため、上手く受け流しましょう。
2:相手のキレる理由を分析する
すぐ怒る人が職場や家庭にいる場合には、キレる理由を分析してみましょう。「プライドが傷つくとキレる」「仕事がうまくいかないとキレる」など、人によって怒る理由はさまざまです。相手がどんなことに対して怒るのかを理解しておけば、むやみにキレられることを回避することができます。なるべく地雷を踏まないようにすることも大人の対処法といえるでしょう。
3:ちょうどいい距離感をキープする
「思い通りにならないと」キレる人とは、ちょうどいい距離感を保つことが大切です。相手の近くにいると、こちらまでイライラした感情に流されてしまう可能性もあります。あえて距離を置くことで、「自己中心的なことを言っているな」と客観的に見ることができるはずです。
職場や学校にすぐキレる人がいる場合は、必要最低限のお付き合いに止めることも頭に入れておきましょう。当人も、周囲から人がいなくなれば自分の態度を見直すきっかけになるかもしれません。
イライラしたときの改善方法とは?
中には、自分自身が「思い通りにならない」とキレてしまうという方もいらっしゃるかもしれません。キレた後に後悔しないためにも、感情をコントロールする術を身につけておきましょう。
1:深呼吸する
相手に対して不満をぶつけそうになった時は、深呼吸するのがおすすめです。一度その場から離れて、歩きながら、ゆっくり吸って吐く呼吸を繰り返しましょう。深呼吸をすると、安心や安らぎをつかさどる副交感神経の働きが改善されるといわれています。怒っている時ほど、呼吸に意識を移して冷静さを取り戻しましょう。
2:自分だけの時間を作る
「思い通りにならない」ときは、不自由を感じている時でもあります。毎日仕事や家事に追われて、好きなことをする時間が取れないと心に余裕がなくなってくるものです。「最近、怒りやすくなっているかも…」と感じた時は、自分だけの時間を作ってみましょう。
寝る前の30分を読書やマッサージなどに当ててみたり、休日の午前中にカフェに行ってお茶をするのもいいかもしれません。「この時間だけは自分の自由だ」と思える時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
3:親しい人に相談し、客観的な意見をもらう
「思い通りにならない」ことで悩んでしまうなら、親しい人に相談してみましょう。家族や友人などに話して、客観的な意見をもらうのです。思ってもみなかった解決策が見つかるかもしれませんよ。また、感じている不満を言葉にして話すことで、自分の気持ちも整理され、「思い通りにならない」というジレンマが解消されていくでしょう。
最後に
「思い通りにならない」とキレる人は、自分の考えが正しいと思っており、たとえ自分に非があっても謝りません。自分の考えや価値観を他人に押し付けることもあると思います。
このような人の怒りは上手く受け流し、適度な距離を保つことが最善かもしれません。関係上それが難しい場合は、相手の怒るポイントを抑えておくことでトラブルを防ぎましょう。自分自身がすぐキレていないか見直して、円滑な人間関係を築けるといいですね。
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